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2016インターハイに賭ける!第3回
~ホッケー部、2年連続3位から頂点を目指す~
~ソフト女子、テニス女子ベスト8以上を狙う~

平成28年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)「2016情熱疾走 中国総体」が7月28日から8月20日にかけて岡山県岡山市を中心に中国地方(岡山、鳥取、島根、広島、山口、和歌山《平成36年まで固定開催》)で開催される。山梨学院高校からはホッケー部男子、ソフトボール部女子、テニス部女子の3団体と陸上・ボクシング、空手道・テニスなど個人11人(重複選手あり)の生徒が出場する。(なお、水泳競技は、23~25日の関東大会終了後に出場者が決定する)。山梨学院ニュースファイルでは3回に分け、インターハイに懸ける出場選手の意気込みを伝える。第3回目は、ホッケー部男子、ソフトボール部女子、テニス部女子、女子テニス個人を紹介する。連日30度を越える暑さの中、選手たちは本番の日に照準を合わせ、最後の調整に打ち込んでいる。

◆ホッケー部男子
団体競技ホッケー部男子は、一昨年、前回大会は3位に終わり今回は雪辱を懸け優勝を狙う。6月の関東大会で3年ぶりの優勝を果たし、8年連続のインターハイ出場権を獲得した。部員たちは、連日暑いフィールドで汗を流し調整を続けている。橋本岳樹主将は「一昨年、昨年と3位で終わっているので1戦1戦勝ちにこだわり、まず先輩方の記録を超し、優勝できるようチーム一丸となり頑張ります」と闘志を燃やす。しかし関東大会で見えた課題もあった。「まずは試合の雰囲気に飲まれず先制点を取られないようにしたい。イージーミスをなくし暑さに負けない体力を付け、よりハードワーク、決定力の上積みを図る」と改善点を挙げた。心配するのは、インターハイ会場は普段の練習している人工芝ではなくボールの滑りが重い天然芝。それをいかに克服するかが鍵となる。登録選手15人の試合は、第4シードの4戦目、7月31日、コカ・コーラウエストスポーツパーク陸上競技場(天然芝)で和歌山県立箕島高校と愛知産業大学工業高校の勝者と対戦する。8月3日に決勝戦が行われる。

◆ソフトボール部女子
ソフトボール部女子は、県内強豪校として全国選抜大会に9年連続15回の出場を果たし最高準優勝するなど実績を残しているが今年3月の大会では10年連続の記録が途切れた。夏のインターハイは、今年6月に行われた県予選決勝で帝京第三高に終盤追いつき、粘り強さを身につけ、逆転で勝利し2年ぶり18回目になる出場権を獲得した。インターハイではベスト8が最高。今年こそその上を目指して休日を返上、練習に取り組んでいる。小林有紗選手(3年)は「まだ、チームとしても個人としても甘い部分や隙があるので選手一人ひとり自分自身に厳しく生活し、徹底して改善し本番に臨みたい」と技術より精神的課題を挙げた。3年生4人、2年生10人とマネージャー1人で編成された若いチームだけにスローガンになっている“我武者羅”にバッテリーを中心に打に、守りに、来たボール1球に懸命に喰らいついていくプレーでベスト8以上に最高成績を目指す。「一戦一戦を大事に1勝でも多く勝てるように頑張り、ソフトボールができることに感謝し、応援してくださっている方々に恩返しできるように、また、山梨県の代表として誇りを持ってプレーします」と小林主将は話した。山梨学院高ソフトボール部女子の第1戦は、7月30日広島県尾道市御調ソフトボール球場で香川県代表県立高松南高と対戦する。

◆テニス女子団体戦《伊藤奈波(2年)・猪俣莉々花(2年)・八代彩花(2年)・狐塚理子(1年)・清水遥(1年)》
昨年出場したインターハイは初戦敗退。悔しい思いを胸に雪辱に燃えている。昨年は2度の全国大会を経験し、メンタルの弱さが課題として残った。県大会で優勝しても5人の団体選手(前列右・狐塚、右・清水、後列右・猪俣、中・伊藤、左・八代)はボールに対する執着心が足りなく諦めが早いという課題を見つけ、技術、精神的な強化に努めてきた。伊藤奈波(2年)団体主将は「今年は戦力になる1年生も入り、昨年よりもさらに上を目指せるチームだと確信しています。県はあくまでも通過点として、インターハイという全国の舞台で通用するチームになれるようスローガンである“切磋琢磨”を掲げ、1戦必勝で頑張ります」と意気込みを語った。さらに「1回戦突破を目指すのではなく、常に上を目指し山梨学院の名前を残したいです」と決意を述べた。テニス女子団体1回戦は、島根県・松江市営庭球場と安来運動公園庭球場で8月2日から7日の期間で行われる。

◆女子個人ダブルス戦(猪俣莉々花・狐塚理子) ◆女子個人シングルス(狐塚理子)
昨年の大会では、団体戦と同様初戦敗退したダブルスに2年連続する出場する猪俣莉々花選手(2年)は「昨年は自分のプレーを出し切れずとても悔しい思いをしたので今年は緊張に負けず、1戦1戦精一杯戦います。今年は1年生と組むので自分が引っ張り、それぞれのベストプレーができるように頑張りたい」と話した。目標はベスト4以上。現在、課題のポーチの動きがスムーズに出られるように最後の練習に励んでいる。(ポーチとはダブルスで自分のパートナーに向って打たれたボールをカットして相手コートに打ち返すショット)
パートナーの狐塚理子選手は「関東大会ベスト4の結果を自信にして2人で力を合わせて1戦1戦を勝ち抜きたいです。単純なミスを減らし、試合中の精神的な上げ下げがないようにメンタルの強化を図り、本番では最低でもベスト8に残りたいです」と目標を挙げた。ダブルス1戦目は、京都外大西高と対戦する。また、シングルスにも出場する狐塚理子選手は「自分の得意なパターンでポイントを奪い、相手そして自分と戦ってきます」と強い決意を言葉にした。狐塚選手の第1戦は、福岡・柳川高校の選手と対戦する。

7月23日~25日まで茨城県ひたちなか市・笠松運動公園屋内水泳プールで行われたインターハイ予選を兼ねた「関東高校水泳大会」で山梨学院高の石川悠大選手(2年)が男子200m個人メドレー、長田諒選手(2年)が男子1500m、瀬賀楓佳選手(3年)が全国大会の標準記録を突破。女子400mリレー・800mリレーの藤本江里香(3年)・伊藤理乃(3年)・石川七瀬(2年)・望月みく(1年)・久保田瑠菜(1年)のリレーチームも標準記録を突破した。その結果、男子2名、女子6名がインターハイの出場権を獲得した。競技は8月17日~20日、広島市総合屋内プールで行われる。これで山梨学院高校からインターハイ出場は選手52人(選手団計62人)となった。

高校生のスポーツの祭典、インターハイ「2016情熱疾走 中国総体」が7月28に始まる。大会のスローガンは、「美しく咲け 君の笑顔と努力の華」。勝っても負けても日々の練習の成果を精一杯出し切る、高校生らしいひたむきな姿が感動を呼び起こす。全国から集まった高校生アスリートたちが重ねた努力の後に笑顔が咲き誇る。

文・カメラ(K.F) 2016.7.27