●子育て支援事業「幼稚園であそぼう」
~未就園児が幼稚園での遊びや給食を体験~
~年齢の枠を超え、在園児と一緒に楽しむ~
山梨学院幼稚園は、子育て支援事業として未就園児とその保護者を対象に「幼稚園であそぼう」を開催した。この催しは、就園前の子どもと保護者が実際に幼稚園での生活や遊びを体験し、「幼稚園」について知ってもらうことを目的に実施。今年度も、幼稚園での遊びや給食など一日の流れを体験する“給食体験Day”と年齢の枠を超え在園児と一緒に幼稚園での遊びを体験する“園児との交流Day”を企画した。5月20日に実施された“給食体験Day”では、実際の幼稚園の一日に倣い、砂遊びや固定遊具、シャボン玉などの自由遊びや歌や手遊びなどのクラス活動を体験。さらに、山梨学院クッキングハウスで調理された作り立ての温かい給食を親子で喫食。一方、5月23日に実施された“園児との交流Day”では、在園児と一緒に様々な遊びを体験し、最後に全員でダンスを踊り、楽しいひとときを過ごした。“園児との交流Day”は5月25日にも実施され、6月6日、15日には、子育て支援事業として“親子リズム表現”が企画されている。
山梨学院幼稚園では、山梨学院子育て支援センター「アルテア子ども館」と連携し、子育て支援事業(施設開放・地域交流事業)として親子リズム表現や親子クッキングなどの各種事業を企画。5月20日、23・25日には未就園の子どもと保護者を対象に「幼稚園」について知ってもらう「幼稚園であそぼう」を開催した。「幼稚園であそぼう」では、幼稚園の一日に倣い、登園から自由遊び、クラス活動、給食、降園までを体験する“給食体験Day”と在園する園児たちと遊びを通じて交流する“園児との交流Day” を実施した。
■給食体験Day(5/20)
保護者と登園後、子どもたちは、思い思いに自由遊びを体験。園庭に設置された遊具や砂遊び、シャボン玉、保育室で工作やおままごとなど各自が興味・関心のある遊びを行った。クラス活動では、歌や手遊びなどを行い、集団生活についても体験。また、お昼の時間には、実際に山梨学院幼稚園で提供される給食を親子で喫食。給食は、幼稚園園舎に併設されたクッキングハウス(給食施設)で調理され、子どもたちには作り立ての温かい給食が毎日提供されている。この日の給食のメニューは、在園児に人気のある「さけわかめご飯・鶏の唐揚げ・枝豆サラダ・キャベツとたけのこのコンソメスープ・フルーツポンチ・牛乳」の6品。昼食中、献立や調理を担当する管理栄養士が各教室を回り、山梨学院幼稚園の給食の特徴について説明を行ったほか、保護者からの相談にも応じていた。山梨学院幼稚園(山梨学院クッキングハウス)では専任の管理栄養士を置き、食品製造における管理手法であるHACCPを導入し、安心・安全な給食を調理。食材も地産地消に取り組み、味付けも素材の味を生かすように配慮がなされ、一日に必要な栄養量の1/3、不足しがちな栄養については1/2を補えるよう、日々の献立が工夫されている。子どもたちは、幼稚園の給食時に歌う“給食の歌”を全員で歌い、「いただきます」の挨拶と同時に保護者やお友達と一緒に作りたての温かい給食を楽しく味わっていた。降園の際には、幼稚園バスの見学も行われ、子どもたちは、次々にバスに乗り込み、在園児の気分を体験。最初は緊張していた子どもたちも幼稚園での遊びや給食などを通じ、満面の笑みで幼稚園生活を楽しみ、最後は、名残惜しそうな表情で幼稚園を後にした。
■在園児との交流Day(5/23・25)
“在園児との交流Day”は実際の幼稚園の遊びを在園児と一緒に体験し、交流してもらうことを目的に開催。在園児と一緒に砂遊びやシャボン玉、固定遊具、工作などを体験した。在園児は、年下の子どもたちに目を配り、参加した子どもたちは在園児と交流しながら楽しそうに幼稚園での遊びを満喫していた。また、5月23日は年中のスイミング実施日で子どもたちや保護者はスイミングの様子を興味深く見学していた。山梨学院幼稚園では年間を通じ、週1回、園内の屋内温水プールでスイミングを実施。幼稚園の体育指導員や山学大水泳部の部員が指導にあたっている。参加した子どもたちや保護者は、最後に年長の園児たちと一緒に“あいうえおにぎり”のダンスを仲良く踊った。在園児がいる中で実際の幼稚園での遊びを経験することで、保護者は我が子の幼稚園生活をイメージすることができ、子どもたちは、“幼稚園って楽しいな”という気持ちになり、幼稚園に対する期待や憧れを醸成することができる良い機会となった。
6月6日、15日には山梨学院短大保育科の川上琴美教授(身体表現・運動学)が講師を務める1歳児から3歳児を対象とした“親子リズム表現”が企画されている。この他、8月には「親子クッキング」、12月には「親子で作って遊ぼう」も予定され、山梨学院幼稚園では、地域に根差した活動を今年も積極的に展開していく。
文、カメラ(Y.Y)2017.5.23