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●山梨学院スチューデンツ オブ ザ イヤー賞表彰式
~女流棋士カロリーナさんら個人20人、3団体表彰~
~創立者賞はオレッグ、田中美佐稀の2人が受賞~

山梨学院「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」の表彰式が3月14日、キャンパスセンター2階のシーズシアターで行われた。「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」は、正課及び課外活動で特にすぐれた実績をあげ、山梨学院の名声を高めた個人や団体を表彰し、その活動をより一層奨励することを目的とする制度で平成9年度に創設された。学術、文化芸術、スポーツ、資格、社会活動などの部門に分かれ、今年度は大学院から2人、大学から15人、1団体、短期大学から3人、2団体が選ばれた。創設から20回目を迎えた今年度は、リオ五輪出場や国際大会、ユニバーシアード、インカレなど国内外の大会で優れた成績を挙げた学生や修士・卒業論文優秀者。学科の特性を活かした社会活動、団体活動などで優れた実績を残した学生やゼミが表彰された。表彰式では、大学・大学院は日高昭夫副学長、短大は山内淳子学長から受賞者一人ひとりに賞状と記念品が授与された。また、この日は「創立者古屋賞」の受賞者も紹介もされ、今年度はレスリング部のボルチン・オレッグ(経営情報学部4年)、空手道部・田中美佐稀(法学部政治行政学科4年)の2人が選出され、翌日の卒業式において表彰される。

「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」の表彰式は、受賞者や指導教員や恩師、保護者などが出席し、挙行された。この賞を主管する学生センターの込山芳行学生センター長がまず、選考過程と選考基準を説明した。「創立50周年、20年前にこの賞を創設しました。内外の皆様方から評価をいただき山梨学院の報奨制度として育ってきました。ぜひ栄誉に浴した皆さんは、受賞の意義と誇りを持って新たな活躍を期待したいと思います」と述べた。また、この日は、「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」の表彰に併せて「創立者古屋賞」の受賞者の紹介も行われた。

「創立者古屋賞」は、当該年度の卒業生の内、学術・文化芸術・スポーツ・資格・社会活動、その他の分野において他の学生の範となる顕著な成果を挙げ、山梨学院の名声を高めた学生に授与する制度。今年度は、全日本大学選手権大会に個人4連覇、団体2連覇に貢献し、全日本学生選手権大会3度優勝(3年次に怪我で不出場)するなど、フリースタイルで4年間負けなしの圧倒的強さを見せたボルチン・オレッグ(レスリング部)と昨年の全日本学生空手道選手権個人形優勝、世界大学選手権大会個人形優勝と国内外の大会で顕著な成績を残した田中美佐稀(空手道部)の2人が選出され、翌日の卒業式において表彰されることが紹介された。

続いて「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」の表彰式に移り、受賞者はそれぞれ、呼名・受賞内容を紹介され、大学院・大学の受賞者17人と1団体には日高昭夫大学副学長より、短大の受賞者3人と2団体には山内淳子短大学長より、一人ひとり表彰状と記念品が授与された。続いて日高昭夫大学副学長が創立者古屋賞とスチューデンツ オブ ザ イヤー賞の受賞者に向け、「社会に出てから、こういう栄えある賞をいただいたことを糧に、なお一層頑張っていただきたい。賞という形だけではなく、実際の学術文化、社会貢献活動、さまざまな資格検定取得、スポーツにさらに磨きをかけていってもらいたい」と激励の言葉を述べた。

「創立者古屋賞」の受賞者を代表して田中美佐稀さんは「4年間本学で送った競技生活を通して、感謝の気持ちを持つこと、目標に向かい努力し続ける大切さを学びました。私は大学に入学する時、全日本学生に優勝することを目標にしました。応援してくれる方々に少しでも結果で応えられるよう、密度の濃い練習を心掛けました。この大学4年間で空手道部を通して多くの人と出会い、たくさんのことを学びました。その結果が私の目標だった全日本学生だけではなく世界大学に繋がりました」と感謝の言葉を述べた。続いて「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」の代表者挨拶に立ったホッケー部の河村元美さん(現代ビジネス学部3年)は「私はリオ五輪に出場することができましたが、結果はいい成績が残せず、悔しい気持ちで終わってしまいました。個人として五輪の舞台に立てたことは非常にうれしかったのですが、自分の力をすべて発揮することができませんでした。しかし、五輪に出場できたことは、これからのホッケー人生に生かせる経験ができました。3年後の東京五輪に向け、メダルを目指せるように頑張りたい」と雪辱を誓った。また、2月に悲願の女流プロ棋士二級に昇格したカロリーナ・ステチェンスカさん(大学院社会科学研究科1年)も「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」を受賞した。カロリーナ・ステチェンスカさんは「うれしいです。山梨学院に来て良かったです。日本語を勉強できましたし、友だちもでき、日本に慣れてここまでくることができました。賞は大変ありがたく、これからも新しい目標を見つけて頑張れると思います」と感謝の言葉を述べ、3月9日に行われたプロ初戦で負けたことについては、「残念でしたけど、プロになってからも道は長いという気持ちです。負けることも勝つこともあると思いますが、勝負は運もありますから、まずは初段を目指して頑張ります」と先を見据えていた。指導教員の杉村聡現代ビジネス学部教授は「才能がある子なので良かったですね。まだプロに成り立てのほやほやなので、一人前になるには実力をちゃんと付けステップアップしてもらいたいですね」と期待を寄せる。

表彰式終了後、一行は学内のカフェテリア・プルシアンブルーに場所を移し、受賞祝賀パーティーを行い、恩師や家族らと受賞の喜びを分かち合った。ここでボルチン・オレッグさんは「山梨学院に来て、このような成績を残せたのは、素晴らしい環境を与えてくれた学長初め、監督・コーチやチームメイトのおかげです。卒業しても山梨学院でオリンピックを目指して頑張ります。山梨学院で初めての金メダリストを目指して頑張ります」と挨拶した。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.3.14
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創立者古屋賞・スチューデンツオブザイヤー賞受賞者一覧