山梨学院パブリシティセンター

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●2017春季関東大学バレーボール女子リーグ戦 
~創部2シーズン目7部に昇格。開幕戦2戦2勝~
~2年生に加わり、新入生が大きく勝利に貢献~

昨年4月に「スポーツ科学部」開設と同時に17番目の強化育成クラブとして創部したバレーボール部女子の部員はスポーツ科学部の2年生9人に今年入学した8人が加わり、17人で構成。昨年9部から始動したチームは、春季リーグで8部に昇格。秋季リーグに7部に上がった。7部で迎えた春季関東大学バレーボールリーグ戦は4月30日、神奈川県横須賀市・防衛大学校で行われた。関東大学バレーボール女子リーグは1部から9部まであり、関東大学リーグ戦は、春と秋の2回行われ、1部から3部は入替戦があり、3部以下は入替戦を行わず、自動入替制が採られている。山梨学院バレーボール部女子は昨年、春・秋リーグともに全勝で7部に昇格し、さらに上を目指す。創部2年目、春季リーグ初戦は、防衛大学校との対戦。第1セット、山梨学院は序盤4-2とリードしてから続く5点目からマッチポイントまで点を許さず21連続得点を挙げる猛攻で25-2と第1セットを奪った。第2セットは序盤9-6ともたつくが、その後は落ち着きを戻し、25-11で2セット目も奪い、初戦に勝利した。2戦目は二松學舎大学との対戦。この試合もセッター、アタッカーの3人の1年生4人と2年生とのバランスが良く絡み合い、第1セットは25-2、第2セットに入り1戦目同様、序盤に多少のミスから7-4と大きく引き離せずにいたが、そこから立て直し、1年生アタッカーを中心に怒涛の攻撃を開始、相手に反撃の隙を見せずに25-6と圧勝。2戦2勝し、6部に向けてスタートした。山梨学院の次の試合は山梨学院大で5月14日(日)、日本女子大学、神田外語大学、昭和女子大学を迎えて3試合を戦う。

山梨学院大学がこれまでの競技スポーツの実績をふまえて「スポーツを通じて幅広く社会に貢献できる人材の育成」を目指す目的で昨年、創立70周年の年に新学部として「スポーツ科学部」を開設した。バレーボール部女子は、学部開設とともに創部。山梨学院強化育成クラブの17番目として誕生した。今年の部員は2年生の9人に新入生8人が加わり17人で構成。山梨学院が加盟する関東大学バレーボール女子リーグは1部から9部まであり、関東大学リーグ戦は、春と秋の2回行われる。1部から3部は入替戦があり、3部以下は入替戦を行わず、自動入替制が採られている。昨年春季リーグ9部からスタートした山梨学院は春・秋季リーグで全勝し7部に昇格した。7部はA・Bグループ各6チームで1試合ずつ対戦し、各グループ1位は自動昇格し、各グループ同順位による順位決定戦を行う。1年生を迎えた山梨学院新生バレーボール部は、春季リーグで6部、秋季リーグで5部昇格を目指す。

山梨学院バレーボール部女子の創部2年目、関東大学春季リーグ戦7部第1戦目は、4月30日防衛大学校を会場にして防衛大学校との対戦で開幕した。怪我などで主力メンバーを欠く中、新入生を含めたメンバーで戦った。試合は3セットマッチで行われ、2セット先に取ったチームが勝利する。防衛大学のサーブで始まった第1セット。山梨学院は、初めに7番寄特明日香(スポーツ科学部2年 山梨・巨摩高)が右フロントからスパイクを決め先制。続く左フロントの14番井上紗映(スポーツ科学部1年 山梨・増穂商高)がストレートでスパイクを決め序盤4-2とリードすると、それからは怒涛の攻撃を展開、セッター16番木下優実(スポーツ科学部1年 静岡・浜北西高)を中心に2番永井優(スポーツ科学部2年 静岡・富士見高)、7番寄特明日香、19番加賀美理奈(スポーツ科学部1年 山梨・増穂商高)、14番井上、15番後藤千乃(スポーツ科学部1年 山梨・増穂商高)のアタッカーとリベロ5番望月亜美(スポーツ科学部2年 神奈川・横浜隼人高)ら攻守のバランスが上手く噛み合い、19番加賀美9得点、2番永井が4得点など、21連続得点を挙げ25-2で第1セットを奪った。第2セット、防衛大に1点先制されるも2番永井が3連続得点を挙げ、第2セットも一方的なゲーム展開になるかと思われたが、ミスや防衛大の反撃もあり、9-6となかなか点差が広がらない。中盤ようやく山梨学院ペースに持ち込み、2番永井や14番井上、19番加賀美の活躍により25-11と第2セットも奪い、セット数2-0で初戦を飾った。1年生の動きの良さが目立った初戦だったが、試合後の注意で池田志織コーチは「2年生が試合前のアップの時から相手をなめているところが見えたので活を入れました」と2戦目に向けて選手をたしなめた。

