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●2017関東高等学校ホッケー大会
~山学高、決勝戦宿敵今市高に悔しい準優勝~
~敗北を糧にインターハイで日本一を目指す~

2017年度「第46回関東高等学校ホッケー大会」が6月10日・11日の両日、男子は8校が出場して埼玉県飯能市・阿須ホッケー場、駿河台大学ホッケー場で行われた。この大会はインターハイ関東地区予選会を兼ねており、昨年優勝の山梨学院高校は10日に行われた1回戦で利根商業高等学校(群馬県)と対戦、18-0と快勝し、11日の準決勝に駒を進め、今夏、山形県で開催されるインターハイへの出場を決めた。2日目11日に準決勝と決勝の2試合が行われ、山梨学院の準決勝は地元飯能南高校との対戦となった。山梨学院のセンターパスで始まった試合は、開始早々ペナルティコーナー(PC)を与える嫌な立ち上がり。これを阻止すると6分、MF高橋洋介主将(3年)から受けたパスをFW古瀬遼太郎(3年)がヒットシュートを決め、1点を先制した。サイドが変わった後半立ち上がりも立て続けにPCを与え、2分に決められ同点となった。山梨学院もPCを得るもなかなか点に至らない。12分、MF櫻本大雅(2年)がきれいにヒットシュートを決め、2-1とリードした。その後は山梨学院のペースで進められ、25分、DF井上晃希(3年)が相手選手の反則で得たペナルティストローク(PS)を決め、ダメ押しの3点目を挙げ、そのまま試合は終了。決勝に進出した。決勝戦は、関東大会で何度も優勝している栃木県の強豪今市高校。試合は、前半序盤から互いに激しい攻防を繰り広げる展開に。中盤になると今市高のペースで試合は進められ、終盤30分にシュートを決められ先制を許した。続けてゴール前でPSを決められ、前半を0-2で折り返した。後半に入っても相手ペースは変わらず、3分にもシュートを決められ0-3と劣勢に立った。その後、山梨学院は中盤にリズムを掴むと、ようやく終盤30分に櫻本大雅(2年)、終了間際にFW伊東克樹(1年)がタッチシュートを押し込んだが、反撃もここまで。無情にも終了のホーンがフィールドに鳴り響いた。山梨学院は2年連続の優勝を逃し準優勝も、夏のインターハイにこの敗北の雪辱を誓う。

◆《6月11日 2日目 準決勝戦 山梨学院高VS飯能南高》

山梨学院高校は、大会1日目の試合で利根商業高(群馬県)に8人の選手が18得点を挙げ快勝した。特にFW伊東克樹(1年)が5得点を挙げる活躍をした。2日目11日に準決勝、決勝が行われ、準決勝では地元飯能南高校と対戦した。飯能南は堅い守備から相手のボールを奪いカウンターが得意なチーム。予断は許されない。応援の多いアウェイー状態の中、山梨学院は、飛び級で男子U21代表に選出されている17歳のFW高橋洋介主将(3年)を起点にした攻撃で前半主導権を握るとドリブル突破でサークルに入った高橋のパスを狭い角度から放ったFW古瀬遼太郎(3年)のシュートで1点リードして折り返した。後半には、開始早々飯能南に同点に追いつかれたが、MF櫻本大雅(2年)のシュート、DF井上晃希(3年)のPSで得点を加え勝利。決勝に進出した。高橋洋介主将は「後半、同点に追いつかれても、落ち着いて追加点を決められ勝ち越せたのが良かったです」と勝因を語った。決勝戦は、「今市高戦になると思うのですが、新人戦で負けているので、1点リードだけでは足りないので2点、3点取って絶対に勝ちたいです」と意気込んだ。

平成29年度「第46回関東高等学校ホッケー大会」 準決勝戦
《山梨学院高VS飯能南高》6/11 埼玉県飯能市・阿須ホッケー場
○ 山梨学院高 3 前半 1-0
後半 2-1
1 飯能南高 ●
山梨学院得点=古瀬遼太郎、櫻本大雅、井上晃希

◆《2日目 決勝戦 山梨学院高VS今市高》

決勝は、今市高校(栃木県)との対戦。決勝戦は、関東大会で何度も優勝している栃木県の強豪今市高校。今大会も山梨学院同様に優勝候補に挙げられている。試合は、前半序盤から互いに激しい攻防を繰り広げる展開に。中盤に入ると、ロングパスを前線のフォワードに送りサイドから切り込む今市高の得意な攻撃に徐々にディフェンスが苦しめられ、30分にシュートを決められ先制を許した。続けてゴール前でPSを取られ、前半を0-2で折り返した。山梨学院は相手のゾーンディフェンスに攻撃を封じ込められ得点に至らない。後半に入っても相手ペースは変わらず、3分にもシュートを決められ0-3と劣勢に立った。中盤からMF高橋のドリブル突破からリズムを掴むと、ようやく終盤30分に高橋のスルーパスを櫻本大雅(2年)、終了間際37分には、FW伊藤裕或(3年)が放ったパスをFW伊東克樹(1年)が絶妙なタイミングのタッチシュートを決めた。1点差に迫った山梨学院は勝利を信じて最後までゴールに迫ったものの、反撃もここまで。無情にも終了のホーンが会場に鳴り響いた。山梨学院は2年連続の優勝を逃した。この悔しさを夏のインターハイに全国一を目指し、雪辱を誓う。
結果は優勝・今市高校、準優勝・山梨学院高校、3位は飯能高校、慶応義塾高校の両校となった。

平成29年度「第46回関東高等学校ホッケー大会」 決勝戦
《山梨学院高VS今市高校》6/11 埼玉県飯能市・阿須ホッケー場
● 山梨学院高 2 前半 0-2
後半 2-1
3 今市高校 ○
山梨学院得点=櫻本大雅、伊東克樹

試合後、飯田裕一郎監督は「個々の技術の差がありました。玉ぎわが全然違っていて、1対2で負けてしまっているのでレベルアップが課題ですね。」と言葉少なく振り返った。高橋洋介主将は「とても悔しいです。今日、2試合目ということで相手も同じ条件でしたが、実力、スタミナ不足でした。3点リードされてもう攻めるしかないと前向きになりそこで攻められたのは収穫でしたけど点を取られ過ぎたので追いつけなかったです」と唇を噛んだ。「インターハイでは先制点を取ることが大事なので早くから前を向いて攻めていければ。目標は優勝です」と語った。

山梨学院イレブンは、課題を挙げて明日から1ヵ月半後のインターハイに向けて始動する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.6.11