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●東京都大学サッカーリーグ戦1部開幕
~山学大は帝京大と対戦し昨季の雪辱を果たす~
~5対2で勝利、関東に向け貴重な勝点3奪取~

東京都大学サッカーリーグ戦1部が4月23日に開幕し、昨季5位の山梨学院大は昨季8位の帝京大と東京経済大武蔵村山キャンパスグラウンドで対戦した。昨季は帝京大に2戦2敗しており、雪辱を果たしたい山学大。前半序盤は一進一退の攻防が続き、前半10分過ぎから試合は山学ペースに。前半36分、PKのチャンスを得るとMF小林智光が落ち着いて決め、山学が先制。前半終了間際に、CKからのセットプレーで1点を返され、1対1で前半を折り返す。後半に入っても山学ペースで試合は進み、後半9分、MF樋口竜也が2点目を追加。さらに、後半13分にはMF小林がゴールネットに突き刺さる強烈なミドルシュートで3点目を追加。帝京もカウンターなどで山学ゴールを脅かすが、GK三枝慎弥や主将の永野博之を中心としたDF陣がゴールを堅守。後半26分にはFW田中海帆が4点目。後半35分にセットプレーで失点したものの、後半アディショナルタイムに途中出場のFW高橋建也がダメ押しの5 点目を追加し、山学は5対2で勝利。山学は昨季の雪辱を果たし、4年ぶりに初戦を白星で飾り、参入戦進出に向け勝点3を奪取した。
 
東京都大学サッカーリーグ(都リーグ)は東京都と山梨県の大学サッカー部(男子)で構成され、1部は10校の2回戦総当たり方式で争われる。シーズン終了後に上位校(昨季は4位まで。年により変動)は関東大学サッカーリーグ(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・北関東の各都県リーグで構成)の2部参入戦(関東大学サッカー大会)出場の権利が与えられる。山梨学院大はこれまで2度参入戦に出場しているものの、いずれも予選ブロックで敗退している。山学大は過去3年、あと一歩で参入戦進出を逃しており、今季こそは、参入戦進出・関東昇格を目指し、大事な開幕戦を迎えた。

≪東京都大学リーグ戦1部第1節・4/23・東京経済大武蔵村山キャンパスG≫
○ 山梨学院大 5 前半 1-1
後半 4-1
2 帝京大 ●
山学得点者:小林智光2、樋口竜也、田中海帆、高橋健也

前半の立ち上がりは、両チームとも攻撃のリズムが作れず、激しく攻守が入れ替わり、一進一退の攻防が続く。前半10分を過ぎる頃から山学のボール支配率が高まり、サイドチェンジを繰り返すことでスペースも生まれ、攻撃のリズムも整ってくる。前半30分過ぎにはサイドを大きく使い、MF小野龍也(4年 山梨学院高)を起点にチャンスが生まれ、再三帝京ゴールを脅かす。前半36分、FW田中海帆(3年 柏日体高)が味方からパスを受け、ドリブルでペナルティエリア内に攻め込むも倒され、PKを獲得。これをMF小林智光(4年 山梨学院高)が落ち着いてゴール左下に決め、山学が先制。一方、前半終了間際に、左CKからのセットプレーを頭で合わされ、試合は振り出しに。エンドが 変わり、1対1の同点で迎えた後半も山学ペースで試合は進む。後半9分、MF樋口竜也(4年 山梨学院高)が相手陣内中盤の右サイドからゴール前にドリブルで攻め込み、ペナルティアーク付近からミドルシュートを放ち、山学が2点目を追加。さらに、後半13分にはMF小林が相手陣内の中盤でボールを受けるとゴールネット左上に突き刺さる強烈なミドルシュートで3点目を追加。後半20分を過ぎると、帝京も立て続けにCKやカウンターで山学ゴールを脅かすが、GK三枝慎弥(2年 山梨学院高)や主将の永野博之(4年 筑陽学園高)を中心としたDF陣が集中力を切らさず、ゴールを守り抜く。山学守備陣の健闘に攻撃陣もさらに奮起し、後半26分にはMF小林からのパスにフリーのFW田中 が反応し、ゴールラインまでドリブルで持ち込み、角度が無い中でシュートし、4点目を決める。後半35分にゴール前のセットプレーから失点したものの、後半アディショナルタイムに途中出場で昨季1部得点王に輝いたFW高橋建也(4年 山梨学院高)が相手陣内中盤からドリブルでゴール前まで攻め上がりシュートし、ダメ押しの5点目を追加。山学は、大事なリーグ初戦を5対2で勝利し、昨季の雪辱を果たし、4年ぶりにリーグ初戦を白星で飾り、参入戦進出に向け勝点3を奪取した。
 
試合後、塚田雄二監督は「リーグ初戦で去年帝京には大敗しているので、最初の入りは硬かったが、1点を取ってからリズムが出て来ました。前半終了間際の失点を後半、尾を引かずに入れたのがきょうの勝因だと思います。全体的にまだやるべきことはありますが、形が出来てきているので、この勝ちをきっかけに波に乗れれば良いと思います」と試合を振り返り、1年間リーグ戦を戦い抜くにあたり「チーム状態を安定させながら、つまらないミスが無いように頑張っていきます」と語った。昨年、天皇杯本戦も経験し、山学勢初の初戦突破に貢献した永野博之主将は「先制点を取れたのは良かったのですが、前半の終わりに追い付かれて、これまでだとチームの雰囲気は悪くなってしまうのですが、きょうは後半からしっかり点を取りに行って、3年間初戦負けてた中で初戦勝てたので良かったです」と試合を振り返り、「自分自身天皇杯でレベルの高い選手と戦うことが出来て、その経験がいきている部分もあります。後輩たちには少しでも上のレベル、関東に昇格してチームを託したいので、ここからどんどん勝利を重ねていっていけたら良いと思います」と力強く語った。
 
山梨学院大サッカー部は4つのカテゴリーに分かれ活動ており、この日都リーグ開幕を迎えたトップチームのブレーブスからペガサス、オリオンズ、ブラウンベアーズと愛称が付けられている。ペガサス以下は山梨県サッカー協会1種に登録され、ペガサスとオリオンズが県社会人リーグの1部に所属し、ブラウンベアーズは2部に所属している。昨年の天皇杯にはオリオンズが4年ぶり2回目の出場を果たし、1回戦では、JFLチームに勝利し、高校・大学を通じ、山学勢では初の初戦突破を果たした。年々選手層は厚くなり、上位カテゴリーへの昇格争い、レギュラー争いは激しくなっている。悲願の関東昇格に向け、山学イレブンの挑戦が始まった。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2017.4.23