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2016男子ホッケー日本リーグ 1位決定戦
~山学男子ホッケー、準決勝で宿敵立命館に敗れる~
~最終戦、診療印刷に競り勝ち、3位を獲得~

2016高円宮牌男子ホッケー日本リーグ最終節は、10月1日・2日の両日、大阪・立命館ホリーズスタジアムで行われた。男子日本ホッケーリーグは今年度から1部(H1)リーグ・2部(H2)リーグの2リーグ制を導入。H1リーグに所属する山梨学院OCTOBER EAGLESは、6月19日前期終了時点6勝2敗2分けで首位に立ち、夏のリオ五輪を挟み、最終節、10月1日・2日に上位4チームによる年間1位決定戦が行われた。山梨学院は10月1日の準決勝で予選リーグ4位の立命館ホリーズと対戦した。リーグ戦での直接対決は引き分けている相手。試合は点を取り合い3対3で終了。延長戦のSO(シュートアウト)戦にもつれ込み、3-4で敗れ、3位決定戦に回った。翌日2日の3位決定戦は、予選リーグ2位の社会人チーム・診療印刷と対戦。第2Q,PC(ペナルティコーナー)で小川恭平がフリックシュートを決め先制。その後この虎の子の1点を守りきり勝利。3位を獲得した。予選リーグ1位通過だっただけに6年ぶりの優勝を逃したことは悔やまれる。
※SO(シュートアウト)サッカーのペナルティーキックと同様、シューターとキーパーがペナルティーサークル内で対峙し攻防する。

男子日本リーグはシステム改正で、今年度から2部制となり1部(H1)6チーム、2部(H2)7チームで争われる。H2の1位は自動昇格し、H1の5位、6位はH2の2位、3位と入れ替え戦を行う。4月からリオ五輪を挟み10月初旬に掛け2回戦総当りで予選リーグを戦い、H1リーグは4位までのチームがトーナメントで年間1位決定戦を行う。H1リーグの山梨学院OCTOBER EAGLESは、6月19日予選リーグ終了時点で6勝2敗2分けと首位に立ち、リオ五輪のために中断していたリーグ戦最終節、順位を決めるトーナメントに臨んだ。予選リーグ1位そのままを死守し2010年以来6年ぶりのリーグ優勝を飾りたいところ。10月1日の準決勝は予選リーグ4位の立命館ホリーズと対戦した。

◆《10月1日 準決勝 山梨学院OCTOBER EAGLES VS 立命館ホリーズ》

10月1日、立命館ホリーズスタジアムで準決勝2試合が行われた。山梨学院OCTOBER EAGLESは予選リーグ1位、リーグ4位の立命館ホリーズと対戦。この試合勝って明日の決勝に王手を懸けたい。両チームは今シーズン7月の全日本大学王座決定戦で対戦し、立命館大が勝利し、リーグ戦での直接対決は引き分けている。立命館ホリーズスタジアムでの試合は完全アウェーの中で行われた。第1Q。序盤、一進一退の攻防が続く中、立命館がサークル内でパスを受け、シュートを決め先制。山梨学院は反撃を開始、PC(ペナルティコーナー)で立て続けに2点を返し逆転。第2Qでは立命館がPCから得点を決め同点に追いつく。第3Q、膠着状態が続き第4Qに突入。先に立命館がPCから得点すると、山梨学院もすぐに追い付き同点に。そのまま試合終了SO(シュートアウト)戦に入った。SO戦5人まで3対3の同点、先攻の立命館6人目のシューターが決めたが、山梨学院は決められず3対4で敗れ3位決定戦に回った。
※SO(シュートアウト)サッカーのペナルティーキックと同様、シューターとキーパーがペナルティーサークル内で対峙する。

2016男子ホッケー日本リーグ最終節 準決勝 10/1 
立命館ホリーズスタジアム
 山梨学院OCTOBER EAGLES 3 第1Q 2-1
第2Q 0-1
第3Q 0-0
第4Q 1-1
SO戦 3-4
3 立命館ホリーズ ○
山梨学院:得点 小澤航太(PC)、小川恭平(PC)、山崎晃司(PC)

