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●春季関東高校野球山梨県大会 準決勝
~山学は18安打16得点で東海大甲府を撃破~
~4試合連続のコールド勝ちで関東出場権獲得

第69回春季関東高校野球山梨県大会は5月6日、山日YBS球場で準決勝2試合が行われた。山梨学院高はこの日の第1試合で東海大甲府高と対戦。山学は5回で5失点したものの打線が爆発。1回表に先制を許し、その裏、1番・中尾勇介の左翼線二塁打、2番・山本瑞基の右前安打、3番・栗尾勇摩の左前適時打で同点に追い付く。さらに3点を加点し、この回打者一巡の猛攻で一挙4得点。2回裏には1番・中尾が右翼線2塁打、4番・小林侃汰の右前適時打で5点目を追加し、6番・松尾孝太の右中間への2点適時三塁打などでこの回も打者一巡の猛攻で5得点。3回裏には1番・中尾の左越二塁打、2番・山本の左前適時打、6番・松尾の2点適時二塁打などで3得点。4回裏には3番・栗尾の中前適時打、5番・丹沢の左前適時打で2点を追加し、試合は14対5に。5回裏の攻撃では先頭の7番・清水玄司が中前安打で出塁し、8番・代打の五十嵐寛人が高校通算30号となる左翼中段への2点本塁打を放ち、16点目を挙げ、コールドゲームを成立させた。山学は16対5(5回コールド)で翌日の決勝と今月20日に茨城県で開幕する関東大会への出場権を獲得した。

山梨学院高は初戦(2回戦)を甲府昭和高と対戦し、初先発・石井友樹(3年)の好投などで9対0(7回コールド)で勝利。続く3回戦は、身延高と対戦し、初回に12点の大量得点を奪い、山本瑞基(3年)の4打数4安打5打点の活躍などで16対1(5回コールド)で準々決勝進出を決めた。準々決勝では、甲府工業高と対戦し先制を許したものの、3対2で迎えた5回裏に丹沢海輝(3年)の2点適時打や松尾孝太(3年)の2点本塁打で6対3と逆転に成功し、その後も得点を重ね、11対4(8回コールド)でベスト4に進出した。この日迎えた準決勝の対戦相手は東海大甲府高。昨年のこの大会の同じ準決勝では、山学が3対6で逆転負けを喫しており、雪辱を果たすべく、戦いに挑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山学の先発は、初戦からその任を担っている石井友樹(3年)。山学は、失策や四球、左前適時二塁打で1点を先制される。しかしその裏、山学の打線が爆発。1番・中尾勇介(2年)が左翼線二塁打で出塁すると、2番・山本瑞基(3年)の右前安打、3番・栗尾勇摩(3年)の左前適時打で同点に追い付く。その後、無死満塁の場面で、5番・丹沢海輝(3年)の内野ゴロの間に2番・山本が生還し、1点を追加。さらに、7番・清水玄司(3年)の2点適時二塁打などでこの回打者一巡の猛攻で一挙4得点。2回表に東海に1点を返されたものの、その裏再度山学が打者一巡の猛攻。1番・中尾が右翼線2塁打で攻撃の口火を切ると、4番・小林侃汰(3年)の右前適時打で5点目を追加。続く。5番・丹沢の中前適時打、6番・松尾孝太(3年)の右中間への2点適時三塁打など でこの回5点を加点し、9対2と東海を突き放しにかかる。山学打線は3回には1番・中尾の左越二塁打、2番・山本の左前適時打、6番・松尾の2点適時二塁打などで3得点。守備では先発・石井が3回を2安打で抑えたものの四死球や失策などで4失点。味方打線の援護や好守備もあり、終始試合は山学が主導権を握った。4回表からは先発・石井から宮内大河(3年)に継投。この回、宮内は中前安打と左中間適時二塁打で5点目を献上したが、打線がそれを援護し、その裏に3番・栗尾の中前適時打、5番・丹沢の左前適時打で2点を追加し、試合は14対5に。5回裏の攻撃では先頭の7番・清水が中前安打で出塁。続く8番・代打の五十嵐寛人(3年)が高校通算30号となる左翼への2点本塁打を放ちコールドゲームを成立させた。山学は16対5(5回コールド)と4試合連続のコールド勝ちを収めた。
 
試合後、吉田洸二監督は「今年はピッチャーを中心としたディフェンスのチームだが、守備のリズムが試合を通して出来なかった。打てたことは良いが、5回で5失点は考えなければいけない。5失点では甲子園では通用しないので、もっとディフェンス力を上げたい」と試合を振り返り、決勝や関東大会に向けて「守備でリズムを作れるチームでないと全国では勝てないので、明日の決勝と関東では、極力失点の少ない締まった野球ができるようにしたい」と語った。この日1番を任され、3打席連続の二塁打で攻撃の口火を切った、中尾勇介選手は「自分が1番になることはあまりありませんが、きょうは監督が1番に座らしてくれたので、しっかり初球から振っていくことを意識して打席に立ちました。今までで(東海大甲府と試合をした中で)一番気持ちの良い勝ち方をしたと実感しています」と述べ、代打で勝負を決めたサヨナラ本塁打を放った五十嵐寛人選手は「4月頭から打撃の調子が良くなく、春は2回戦からスタメン落ちして悔しさでいっぱいでした。ライバルも含めて色々な人に相談して、みんなが打たせてくれたホームランかなと思います」と語った。

山学は準決勝に勝利したことで、翌日の決勝と5月20日に茨城県で開幕する関東大会の出場権を獲得した。関東大会への出場は3年ぶり10度目で、前回出場時には、県勢として14年ぶり、学校としては初めての春季大会での関東制覇を果たしている。山学は、関東での戦いの弾みとするべく、県大会3季連続優勝を懸け、明日の決勝で23年ぶりに関東大会出場を決めた駿台甲府高と山日YBS球場で午前10時から対戦する。
文(Y.Y)、カメラ(藤原 稔)2017.5.6