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●高円宮牌2017ホッケー日本リーグ 開幕
~女子、東海学院を相手に快勝。開幕戦飾る~
~男子、開幕2戦を勝利し、幸先良いスタート~

「高円宮牌2017ホッケー日本リーグ女子」が4月22日、山梨学院ホッケースタジアムで開幕した。ホッケー日本リーグの女子は、10チームが参加して1回戦総当りで行われる。この日の第1節から10月15日の最終節まで、7月、8月を除いた5ヶ月間にわたって激戦が繰り広げられる。初戦、昨年5位の山梨学院CROWNING GLORIESは昨年7位の東海学院大学と対戦した。山梨学院は前に出るホッケーを主軸に自分たちが納得できる試合で昨年を上回る3位を目標にする。試合は、序盤から激しい攻防が展開され、山梨学院ペースで進められるもなかなか点に結びつかない。第2Q(クォーター)で山梨学院の攻撃が強まり、敵陣サークル内で立て続けにPC(ペナルティコーナー)を得ると、18番FW田中花歩(2年)が先制点。続けて5分の内に3得点を加え、完全に主導権を握り、第3Qには不運な1点を献上したものの、第3、第4Qに1点ずつを加え、初戦を6-1と快勝した。
一方、男子は4月16日に開幕した。山梨学院OCTOBER EAGLESは、山梨学院ホッケースタジアムで社会人チームの小矢部RED OXと今シーズン初戦を戦い、同点で迎えた第4クオーター終盤に1点を勝ち越し、白星スタートした。22日、女子の開幕戦に先立ち行われた第1節第2戦では立命館ホリーズと対戦した。第1Q,第2Qと互いに決め手のないまま第2Q終盤に10番FW山﨑晃嗣主将(4年)がゴール前に一人で持ち込みそのままリバースシュートを決め先制した。山梨学院は第3Qの4分にも12番FW小川恭平(3年)のアシストに9番FW小沢諒(4年)がリバースシュートを決め、2-0とした。試合はそのまま終了し山梨学院は開幕2戦を勝利した。

女子の開幕戦第1試合は、午後13時40分、南都銀行と聖泉大学との対戦。試合開始の前に山梨学院大学ホッケー部監督の寺本祐冶日本ホッケー協会専務理事が開幕宣言を行った。第2試合目の山梨学院CROWNING GLORIESは、今年のチームテーマに「Team!」を掲げた。「Together everyone achieve miracle!」。チーム一丸となり目標を達成しようという強い意思を表した。昨年は学生の大会では、圧倒的な強さを見せた山梨学院だったが、リーグ戦では社会人チームを上回ることができずに5位に終わった。前に出るホッケーを持ち味に自分たちが納得できる試合で結果を残し、昨年を上回る3位を目指す。

◆女子開幕戦、リズムの良い攻撃でまずは快勝スタート

開幕戦対戦相手の東海学院大学は、昨年7位という結果で終わったが、粘り強いプレーが特長。山梨学院は初戦に勝利し波に乗りたいところ。試合は午後3時20分に東海学院のセンターパスで始まった。第1Q試合早々からボールを奪い合うも一進一退の展開。第2Qは山梨学院の前に積極的に仕掛け、自分たちのペースに持ち込む戦略が功を奏し、敵陣センター内に攻め入り立て続けに相手の反則を誘いPC(ペナルティコーナー)を得た。初めに2番DF藤林千子(4年 滋賀・伊吹高)のシュートに18番FW田中花歩(2年 岐阜・各務野高)がタッチシュートを決め先制。続けて12番FW今尾明穂(3年 岐阜・各務野高)、9番FW河村元美(4年 大阪・羽衣学園高)、1番FW狩野真美(4年 宮城・築館高)が僅か7分の間にPCを成功させ、4点を奪い試合の主導権を完全に握った。第3Qには、1点を失ったものの終了間際に田中花歩のボールを浮かしたフリックシュートで加点。さらに第4Qにも勝利に飽くなき執着を見せる山梨学院は、終盤田中花歩が放ったシュートのリバウンドを狩野真美が押し込み勝利を決定づけた。試合はそのまま6-1で終了。開幕初戦を飾った。

高円宮牌2017ホッケー日本リーグ女子 第1節第1回戦
山梨学院VS東海学院(4/22) 山梨学院ホッケースタジアム
1Q=15分 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
山梨学院
CROWNING GLORIES
0 4 1 1 6
東海学院大学 0 0 1 0 1
得点者=山梨学院:田中花歩2 今尾明穂1 河村元美1 狩野真美2 東海学院:小寺栞奈


