山梨学院パブリシティセンター

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

秋季関東高校野球山梨県大会 決勝
~山梨学院が3年ぶり6度目の秋季大会優勝~
~山梨第1代としてセンバツ目指し関東に挑む~

第69回秋季関東高校野球山梨県大会は10月2日、山日YBS球場で決勝戦が行われ、山梨学院高は市川高と関東大会の山梨第1代表の座をかけ対戦した。試合は、山学が1回表に1番・広瀬巧真が左中間2塁打と3番・五十嵐寛人の左越2点本塁打で先制。さらに四死球などで2死一二塁とし、7番・小澤陸の左前適時打で3点目を追加。投げては、先発・宮内大河がその裏を三者凡退に仕留め、山学が試合の主導権を握る。山学は、5回表に2番・関口俊哉の中前安打、3番・五十嵐の四球、途中出場の4番・清水玄司の犠打で1死二三塁とすると5番・松尾孝太の左中間を抜く適時三塁打で2点を追加し、5対0とする。さらに7番・小澤の右前適時打で6点目を追加し一気に市川を突き放す。山学は6回に2点、7回にも1点を追加。8回からは、先発・宮内に代わり栗尾勇摩が継投。栗尾は9回裏に2死一三塁とされるも、最後の打者を空振り三振に打ち取りゲームセット。山学は打線の繋がりや堅守、宮内・栗尾の完封リレーで市川を9対0で下し、3年ぶり6度目の秋季県大会優勝を飾った。
 
前日の準決勝で2対0で日本航空高に勝ち切り、3年ぶりの7度目の関東大会出場を決めた山梨学院高はここまで4試合を戦い、打率3割2分3厘、安打41、犠打7、盗塁3、防御率0.53、失策2のチーム成績。対する市川高は、16年ぶり6度目の関東大会出場を決め、ここまで同じく4試合を戦い、打率3割7分7厘、安打46、犠打16、盗塁8、防御率1.64、失策6のチーム成績。両校は関東大会の山梨第1代表の座を争い、決勝を対戦した。
 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
山梨学院 3 0 0 0 3 2 1 0 0 9
市川 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

山学・安打15、失策0   市川・安打4、失策0
【山学バッテリー】宮内・栗尾-五十嵐
【長打】三塁打:松尾(山学)  二塁打:広瀬、関口(山学)

試合は、山学が1回表に1番・広瀬巧真(2年)が左中間二塁打で出塁すると3番・五十嵐寛人(2年)の左翼への2点本塁打で先制。さらに四死球などで2死一二塁とし、7番・小澤陸(1年)が左前適時打を放ち3点目を追加。しかし4番・小林侃汰(2年)がこの回の死球で負傷退場し、清水玄司(1年)と交代。一方投げては、先発・宮内大河(2年)がその裏を三者凡退に仕留め、山学が試合の主導権を握る。山学は、5回表に2番・関口俊哉(2年)が中前安打で出塁すると3番・五十嵐の四球、途中出場の4番・清水の犠打で1死二三塁とすると5番・松尾孝太(2年)の左中間を抜ける適時三塁打で2点を追加し、5対0とする。さらに2死から7番・小澤の右前適時打で6点目を追加し一気に市川を突き放す。6回表には代打の9番・清水雄登(1年)が左前安打で出塁すると1死から2番・関口の右越適時二塁打で7点目、続く3番・五十嵐が中前適時打で8点目を追加。さらに7回表には6番・山本の右前安打、8番・宮内の右犠飛などで9点目を挙げる。8回からは、先発・宮内に代わり栗尾勇摩(2年)に継投。栗尾は9回裏に振り逃げと右前安打で2死一三塁とされるが、最後の打者を空振り三振に打ち取りゲームセット。山学は打線の繋がりや3併殺を含めた堅守、宮内・栗尾の完封リレーで市川を9対0で下し、3年ぶり6度目の秋季県大会優勝を飾った。
 
試合後、吉田洸二監督は「先発の宮内(大河)が本来の力プラス成長を感じ、栗尾(勇摩)も力みが取れて最後三振で締めれたので良かった。ディフェンスにおいては4試合無失点で成長の跡が感じ取れた。打撃面ではホームランを打った五十嵐(寛人)をはじめ、7番(小澤陸)と9番(清水雄登)の1年生も活躍できたので、今後が非常に楽しみです」と試合を振り返り、関東大会に向けて「打撃面ではまだ課題はありますが、ディフェンス力では今年の夏よりも調子が良いです。良い状態で臨めることはなかなかないので、一戦一戦が甲子園につながる大事な試合ですので全力でやりたいです」と抱負を語った。
試合後、広瀬巧真主将は先頭打者として「先頭が出ないとチームが盛り上がらないので、自分が打ってリズムを作ることを意識して打席に入りました。夏は3年生に連れて行ってもらったという思いが強かったので、秋は自分たちが主になってプレーしてどれだけ後輩を引っ張っていけるかが課題で、最後にこういう形でしっかり打てて繋げられたのは大きいので、関東大会までしっかり練習して、1番らしくやっていきたいです」と語り、主将として「夏以降良いムードで盛り上がっているので、そこで浮き足立たないように詰めるところは詰めて、みんなが熱くなると見えてこない部分もあるので、自分は冷静になって見たり、そういう所を大事にしました。甲子園の舞台を経験できたことは大きいですし、簡単なことではないですが、夏春連続甲子園出場という新たな目標もできました。特に守備では、練習の成果が出ていて、各々がしっかりと役割を果たせば勝てると思うので、関東では強豪に挑み、しっかり自分たちの野球をやっていきたいです」と意気込みを語った。この日先制打の2点本塁打を放った
試合後、五十嵐寛人選手は「一生懸命振ることだけを意識して打席に入りました。夏の甲子園が終わってから打撃を試行錯誤しながらやってきました。日大明誠戦で1本が出てからしっかり振れるようになってきて、昨日もしっかり打てたのでそのまま変えずにきたら、良いところで1本が出ました。県大会では他の人に助けられたので、関東大会では安定してヒットが打てるように残りの期間で練習し、打点をあげてチームが勝ちに進めるように頑張りたいです」と語った。
 
試合後の表彰式で、優勝旗を広瀬巧真主将、表彰状を五十嵐寛人選手、優勝楯を松尾孝太選手が山梨県高等学校野球連盟の浅川英三会長から受け取った。また、登録選手一人ひとりが優勝メダルを浅川会長から首にかけてもらい、優勝の喜びをかみしめていた。センバツ出場の選考資料となる関東大会は今月22日に栃木県で開幕。山学は、夏春2季連続の甲子園出場を目指し、部員が一丸となり全力で関東の壁に挑む。
文(Y.Y)、カメラ(今村佳正)2016.10.2