《第1戦目 4/30 会場*防衛大学校》
○ 山梨学院大学 2 第1セット 25-2
第2セット 25-11
0 防衛大学校 ●

◆交代:第1セット=14番井上→17番中村ひらり(スポーツ科学部1年 栃木・作新学院高) 第2セット=16番木下→6番山下李央(スポーツ科学部2年 山梨・甲府城西高) 7番寄特→4番大久保奈緒(スポーツ科学部1年 山梨・増穂商高)

第2試合は二松學舎大学との対戦。第1セット、山梨学院は序盤から得点を重ね、8得点目から連続15得点を奪うなど一方的に攻め続け、25-2で終了。第2セット、序盤は7-4ともたつくが、8得点目から14番井上、15番後藤の強烈なスパイクで7連続得点と攻撃の勢いは収まらず、その後も2番永井や代わった20番宮本玲未穂(スポーツ科学部1年 群馬・健大高崎高)が得点を重ね、25-6と圧勝した。14番井上9得点、2番永井5得点など他のメンバーそれぞれが持ち味を出しゲームを主導した。この日、2戦2勝し6部に向けて好スタートを切った。

《第2戦目 4/30 会場*防衛大学校》
○ 山梨学院大学 2 第1セット 25-2
第2セット 25-6
0 二松學舎大学 ●

◆交代:第1セット=15番後藤→8番南夏海(スポーツ科学部2年 静岡・伊豆中央高) 
第2セット=15番後藤→18番加納みず来(スポーツ科学部1年 静岡・佐久間高) 19番加賀美→20番宮本

2戦目終了後、ゲームキャプテンを務めた永井優選手は「いつも試合をやっているメンバーやポジションも違い、1年生も入り雰囲気が変わり、慣れてはいない感じでしたけど、それなりに自分たちのやってきたことができました。これは自分たちの到達点ではないので、これらを自信にしながらリーグを勝ち上がっていきたいです」と話した。コンビを組んだ1年生については、「センターとか攻撃力のある選手が多く加わり、単純なコンビネーションだけではなく、いろいろなポジションが絡むコンビネーションが増えていけたら」と先を見据えた。足の負傷で試合を欠場し裏方を担った角田明日香主将(スポーツ科学部2年 山梨・増穂商高)は「新入生迎えて人数も増えた中で、チームらしくなり、まだまだ上手くいかない部分の方が多いですけど、いいチームを作っていけると思うのでここで満足しないでさらに上を目指して頑張りたいと思います」と話し、試合を振り返って、「ここではあまり響かない点数ではあったのですが、上に行けば1点1点が大事になってくるのでその1点を絶対逃がさないで自分たちのものにできるように、1本1本に集中することを課題にしてやっていきたいです。今シーズンの春秋も全勝優勝して、自分たちが4年生になった時に2部の入れ替え戦までいけるかも知れないので、そういうところでしっかり戦えるように、今、このような積み上げを大切にしていきたいです」と抱負を語った。2年目の指揮を執った安田貢監督・スポーツ科学部准教授は「いくつか課題もありましたけれど、全てが駄目だったわけではないので、選手にも言いましたが『良いところは何で良かったのか、悪かったところは何で悪かったのか、振り返りをしっかりやるように』と指示しました。リーグ戦はまだ続きますのでそこの部分を選手が練習で気付いたところを反映させていきたい」と語った。「うちは勝ち続け続けて昇格を続けることが至上命題なのでそこのところはしっかりやらなければいけないですし、それと並行して自分たちのレベルをどこまで追求できるのかというところだと思うので、相手がどこであれ勝った、負けたということよりも自分たちの課題とか、実力が発揮できたのか、練習どおりのことができたのかが今は大きいです」と話した。池田志織コーチ・スポーツ科学部助手は「試合自体はそんなに悪くはないと思います。勝ったということと新入生含めて全員試合に出たことは良かったですが、相手を見て合わせてしまった部分があるので直していかねばならないところです。勝つことが一番の命題ですが、勝つだけではなく内容や自分たちのバレーボールをしっかりやることが大事」と気を引き締めていた。「今年の1年生の何人かは即戦力ですし、今にも2年生全員を抜いてやるという気持ちが強いので楽しみです」と1年生の加入がチーム全体の活性に繋がることを期待している。

春季リーグ戦、山梨学院の今後の予定は5月14日(日)、山梨学院大スポーツ科学部多目的実習室に日本女子大学、神田外語大学、昭和女子大学を迎えて3試合を戦う。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.5.1