試合後、ジョン・シアン監督は「初戦ということもあって、立ち上がりにバタバタしてしまった。クォータータイムで『相手のテンポに合わせるな、自分たちのリズムで前に出ろ』と指示を出し送り出した。その後、PCを良く取って確率良く決めてくれました。初戦ですけど東海学院も大学四強のライバルなのでその相手に6点取って勝つということは余りないことなので、結果としては良かったです。ただ、明日は南都銀行で今日とは全く違うので、多分一進一退の状況が続くゲームだと思います。プラスアルファの勝ち切る執着心、集中力が必要になってきます」と語った。新しいチームでリーダーシップを発揮した藤林千子主将(4年 滋賀・伊吹高)は「第1Qはなかなか点が入らず、自分たちのペースで試合ができなく非常に苦しい時間帯が続きました。第2Qで点が決まってからは自分たちの持っている力が出せました」と振り返った。「今シーズンは学生には絶対負けることなく、昨シーズンはなかなか勝てなかった社会人にもいい試合をして勝てるように頑張りたい」と意気込みを語った。2得点1アシストとチームの勝利に貢献した田中花歩選手(2年 岐阜・各務野高)は「自分はまだレギュラーを確保できていないので結果を残して定着することを目標にしているので、結果を残せて良かったです。全試合に出て、しっかり活躍できるようにしたい」と意欲を示した。

◆男子、4月16日の開幕戦に続いて2戦目も勝利。

一方、男子の山梨学院OCTOBER EAGLESは立命館ホリーズと対戦した。昨年目の前にあった2010年以来の優勝を逃した雪辱を果たすべく、今シーズンは持ち味の「堅守速攻」の精度を上げ、「常勝軍団~Fighting Spirits~」のテーマを掲げた。全ての試合に勝てるよう全力で取り組み日本一のタイトルに挑む。4月16日、男子開幕戦では社会人チーム、小矢部RED OXと対戦し、同点で迎えた第4Q土壇場にこぼれ球を押し込み、1点を勝ち越し、初戦を飾った。

4月22日の第1節第2戦目は、正午の試合開始の天候は晴れ。少々汗ばむ日差しの中、立命館のセンターパスで始まった。第1Q、両者の先制点チャンスは3分、立命館がPCを得るも得点には結びつかない。その後は互いに一進一退の攻防が続き、得点には至らず第1Qを終了。第2Qでは両者チャンスを作るもものにできず、こう着状態が続いた。試合が動いたのは27分。山梨学院10番FW山﨑晃嗣主将(4年 島根・横田高)が相手のボールを奪うと、自らセンター内に切り込みリバースシュートを決め、先制点を奪う。第3Qになると主導権を完全に握った山梨学院が34分、第1戦で2得点挙げている12番FW小川恭平(3年 山形・置賜農業高)がドリブルで持ち込んだパスを9番FW小沢諒(4年 岩手・沼宮内高)がこちらもしっかりリバースシュートを決め、追加点を挙げた。試合はそのまま終了し2-0で山梨学院が第1節を2勝でスタートした。

高円宮牌2017ホッケー日本リーグ男子 第1節第2戦
山梨学院VS立命館ホリーズ(4/22) 山梨学院ホッケースタジアム
1Q=15分 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
山梨学院
OCTOBER EAGLES
0 1 1 0 2
立命館ホリーズ 0 0 0 0 0
得点者=山梨学院:山﨑晃嗣 小沢諒


試合後、三澤孝康ヘッドコーチは「まだまだ課題はたくさんあるんですけど、選手がしっかり強い気持ちを持って、今自分たちができるプレーを最大限出そうとすることはある程度出来たかなと思います。点を入れた二人がチームの中心なんですけど、周りの選手が今後どれだけ上がっていくことができるかが大事になっていきます」と気を引き締めた。均衡を破る目の覚めるプレーでチームを牽引した山﨑晃嗣主将は「自分がキャプテンとしても選手としても、まずは自分で1点を取ろうとした思いがゴールに繋がったと思います。一選手として結果を出したことは非常にうれしいです。今後の試合に繋がっていくと思っています」と話した。貴重な追加点を上げた小沢諒選手は「先週の第1戦と違って、今週は練習からいい雰囲気でやれていたのが、試合に出たのかなと思っています。追加点が欲しかったので自分が決められたのは、個人的にはうれしかったですし、チームとしても良かったのかなと思います。今日は全員が思い切ってやれていたことで、攻撃でも守備でもいい面が出て、それが良かった」と手応えを語っ た。

山梨学院CROWNING GLORIESの明日4月23日の第1節第2戦目の対戦相手は昨年度3位の南都銀行と午前11時40分から山梨学院ホッケースタジアムで行われる。また男子、山梨学院OCTOBER EAGLESの次の試合は、5月13日奈良県天理市・親里ホッケー場で天理大学ベアーズと対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.4.22