●文部科学大臣表彰式
~山学大、スポーツ功労団体賞3度目の栄誉~
~リオ五輪メダリストに学園挙げての支援で~
文部科学大臣表彰式が1月17日に東京都内で行われた。リオデジャネイロ五輪・パラ五輪に関する活動や選手支援をした団体に賞状が渡された。メダリストのスポーツ活動に継続的な支援を行った団体に贈られるスポーツ功労団体表彰に山梨学院大が選ばれ、他33団体とともに松野博一文部科学相から賞状と記念品が授与された。山梨学院大は今回3度目の栄誉ある受賞を受け、山梨学院を代表して神田忠彦水泳部監督が表彰式に臨み賞状を受け取った。本学の受賞理由は水泳競技男子800mリレーに出場して第2泳者として銅メダル獲得に貢献した江原騎士選手(自衛隊体育学校)を高校時代から多年支援してきたことによるもの。山梨学院は、平成22年度に新設されたスポーツ功労団体表彰に初代受賞に輝き、平成25年度に2度目の受賞を受け、今回3度目となった。カレッジスポーツを多年にわたり支援に対する受賞は、創立70周年の節目に、また大きな勲章となった。
文部科学省「スポーツ功労団体表彰」は平成22年度に新設され、世界的規模のスポーツ競技会において、優れた成績を挙げた選手に対して多年にわたる支援を行った団体の栄誉を讃え、それを表彰するもの。山梨学院大学は、新設された1回目に柔道の世界選手権2010東京大会で金メダリストの浅見八瑠奈(48kg級)選手を積極的に指導・支援したとして表彰を受けた。2度目は平成25年度に他5大学とともに育成・支援に永年携わった実績として受賞。そして、今年度はリオ五輪で銅メダルを獲得した山梨県出身で初のメダリスト江原騎士選手(自衛隊体育学校)を多年にわたり支援した理由により3度目となる栄誉に輝いた。
授賞式で松野博一文部科学大臣から賞状を授与された神田忠彦水泳部監督は「水泳部というより山梨学院全体でいただいた賞。色々な部で良いときもあれば悪いときもある中で活動していますから、今回少しは貢献できたかなと思っています。これからも派手さはなくても地域貢献とか、大学生の育成にスポーツを通じて幅広く社会に貢献できたり、良い人材を出せるような大学に益々なっていければいいなと思ってます」と話した。永年カレッジスポーツセンター長として指導者、選手を見守ってきた下田正二郎センター長は「スポーツを通して人間力を創り上げることが我々の使命ですから。我々の目指しているのは学生日本一になることで初めからオリンピックを目指しているわけではないのです。学生日本一になったから次は全日本に、そしてその結果オリンピックに行きたい。当然のことです。江原君のメダルは彼個人のものだけではないのです。山梨学院の全てのチームが、もしくは山梨学院大学そのものがサポートした。継続してやってきたという成果、それが表彰の意義ですから。15の競技部があるわけですけどその全ての結晶がそこにあるのです。我々にとって3回目は創立70周年という記念すべき時に非常に大きいです。継続がそのまま成されています。スポーツ文化の中に山梨学院の名前がかなりの部分で刻まれてきています。その中でまた山梨学院に対して評価していただいたことの喜びを感じています。次の東京五輪がある意味での集大成になって、上手く世代交代ができ次に繋がっていき、そのときにもこのような賞をいただければ山梨学院にとって光栄だなと思っています」と3回目の意義を話した。
文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.1.23