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全国高校駅伝山梨県予選
~男子、全区区間賞の走りで完全優勝・6連覇~
~女子、全区間独走で8年連続16回目の優勝~

男子第67回・女子第28回全国高校駅伝競走山梨県予選(兼関東高校駅伝競走県予選)が10月29日、富士河口湖町・西湖畔周回コースで男子は7区間42.195km、女子は5区間21.0975kmで行われた。この大会は、12月の全国大会と11月の関東大会の県予選を兼ねて行われ、男子15校、女子14校が出場。男子は、山梨学院高が1区を区間賞の走りで通過すると、その後も全員が区間賞の走りで一度もトップの座を明け渡すことなく、2時間11分36秒の完全優勝で6連覇を果たし、16回目の全国切符を獲得。一方の女子も、1区をトップ通過すると後続も1位を堅持し、最後は2位の韮崎高に3分43秒差をつけ、1時間13分37秒でゴールし、8年連続16回目の優勝を飾った。県予選の結果を受け、男女とも上位6校が11月19日に群馬県伊勢崎市で行われる関東大会に出場し、優勝した山梨学院男女が山梨県代表として12月25日に京都府京都市で行われる全国大会に出場する。
 
■男子
男子は午前10時15分に西湖レストハウス前駐車場をスタート。1区の深澤亮哉(3年)が後続の韮崎に1分11秒差をつけトップで襷を2区・飯塚千翔(1年)にリレー。飯塚も区間賞の走りでさらに差を広げ、3区・吉田巧(3年)に襷を繋ぐ。3区・吉田、4区・志村仁夢(3年)、5区・矢島洸一(2年)も区間賞の好走で一度もトップの座を譲らず襷を繋ぎ、矢島は主将の6区・飯島圭吾(3年)に襷リレー。飯島は7月中旬に疲労骨折となり、治療や調整を続け、このレースが復帰戦。飯島は、本来の走りではなかったものの、2位に3分31秒あったタイム差を4分36秒にまで広げる快走を見せ、区間賞を記録。飯島は、襷を最終7区・長谷川孝太(3年)に託す。長谷川はさらに後続とのタイム差を5分15秒にまで広げ、2時間11分36秒の全区区間賞の完全優勝でフィニッシュテープを切った。山梨学院は6連覇を果たし、16回目の全国切符を獲得した。以下、2位韮崎、3位農林、4位笛吹、5位甲府工業、6位富士河口湖と続いた。

【男子記録】7区間42.195km  優勝:山梨学院(6年連続16回目)
区間 選手名(学年) 区間タイム(順位) 総合タイム(順位)
1区(10km) 深澤亮哉(3) 31′25(1) 31′25(1)
2区(3km) 飯塚千翔(1) 8′56(1) 40′21(1)
3区(8.1075km) 吉田 巧(3) 26′03(1) 1:06′24(1)
4区(8.0875km) 志村仁夢(3) 25′06(1) 1:31′30(1)
5区(3㎞) 矢島洸一(2) 9′07(1) 1:40′37(1)
6区(5㎞) 飯島圭吾(3) 14′58(1) 1:55′35(1)
7区(5㎞) 長谷川孝太(3) 16′01(1) 2:11′36(1)


【男子監督コメント】
「優勝はしたが、目標タイムを2時間9分台に設定しており、強風の影響か目標には届かなかったのでタイムとしては満足していません。昨年のチームよりも平均タイムは上なので、これから各選手のレース中の状況を確認して検証をしたい。疲労骨折をしてレースから離れていたキャプテンの飯島もまだ6~7割程度の走りだが、復活の走りとなり、今後の鍵を握る選手になるので、仕上がりを見極めて慎重に調整をしていきたい。次には関東大会が控えるが、関東は強豪も集まり、全国のシミュレーションにもなるので、ベストメンバーで臨み、全国では、集大成の場となるよう日々の練習や調整を行っていきたい」。(箱崎孝久監督)
 
■女子
女子は10時30分に男子と同じく西湖レストハウス前駐車場をスタート。1区は、今夏のインターハイ1500m6位入賞の小笠原朱里(1年)。小笠原は1年生ながら積極的な走りを見せ、スタート直後に抜け出すとそのまま1位を独走し、2位に1分50秒の差をつけ、2区・眞田ひまり(1年)に襷をつなぐ。眞田は区間賞にあと12秒足らなかったものの順位を維持し、4区・古賀華実(1年)にトップで襷リレー。古賀は後続の2位韮崎と1分38秒だった差を1分55秒に広げ、区間賞の走りで4区・黄川田優香(1年)に中継。黄田川も区間賞の走りで後続との差を2分26秒とさらに広げ、最終5区の主将・山下京香(3年)に襷を託す。山下はこの日のチームでは唯一上級生(3年生)の出場となったが、後続をさらに引き離す区間賞の走りで2位韮崎に3分34秒差をつけ、8連覇のフィニッシュテープを切った。山学女子も男子と同じく16回目の全国切符を獲得した。以下、3位農林、4位甲府昭和、5位甲府第一、6位甲府西と続いた。

【女子記録】5区間21.0975km  優勝:山梨学院(8年連続16回目)
区間 選手名(学年) 区間タイム(順位) 総合タイム(順位)
1区(6km) 小笠原朱里(1) 20′05(1) 20′05(1)
2区(4.0975km) 眞田ひまり(1) 14′50(2) 34′55(1)
3区(3km) 古賀華実(1) 10′27(1) 45′22(1)
4区(3km) 黄川田優香(1) 10′54(1) 56′16(1)
5区(5㎞) 山下京香(3) 17′21(1) 1:13′37(1)


【女子監督コメント】
「強風の影響もあり、タイムは望めなかった。2年生の調子があがらず、急遽1年生を入れた区間もあったが、誰も関東や全国を経験していない中で落ち着いたレースができた。3年生の山下も徐々に力はつけており見通しは明るい。関東では今回走らなかったメンバーを起用し、選手の見極めも含め、チームとしてきっかけを作りたい。全国では1区の小笠原が先頭集団で凌ぎ、良い位置で後続につなぎ、後続が我慢できれば目標(8位入賞以上)に近づけられると思う」。(萩倉史郎監督)
 
この日の結果を受け、男女とも上位6校が11月21日に群馬県伊勢崎市で行われる関東高校駅伝の出場権を獲得。優勝した山梨学院男女は12月25日に京都府京都市で行われる全国高校駅伝(都大路)の出場権を獲得し、6年連続の男女アベック出場を決めた。山学の全国の走りにも注目が集まる。
文(Y.Y)、カメラ(今村佳正・今村スタジオ)2016.10.31