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全国高校野球選手権山梨県大会 準々決勝
~山学高、準々決勝で富士学苑に快勝~
~吉松1安打好投、五十嵐再び先制勝利に繋げる~

「第98回全国高校野球選手権山梨大会」、準々決勝2試合が7月21日、甲府市・山日YBS球場で行われた。山梨学院高校は、午後1時第2試合に富士学苑高と4強を懸けて対戦した。昨日行われた準々決勝2試合では、東海大甲府高と帝京第三高が4強に進出している。試合は富士学苑高の先攻で始まった。山梨学院の先発は、初戦で投げた左の吉松塁投手(2年)。1死後四球を出したものの次の打者を併殺打に打ち取り、立ち上がりを無難にこなした。1回裏の山梨学院の攻撃は1番・土田佳武(3年)、2番・宮下塁(3年)が連続ヒットと4番・瀧澤虎太朗主将(4年)の死球で1死満塁のチャンスをつくると、前の試合に先取点を叩き出した5番・五十嵐寛人(2年)が再び左中間を抜く適時二塁打で走者一掃の3点を先取した。2回に1点を追加、3回には先頭の4番・瀧澤虎太朗主将(3年)が目の覚めるような右翼越えの本塁打を放った。その後も、相手投手の四死球と安打で得点を重ね、3番・知見寺代司(3年)が2死満塁から右翼フェンス直撃の走者一掃の三塁打を放ち試合を決定付けた。先発の吉松は、切れのある速球と変化球の緩急をつけ4回を1安打1四球の好投を見せた。11対0で勝利し、3戦連続の5回コールド勝ちを収め春大会に続き4強に名を連ねた。5年ぶり6度目の甲子園出場を目指す山梨学院高校は、23日(土)午後1時より山日YBS球場で日本航空高と準決勝戦を戦う。

初戦で16安打・19点、2戦目を21安打・28点で大勝。3戦目も打線が爆発した。この試合も相手の失策や四死球の多さもあったものの、山梨学院は、そつなく効果的に打線が繋がり、また投手の好投で投打のバランスが噛み合い、大差をつけ勝利し準決勝に進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合は富士学苑高の先攻で始まった。先発は初戦同様吉松塁投手(2年)。1球目は130kmの速球をストライクゾーンに投げ込んだ。先頭打者を投ゴロで仕留め、続く打者に四球を出したものの後続を併殺打に抑え無難な立ち上がり。1回裏の山梨学院の攻撃は1番・土田佳武(3年)、2番・宮下塁(3年)が連続安打、1死後4番・瀧澤虎太朗主将(3年)の死球で満塁。ここで前の試合で先制点を叩き出しチームに勢いをつけた5番・五十嵐寛人(2年)が打席に。5球目を見極め、左中間を抜く適時二塁打で走者一掃の3点をもぎ取り、再び先制点を叩き出した。2回にも安打と相手の失策で1点を追加。3回は先頭打者の主将の瀧澤が右翼席に打ち込む本塁打で口火を切ると、その後2点を加え、その後の2死満塁後には3番・知見寺代司(3年)が見透かしたように初球を振り切り、打球は右翼フェンスを直撃する適時三塁打で3点を追加、尚も続く4番・瀧澤が中堅手の上を越える適時二塁打を放ち1点を加えた。この回12人で5安打4四死球の繋ぐ打線で7得点を奪った。先発の吉松は4回を投げ1安打、1四球の緩急をつけた危なげのない投球で5回を宮内に譲った。宮内も3人で抑え、富士学苑に2塁を踏ませない継投で締めた。結局試合は11対0で3戦連続の5回コールド勝ち。ベスト4に駒を進めた。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
富士学苑 0 0 0 0 0         0
山梨学院 3 1 7 0 ×         11

※5回コールド

山梨学院
[投手]吉松4回→宮内1回 [捕手]五十嵐 
吉松 安打1 四死球1 三振3 
宮内 安打0 四死球0 三振0 
[打撃]安打10《本塁打1:瀧澤 三塁打1:知見寺 二塁打2:五十嵐1・瀧澤1》 
四球1 死球4 三振2 
[交代]吉松→(H)手島→(R・左)小林勇望  青野→(一)小林侃太 

試合後、吉田洸二監督は「良かったです。今日のポイントは吉松の立ち上がりと五十嵐の先制点です。打線があれだけ出来上がっていると後2試合思い切ってやれます。投手も十分に休ますことができていますので。航空さんは第2シードということで、うちは向っていくだけですので、逆に楽しみです。今までの負けられないというプレッシャーの中でやるのと、思い切って行くのとは全然違いますから」と爽やかな顔を見せた。
2試合続けて満塁の好機に適時二塁打で先制の3点を叩き出した五十嵐寛人選手は「しっかり準備が出来ていたので、その分ボールをしっかり見て自分のスイウングができたと思っています。7,8割変化球だろうと読んでいたので撃てました。チーム的にも調子は上がっているので、皆いろいろ自分でやることをやっているのがこの結果だと思います。航空との対戦は、今までの3戦とは違う感じになるとは思いますけど、しっかり準備をして臨みたいと思います」と冷静に話した。吉松投手の好投を引き出したことについて「彼が丁寧に投げると言っていたので、自分もそれに応えてしっかりリードしようと思った結果があのピッチングに繋がり良かったと思っています」と話した。
本塁打と適時二塁打でチームを牽引した瀧澤虎太朗主将は「狙ってはいなかったですけど、自分の好きなコース、インコースの真っ直ぐで思い切り振ったら入りました」と振り返った。3試合連続でコールド勝ちについては、「次の試合もそうなるとは限らないので、今までの試合を自信に繋げていきます。次からの試合も一戦必勝、目の前の試合を大事に戦っていきたいと思います。自分たちが自信を持てるほど、冬の練習をしっかりしてきてチーム全員がそのことを感じているので、それがいい結果に繋がっていると思います。相手は力がありますけど、力まず今まで通りやって行こうと思います。しっかり航空高の投手を見て対策をして、早いうちに点を取れたらいいと思います」と謙虚に話した。

準決勝は7月23日(土)午後1時、甲府市・山日YBS球場で日本航空高と決勝を懸けて対戦する。5年ぶり6度目の甲子園は目の前。後2戦気を引き締め、一丸となり勝利をたぐり寄せる。

文(K.F) カメラ(藤原勇) 2016.7.21