山梨学院パブリシティセンター

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山学短大の地域連携研究センター事業
~「シニア世代の手作り料理教室」開催~
~「中華点心」の調理に食物栄養科の学生が協力~

山梨学院短期大学はこのほど、同短大の地域連携研究センター事業の一環として「シニア世代の手作り料理教室~作って楽しい・おいしい中華点心~」を開催した。初回の昨年は、山梨の郷土料理「おざら、ほうとう」を取り上げ好評だったため、今年は参加者の要望を取り入れ、中華点心の料理教室となった。今回は40代から80代まで52人が参加。中華料理を研究テーマの一つにしている同短大の依田萬代食物栄養科教授が中華点心の歴史や作り方を説明した。その後に今回のメニュー、「中華点心の餃子・包子(饅頭)・開口笑(揚げドーナツ)・杏仁豆腐」を短大の食物栄養科の学生20人とともに数人のグループに分かれ料理に取り掛かった。それぞれ餃子や饅頭の生地づくりから始め、中に入れる具をレシピを参考に、学生に手伝ってもらいながら調理した。出来上がった4種類の中華点心料理を各グループでおいしそうに試食した。山梨学院短大では地域連携研究センター事業として、次回も引き続き開催するとしている。

山梨学院短期大学が進める地域連携研究センター事業の一つ「研究会・研修会、会場提供等による地域連携・貢献活動」の中の同短大が企画・実施する研修会事業として昨年初めて「シニア世代による伝統料理教室」を開催、好評を博した。地域連携研究センターでは、山梨県の高等教育機関として地域社会の課題解決や新たな地域社会の創造に向け、研究・研修・人材育成などの活動を通じて、地域社会に寄与することを目的に地域連携・地域貢献活動を展開するものとしている。

昨年の参加者から中華料理の作り方の要望が多かったことから今回の開催になり、52人の参加者が集まった。参加者の年齢は40代から80代で男性の参加者も2人いたが、圧倒的に60代・70代の女性が占めていた。まず、初めに山梨学院短大食物栄養科・羽畑祐吾科長が挨拶。続いて中華料理を研究テーマの一つにしている同短大の依田萬代教授が今回作る「中華点心」の歴史や食文化の説明、作り方の手本を示した後、参加者は数人のグループに分かれ今回のメニュー、「餃子、包子(肉・あん饅頭)、開口笑(中華風揚げドーナツ)、杏仁豆腐」を生地作りから始め、中に入れる具づくりなど、レシピを参考に食物栄養科の学生の協力で、和やかな雰囲気のなか調理を楽しんだ。出来上がった4種類の中華点心料理は、それぞれのグループで試食し、参加者はおいしそうに食べていた。参加者の一人は「家でも作れそうなので、孫に作ってあげたい」と話していた。短大が行ったアンケートで、参加者は、今回の研修会を高く評価しており、今後も参加したいと答えていた。

◆参加者の評価は
調理実習で作った料理がよかった。  36人(72%)
研修会が分りやすかった。      25人 (50%)
今後このような研修会に参加しますか。48人 (96%) が参加すると答えた。

◆アンケートの内容
Q.今回の研修会で特に良かったことは何ですか。

◎餃子や饅頭が作れてよかった。(12人)
◎開口笑(中華風揚げドーナツ)を家で作ってみたい。(4人)
◎いろいろな料理を作れたこと。(3人)
◎学生が各班についてくれてよかった。(2人)
◎学生が明るくて頑張っていた。(2人)
◎全体を通して見られたこと。 (2人)
◎餃子に桜えびを使ったこと。(2人)
◎貴重な体験ができた。 (2人)
◎餃子の作り方がわかった。(1人)


などの意見が寄せられ、シニア世代のニーズにあった内容から参加者が満足いく研修会だった。また、今後希望する研修会のテーマは、和食(8人)、西洋料理(7人)、郷土料理(3人)、パン(3人)などとなっており、短大側は「調理方法が分かり易く、誰にでも作れる料理を検討したい」と話した。

文(K.F) 資料・写真提供(山梨学院短大)2016.9.6