第98回全国高校野球選手権大会壮行会
~チームも応援も全校で日本一を目指す~
~35校の思いを背負い全力でプレー~
山梨学院高校は7月28日、「第98回全国高等学校野球選手権大会」に5年ぶり6度目の出場を決めた野球部の壮行会が山梨学院高体育館で開かれた。吹奏楽部が演奏する甲子園の大会曲「栄冠は君に輝く」演奏に合わせ、全校生徒約1000人が手拍手で迎える中、真っ黒に日に焼けた部員ら73人が壇上に上がった。挨拶で山内紀幸校長は「勝利とは己に勝つことである。自らの弱さ向き合って、厳しいトレーニングを誰一人脱落することなくやってきました。その己に勝つということをやり終えたその時、壁を乗り越えました。山学ビッグウエーブを甲子園で起こしてください。そう願っています」と激励。生徒を代表して、塩谷智子生徒会長は「山梨学院創立70周年という節目に甲子園出場を決めた野球部の皆さんを誇りに思います。甲子園でも今の勢いを止めることなく一戦一戦全員で戦いチームも応援も日本一を目指しましょう」と激励の言葉を述べた。続いて生徒全員で折った千羽鶴と花束が瀧澤虎太朗主将と椙浦光副主将に贈られ、瀧澤虎太朗主将が「自分たちは山梨県代表として敗れてしまった35校の思いも背負って全力でプレーしてきたいと思います」と甲子園での健闘を誓った。応援団・チアリーダー部・吹奏楽部を中心に校歌斉唱が行われ、吹奏楽部が演奏する「突撃のテーマ」に合わせ全員の手拍子で、山梨学院高野球部を甲子園へ送り出した。選手たち一行は8月1日に甲子園に向け出発。4日に大会組み合わせ抽選会が行われ、7日に開幕する。
吹奏楽部の演奏する甲子園の大会曲「栄冠は君に輝く」に合わせ約1000人の生徒と教員の手拍子に迎えられ、瀧澤虎太朗主将を先頭に真っ黒に日焼けして逞しくなった登録メンバー18人とベンチ入りを果たせなかった選手計69人、マネージャー、吉田洸二監督、田中信幸部長ら73人が壇上に上がった。挨拶に立った山内紀幸校長は「勝利とは己に勝つことである。自らの弱さ向き合って、厳しいトレーニングを誰一人脱落することなくやってきました。その己に勝つということをやり終えたその時、壁を乗り越えました。本校の野球の球史、山梨県の野球の球史の壁を乗り越えるために、勝利とは自らに勝つこと。それを今までも実践し、これからも実践していって欲しいと思います。山学ビッグウエーブを甲子園で起こしてください。そう願っています」と全選手を激励した。続いて来賓の山梨県高等学校野球連盟淺川英三会長が「県勢は過去の大会で甲子園の決勝の舞台に進めてないのでぜひ決勝に残り、そして深紅の優勝旗を山梨に持って帰る歴史を作ってもらいたい」と激励。次に朝日新聞社甲府支局河原理子総局長が「山梨学院のチームの皆さんが決勝戦の球場に入ってきた時、とてもいい顔をしていました。これから向う甲子園はとてもとても素敵なところです。何万人者の目がグラウンドを見ています。そこに立つことができるだけでとてもうらやましいことです。プレッシャーに負けないで最後の最後まで負けない日本でただひとつのチームになってください」と挨拶した。続いて中村浩一本校PTA会長・野球部後援会長は「甲子園の開幕まで後10日となり、これから新しいことを身につけるということはないでしょうが、今まで吉田監督の指導のもと積み上げてきたことを120%発揮できるように体調を整え、初戦突破に向けて頑張って欲しいと思います」と激励の言葉を述べた。
応援する生徒を代表して生徒会の塩谷智子会長は「山梨学院創立70周年という節目に甲子園出場を決めた野球部の皆さんを誇りに思います。選手の皆さんは甲子園出場という夢を決して諦めることなく、ついに勝ち取った山梨県優勝、そして甲子園出場です。私たち全校生徒の応援もどこにも負けない盛り上げを見せ、選手を後押しできたと思います。甲子園でも今の勢いを止めることなく一戦一戦全員で戦いチームも応援も日本一を目指しましょう」と激励。次に田中伸幸部長が大会規定でベンチに入れる18人のメンバーを紹介した。チームを代表して挨拶に立った吉田洸二監督は「ここにいる選手が私を救ってくれました。この夏は選手に感謝し、悔しさを忘れず全力で頑張りたいと思います。70周年の記念の年に甲子園に行けて良かったと改めて思いました。甲子園は全国の勢いのある学校が集います。私たちも一生懸命頑張りますが、後押しをお願いします。」と挨拶した。引き続き、必勝を祈願して生徒全員で折った千羽鶴と花束が瀧澤虎太朗主将と椙浦光副主将に贈られ、それに応えて瀧澤虎太朗主将は「山梨学院は一つになって1戦1戦戦えたと思います。応援が自分たちの力になって優勝することができました。甲子園という場所は自分たち高校球児にとって憧れの場所でありどの高校球児もそこを目標にして日々練習をしています。自分たちは山梨県代表として敗れてしまった35校の思いも背負って全力でプレーしてきたいと思います」と甲子園での健闘を誓った。最後に応援団の田中ともかさん、深澤菜月さんの音頭で、チアリーダー部・吹奏楽部を中心に、生徒全員で校歌斉唱、「ビッグウエーブ」の曲に合わせ壮行を行った。吹奏楽部が演奏する「突撃のテーマ」に合わせ全員の手拍子で、山梨学院高野球部を甲子園へ送り出した。
選手たち一行は8月1日甲子園に向け出発。4日に大会組み合わせ抽選が行われ、7日、開会式後に第1試合が行われる。涙の猛練習に耐えた選手の5年ぶり、夏の甲子園での熱い戦いが始まる。
文(K.F)カメラ(平川大雪)2016.7.28