試合後、三澤孝康コーチは「試合全体通して、やりたいホッケーは出来ていたのですが、決めるところの最後の勝負強さに欠けて、相手にそこを突かれてしまいました」と悔やんだ。「3位と4位ではすごい差なので明日はしっかり切り替えて頑張りたいと思います」と3位死守を誓った。朝倉祐樹主将(4年 島根・横田高)は「皆いいプレーをしていて内容としては良かったですけど、最後勝ち切れなかったかったことは、自分たちが及ばなかったところです。明日はチームも自分含め4年生は最後の日本リーグになるのでしっかり気持ちを切り替えて勝って終われるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

◆《10月2日 3位決定戦 山梨学院OCTOBER EAGLES VS 診療印刷》

昨日、絶対負けられない試合に惜敗し、6年ぶりの賜杯を逃した山梨学院OCTOBER EAGLESは、3位決定戦に臨んだ。対戦相手はH1で2位につけ、社会人チームトップの成績を残し、決勝トーナメントに挑んだ診療印刷。昨日の準決勝は天理大に敗れ3位決定戦に回ってきた。

診療印刷のセンターパスで試合は開始された。第1Q、山梨学院はスクープでボールを前線に送り果敢に攻め入るが、診療印刷も速いパス回しでチャンスを窺うも両チーム得点を奪えず終了。第2Q山梨学院がドリブルから17分PCを得ると、21番FWの小川恭平(2年 山形・置賜農高)がフリックシュートを決め先制。その後互いにチャンスを作るも得点には至らず第2Q終了。後半第3Qに入ると立て続けに診療印刷がPCを獲得。山梨学院はこのピンチにディフェンスが身体を張っての堅い守りで得点を許さない。その後も膠着状態が続き、第3Qを終了する。第4Qは山梨学院ペースで試合が進み、診療印刷に付け入る隙を見せない。そのまま山梨学院がボールを支配し終了。1-0で勝利し3位が決定した。

2016男子ホッケー日本リーグ最終節 3位決定戦 10/2 
立命館ホリーズスタジアム
 山梨学院OCTOBER EAGLES 1 第1Q 0-0
第2Q 1-0
第3Q 0-0
第4Q 0-0
0 診療印刷 ●
山梨学院:得点 小川恭平(PC)

試合後、寺本祐冶男子監督は「予選リーグでは1位通過でき、勢いの中で来たものですから間隔が開いたため、徐々に決勝トーナメントにうまく合わせていきたかったんですけど」と調整の難しさを滲ませた。「昨日は3失点しているので今日はそれを上回るだけの得点を狙っていきたかったですけど、まずは無駄な失点を失くしていくという点では堅い守備ができたので、ただ欲を言えば1点しか取れなかったことが今後の課題だと思っています。選手は勢いだけではなく実力もついてきているので、次に控えた全日本学生選手権と全日本選手権には結果を出すのではないかと思っています」と次の大会に期待を寄せた。唯一の得点を挙げた小川恭平選手は「昨日は負けましたが、コーナーから得点した時と同じコースだったんですけど、絶対決めるという気持ちがあったので『自分に行かしてください』と。すごくうれしかったです」と語った。さらに「ディフェンスが皆で守ってくれたんで勝てました。PCだけでなくフィールドボールの方でも点を入れて引っ張っていけたらいいなと思っています」と前を向いた。朝倉祐樹主将は「いい内容の試合というわけではなかったですけど、最後はしっかり勝って日本リーグを終えることが出来たのでそこは次に繋げることが出来たかなと思います。相手の中盤に個人技の高い選手がいるので、そこをしっかり抑えるということを大前提にそれが徹底でき、1点しか入らなかったですけど、それを守りきれ勝てたことは良かったことです」と試合を振り返った。「この日本リーグ2試合を通して、ディフェンス面がすごく安定していたので、あとは点を取ることだけだと思うので、あと短い時間しかないですけど徹底して磨いていきたいと思います」とすでに気持ちを切り替えていた。

高円宮牌2016男子ホッケー日本リーグは優勝・天理大学ベアーズ、2位・立命館ホリーズ、3位・山梨学院OCTOBER EAGLES、4位・診療印刷となった。

文(K.F) カメラ(平川大雪)2016.10.5