山梨学院パブリシティセンター

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●大学生が政治や選挙を学ぶイベントを企画
~国会議員らも参加し、政策や選挙制度を討議~
~ネット選挙を中心とした選挙違反事項も紹介~

山梨学院大学法学部江藤ゼミナールは6月18日、山梨学院生涯学習センター講義室で政治や選挙について学ぶイベント「山学サミット~ネオ主権者たちによるパーティー~」を開催した。この催しは、「18歳選挙権」が施行されるのを前に、今後主権者となる高校生や大学生などを対象に実施。イベントでは、グループごとに分かれて、選挙に行く意味や理想の社会について議論を交わしたり、現職の国会議員と県議会議員が参加し、政治や選挙、政策に関する討論が行われた。また、ネット選挙を中心とした選挙違反事項の解説も行われ、今回の参院選から初めて有権者となる学生らは、熱心に耳を傾けていた。江藤ゼミの学生は「日本の未来をつくるのは政治家ではなく私たちです。政治家を選ぶということは、自分たちの未来を決めるということです。私たちは日本の未来を担う人であり、日本の未来をつくる人を選ぶ権利があります。その権利を有意義に使わなければいけません」と参加者らに語りかけた。
 
山梨学院大学法学部江藤ゼミナールでは、市民教育班の学生がゼミ活動として高校現場などで「18歳選挙権」をテーマに出前授業を実施している。出前授業では、選挙制度や国政と地方政治の違い、実際の投票方法などを講義し、選管から借用した本物の投票箱等を使用した模擬投票を行い、高校生の政治や社会に対する関心を高める活動を継続的に行っている。また、今年は山梨県選挙管理委員会から依頼を受け、今夏の参院選から「18歳選挙権」が適用されることを見据え、高校3年生向けの選挙ガイドブック(副読本)の制作にも携わった。(高校生のための選挙ガイドブック「みらいわたし」)
 
6月18日に企画された「山学サミット~ネオ主権者たちによるパーティー~」は江藤ゼミ市民教育班の学生が、今後主権者となる高校生や大学生などに対し、選挙や政治についての疑問などを学生目線で紹介・解決するべく企画された。当日は、大学生や市民など約30人が参加し、「選挙や政策の意義についての討議」「政策討論会」「選挙違反事項紹介」の3部制で進められた。参加者らは、まず5グループに分かれて、各グループで選挙に行く意味や理想の社会について、各自の意見を述べあった。各グループではそれぞれの立場から考えや思いが出され、時間が許す限り積極的な意見が交わされた。第2部では、政策討論会として宮川典子衆議院議員、望月利樹県議がパネリストとして登壇し、各自が考える政治や選挙、政策の在り方や所属政党の政策発表が行われた。また、安全保障や集団的自衛権、給付型奨学金についての討論が行われ、参加者らは各党の政策・方針、各議員の考え方などに耳を傾けていた。第3部では、ネット選挙における選挙違反事項の紹介・解説が行われ、分かりにくい注意点を図や絵などを使い説明し、参加者らはメモを取るなどして理解を深めていた。最後にイベントを総括し江藤ゼミの学生が「日本の未来をつくるのは政治家ではなく私たちです。政治家を選ぶということは、自分たちの未来を決めるということです。私たちは日本の未来を担う人であり、日本の未来をつくる人を選ぶ権利があります。その権利を有意義に使わなければいけません。きょうのパネリストのお二方の話にあったように日頃から社会に関心を持ち、政治に慣れ親しむことが大切です。選挙のために社会に関心を持つのではなく、日頃から自らの問題として考えることが大切です。また、選挙に行くだけでなく、投票後に政策が実行されているかしっかり見ていくことも大切です」と参加者に語りかけた。
文・カメラ(Y.Y)2016.6.20