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2016秋季関東地区高校野球山梨県大会 4回戦
~小林先制打を含む5打数4安打で勝利に貢献~
~先発宮内・吉松・栗尾の完封リレーで4強~

「第69回秋季関東地区高校野球山梨県大会」10日目4回戦2試合が9月27日、甲府・山日YBS球場で行われた。この2試合は天候不順の影響で9月25日に予定された試合でこの日に順延された。新チームでの3戦目(4回戦)は、山日YBS球場の第1試合、対戦相手は日大明誠高。試合は、日大明誠高の先攻で始まった。山梨学院高の先発は宮内大河投手。初回、先頭打者にいきなり中前安打で走者を背負うも走塁ミスと2三振でこの回を切り抜けた。山梨学院の攻撃は、1番の広瀬巧真主将が中前安打で出塁。2番・3番が打ち取られ二死となったが広瀬が盗塁に成功。4番小林侃汰の中前適時打で1点を先制した。宮内は2回以降も安定した投球内容で5回まで3塁を踏ませない好投を見せ吉松塁投手にマウンドを任せた。5回一死後、3番関口俊哉、4番小林侃汰、5番五十嵐寛人の3連続安打で1死満塁。続く6番山本瑞基が四球を選び、押し出しでようやく1点を追加した。6回からマウンドに上がった吉松も8回まで3塁を踏ませない投球で9回に栗尾勇摩投手に繋いだ。打線は6回に小林がこの日2度目となる左前適時打、8回には先頭の9番小澤陸、1番広瀬が相手失策で走者1・2塁、続く2番松尾孝太の中前適時打で1点を追加、続く3番関口が左犠飛で1点を追加し0-5とリードした。9回にマウンドに上がった栗尾は僅か8球で相手打線を封じ込め、山梨学院は3戦目も勝利し、ベスト4に名乗りを挙げた。次の準決勝で関東大会出場に懸ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


25日に予定された試合は天候不順の影響で2日間順延となり、この日になった。第1試合開始の午前10時前、山日YBS球場の空は久しぶりに晴れわたり夏の名残りの暑い日ざしが降り注いだ。先攻は北杜高、甲府大一高を破り準々決勝に進んできた日大明誠高との対戦。山梨学院高の先発は宮内大河(2年)、11日の初戦で吉松塁投手を7回から救援して1安打無失点に抑える好投を見せた。1回表の日大明誠は1番打者が中前安打で出塁、続く2番打者は三振、3番打者の時に宮内は1塁走者を牽制で誘い出し1・2塁間でアウトにするとこの打者も空振り三振に仕留め3人で退けた。山梨学院の攻撃は、1番の広瀬巧真主将(2年)が初球を狙い済ましたかのように中前安打で出塁。2番・3番が打ち取られ二死なったが広瀬が盗塁に成功二死2塁として4番小林侃汰(2年)の中前適時打で1点を先制した。宮内は2回以降も安定した投球内容で5回まで3塁を踏ませない好投を見せ吉松塁投手(2年)にマウンドを任せた。打線は2回以降も安打を出すも繋がらず得点が入らない。5回一死後、3番関口俊哉(2年)、4番小林侃汰、5番五十嵐寛人(2年)の3連続安打で1死満塁、続く6番山本瑞基(2年)が四球を選び押し出しでようやく1点を追加した。6回からマウンドに上がった吉松も8回まで3塁を踏ませない投球で9回に栗尾勇摩投手(2年)に繋いだ。打線は6回にも先頭打者小澤陸(1年)の左前安打、二死になって関口が右前安打で続き、小林がこの日2度目となる左前適時打で1点を追加した。8回には先頭の9番小澤が6回に続いて再び左前安打で出塁、1番広瀬の送りバントを相手が失策、続く2番松尾孝太(2年)が中前適時打で1点を追加、続く3番関口が左犠飛で1点を奪い、この回2点。0-5とリードした。9回からマウンドに今大会初めて立った栗尾は僅か8球、3人で相手打線を封じ込めた。3投手リレーで山梨学院は0-5で完封。3戦目も勝利したが14安打を打ちながら5得点、前回試合後、吉田監督が「繋がりが問題」と話していたが、今回も課題となった。ただ選手たちに、大振りせずコンパクトに反対方向にボールを狙う意図は伝わってはいる。10月1日(土)の準決勝に駒を進めた。次の試合で関東大会出場(2枠)を狙う。

◆山梨学院高VS日大明誠高 9/27(火) 山日YBS球場

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
日大明誠高 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
山梨学院高 1 0 0 0 1 1 0 2 × 5

山梨学院高 安打14 四球2 三振3 失策0
日大明誠高 安打 6 四死球3 三振8 失策2
◆山梨学院高
[投手]○宮内5回 安打4 三振4 四球0  
    ○吉松3回 安打2 三振4 四死球3
    ○栗尾1回 安打0 三振0 四球0  バッテリー:[捕手]五十嵐寛人

[交代] ○宮内(投)→(H・投)吉松→栗尾(投) 関口(左)→吉松(左) 
 
試合後、吉田洸二監督は「相手は1番苦手な繋ぐのが難しいタイプの投手ですね。この試合4-0かなと試合前、予想していたのでこういう展開は覚悟していた分、慌てずに投手リレーもできたと思っています。次は代表決定戦になるので、今日は走塁ミスなどもあったので、余り意識せずに相手よりも自分たちの足元をもう一度しっかり見直してから臨めたらな」と淡々と話した。先制打を含む5打数4安打で気を吐いた小林侃汰選手は「チームの打撃はいいと思っているので繋げる打撃を心掛けています。序盤だからといって振り回さないようにコンパクトに打つようにしています。次からの2戦は手強いので自分たちの野球ができるようにしっかり準備して頑張りたい」と次を見据えた。さらに「練習でやってきたことが試合でできているので、もっと磨いて瀧澤先輩のような4番打者として頑張っていきたい」と中心打者としての意気込みを語った。5回までしっかり山学ペースの試合を組み立てた宮内大河選手は「先発は余りやったことがなかったので、しっかり後ろに繋げられ良かったです。吉松と栗尾の存在が大きく気楽に投げられ、次の試合で関東大会が決まるのでそこでもしっかり今日みたいな投球ができればと思っています」と気を引き締めた。

山梨学院高の次の試合の準決勝は10月1日(土)午後12時30分より、山日YBS球場で関東大会出場(2枠)を懸け、日本航空高と対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2016.9.27