●山梨学院幼稚園「たのしい音楽会」
~園児たちが合奏や合唱で学習の成果を披露~
~青組全員で力を合わせ、オペレッタを上演~
山梨学院幼稚園は12月9日、平成28度「たのしい音楽会」を山梨学院メモリアルホールで開催した。この会は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで達成感や充実感を味わうこと目的に、毎年この時期に行っている。ホール入口などでは園児たちが制作したツリーやランプシェードなどの造形作品が来場者を出迎えた。ステージ発表はもも組のミニステージで幕を開け、赤組・黄組がそれぞれ合奏と合唱を披露。最後の音楽会となる青組はオペレッタ(音楽劇)を上演。今年のオペレッタの演目はグリム童話が原作の「くつやと小人」。青組の園児たちは、山梨学院幼稚園の特色ある教育のひとつである“音感教室”で学んだ成果を活かしながら、小人たちの愛らしい様子やおじいさん・おばあさんの小人たちに対する愛情豊かな様子を表現した。観覧した保護者は我が子の成長や生き生きとした表情に目を細め、惜しみない拍手を送っていた。会の最後にはサンタクロースが登場し、この日を心待ちにしていた園児たちに、クリスマスプレゼントが贈られた。
「たのしい音楽会」は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで、達成感や充実感を味わうこと目的に開催される山梨学院幼稚園の伝統行事のひとつ。園児たちが1年をかけて学んできた学習の成果を発表する場にもなっている。会場となったメモリアルホールの入口ロビーなどには、園児たちが自由な発想で手作りしたクリスマスツリーや木工作品、「くつやと小人」の世界を表現した絵画やランプシェードなど個性豊かな作品が展示され、来場した保護者らを出迎えた。ステージ発表は、2歳児クラス(もも組)のミニステージ「おもちゃのチャチャチャ」で幕を開け、年少の赤組のカスタネットの合奏「シンデレラのスープ」と合唱「いちごケーキ」と続いた。年中の黄組は鍵盤ハーモニカの合奏で「きらきらぼし」と合唱「あおいそらにえをかこう」を披露。子どもたちは、指揮をする保育者を真剣な眼差しで見つめ、元気よく演奏し、大きく口をあけ、ホールいっぱいに歌声を響かせていた。そして、幼稚園生活最後の音楽会となる年長の青組は園児全員でオペレッタ「くつやと小人」(グリム童話原作 作詞:中山知子 作曲:増本伎共子)を上演。山梨学院幼稚園では、特色ある教育活動のひとつとして年間を通じ週1回“音感教室”を年長の園児を対象に実施している。教室では、山梨学院短大保育科長の白川和治教授指導のもと、音楽の楽しさや歌詞に出てくる言葉の意味、日本語の美しさなどを学んでいる。園児たちはこの日の発表を楽しみに一生懸命練習を重ね、小人たちが愛らしく靴作りしている様子や靴屋のおじいさん・おばあさんが小人たちに対する愛情豊かな様子を表現し、青組71人全員で一つのステージを完成させた。観覧した保護者からは、生き生きとした表情で目を輝かせながら上演する子どもたちに、惜しみない拍手が送られた。音楽会の終盤には、園児たちが心待ちにしていたサンタクロースが登場。サンタの登場に園児たちは体全体を使って喜びを表現し、ステージいっぱいのプレゼントを目にすると、園児たちは身を乗り出して満面の笑みを見せていた。プレゼントが入った紙袋を各クラス担任から手渡されると大事そうに抱え、保護者と音楽会について語り合いながら帰路に着いた。
文・カメラ(Y.Y)2016.12.9