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全国高校野球選手権山梨県大会 準決勝
~接戦を予想された日本航空を7回コールド~
~明日の決勝戦、全てを結集一丸で戦う~

「第98回全国高校野球選手権山梨大会」、準決勝2試合が7月23日、甲府市・山日YBS球場で行われた。山梨学院高校は、午後1時15分、第2試合に日本航空高と対戦した。
第1試合では東海大甲府高が決勝に進出した。試合は、日本航空高の先攻で始まった。山梨学院は、この大会2度目の先発左の宮内大河投手(2年)がマウンドに上がった。1回表、テンポよい投球で3者凡退の立ち上がり。裏の山梨学院の攻撃は、先頭打者の土田佳武(3年)が四球を選んだが、2番・宮下塁(3年)の遊撃ライナーが併殺打となり、好機を逸した。山梨学院打線は2回も相手エースの片岡優太投手の130km後半の速球と切れのある変化球を崩せず3者凡退に終わった。3回、相手失策で出た走者を1番・土田佳武の右前安打で走者1・3塁に2番・宮下塁が放った右翼飛球を相手右翼手が見失い適時三塁打となり幸運な2点を先制した。続く3番・知見寺代司(3年)が左翼手越えの適時二塁打で1点を追加、相手に動揺を与えた。山梨学院ベンチは好投していた宮内を4回1死後に栗尾勇摩に(2年)に変え相手打線を封じた。打線は4回に1点・5回1点・6回にも2点と打線が繋がり7対0にし、7回は栗尾が二塁打を浴びたが、相手の焦りも呼び無得点に抑え、7回コールドが成立。4戦連続のコールド勝ちを収め決勝戦に駒を進めた。5年ぶり6度目の甲子園出場を目指す山梨学院高校は、24日(日)午後1時より山日YBS球場で東海大甲府高校の3連覇を阻止し夏の甲子園出場の切符を手にする。

初戦で16安打・19点、2戦目を21安打・28点で大勝。3戦目も10安打11得点。準決勝までの3試合で計47安打58得点の脅威の打撃ですべて5回コールドと、勝ち上がった。この準決勝は、このところ分の悪い日本航空高との対戦だが山梨学院の今大会の戦いぶりから接戦が予想された。試合は2回まで日本航空高の好投手片岡優太(3年)の前に打線が沈黙したが3回から相手のミスも絡み、山梨学院は、繋がる打線にベンチの采配、投手のリレーとことごとくバランスが噛み合い山梨学院の成長ぶりが見られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合は、日本航空高の先攻で始まった。山梨学院は、この大会2度目の先発左の宮内大河投手(2年)がマウンドに上がった。1回表、テンポよい投球で3者凡退の立ち上がり。裏の山梨学院の攻撃は、先頭打者の土田佳武(3年)が四球を選んだが、2番・宮下塁(3年)の遊撃ライナーが併殺打となり、好機を逸した。山梨学院打線は2回も相手エースの片岡優太投手の130km後半の速球と切れのある変化球を崩せず3者凡退に終わった。3回、相手失策で出た走者を1番・土田佳武の右翼前安打で走者1・3塁にすると2番・宮下塁が放った右翼飛球を右翼手が見失い、それが適時三塁打となり幸運な2点を先制した。それを好機と見た続く3番・知見寺代司(3年)が左翼手越えの適時二塁打で1点を追加、相手に動揺を与えた。山梨学院ベンチは好投していた宮内を4回1死走者1塁に置いて栗尾勇摩に(2年)に変え、相手打線を封じた。打線は4回裏にも先頭打者5番打撃好調な五十嵐寛人(2年)が左翼フェンス直撃の二塁打を放つと6番・松尾孝太(2年)の代打西村航(3年)の適時打中前安打で1点を加え、さらに5回にも2連続安打に相手投手の暴投を誘い1点を追加。6回には、先頭の五十嵐と7番・小林侃太(2年)の安打で走者1・3塁、続く8番・栗尾は2球目に意表をつくスクイズを決め、手堅く1点を加えた。さらに次の広瀬巧真(2年)が右翼線の適時二塁打で得点し、6回を7対0で終了。次の7回表を無得点に抑えれば、山梨学院のコールド勝ちが成立する。7回栗尾投手は1死後に二塁打を浴びたが、次の打者の中堅飛球でタッチアップした二塁走者が3塁封殺され、試合終了。試合前接戦を予想されたが山梨学院は、日本航空の片岡、西角両好投手を打線が攻略し、投手の無失点完封リレーと投打が噛み合い7回コールドで勝利した。4戦連続のコールド勝ちを収め決勝戦に駒を進めた。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
日本航空 0 0 0 0 0 0 0     0
山梨学院 0 0 3 1 1 2 ×     7

※7回コールド

山梨学院
[投手]宮内3回1/3→栗尾3回2/3[捕手]五十嵐 
宮内 安打4 四死球0 三振1 
栗尾 安打3 四死球1 三振4 
[打撃] 安打10《三塁打1:宮下 二塁打3:知見寺1・五十嵐1・広瀬1》 
四球1 三振5 
[交代] 松尾→(H・右)西村 土田→(左)小林勇望  

試合後、吉田洸二監督は「今日、強敵相手に打てたということが練習の成果だと証明できました。明日は横綱相手なので全力でぶつかります。勝っても負けても突撃山学の気持ちで」と穏やかな表情を見せた。栗尾投手の変え時について「予定通り。4回の5番打者から変えるからと言っていたので、はまりすぎで怖いです」と笑顔で話した。相手のミスによる失点後に適時二塁打を放った知見寺代司選手は「もう1点押し込むことによって、ダメージを大きくすると思ったので、あそこが勝負どころと、浮いた球を狙っていたのでそれがしっかり捉えることができ良かった。明日は向っていくだけで自分たちは失うものはないので、チャレンジャーとして全力で挑みます」と意気込んだ。瀧澤虎太朗主将は「今まで自分たちがやってきたことで運を味方につけ先制できました。明日の決勝は王者なので、今まで通りの自分たちの野球をして全力で戦ってきます。目標は優勝です」ときっぱりと宣言した。

試合後、美しい光景を目の当りにした。戦い終えた日本航空高校が選手のために必勝を祈願した千羽鶴を山梨学院高に持ち寄り、『自分たちのためにも甲子園へ』の思いを込め必勝を託し、山梨学院野球部員に手渡した。互いにエールを交換した後、日本航空高、山梨学院高の両部員全員が記念写真に納まり、互いに健闘を称えた。

決勝は明日7月24日(日)午後1時、甲府市・山日YBS球場で3年連続夏の甲子園を狙う東海大甲府高と対戦する。山梨学院高は5年ぶりの決勝戦。低迷した辛い時期を超え、この日のために厳しい練習を積み上げてきた集大成を明日の決勝戦で見せる。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2016.7.23