●山梨県ケーキショー2017
~19の創作ケーキ出品、技術の高さを証明~
~ジュニア部門金・銀・銅賞、メーカー賞も3人受賞~
第8回を数える「山梨県ケーキショー2017~集まれ未来のケーキ屋さん~」が6月17・18日の両日、甲斐市・ラザウォーク甲斐双葉店で開催された。山梨県洋菓子協会が会員の技術向上を目的に2010年から開催しているケーキの祭典。協会に加盟する県内洋菓子店のパティシエの作品に加え、22歳以下のジュニア部門に山梨学院短期大学食物栄養科フードクリエイトコース(2年)の創作ケーキと展示会場入口に同コースを名称変更したパティシエコース1年生全員で2週間かけて製作した大型工芸菓子「アイシングクッキー『ひろがり』」(山梨学院クリスタルタワー東に設置されているモニュメントをモチーフ)を展示・出品した。ひと際大きく可愛らしい作品は会場を引き立て、誘客にも一役買っていた。同時に行われた作品コンテストでは山梨学院短大から、山梨県洋菓子協会ジュニア部門金賞を石原清華さん(2年)、銀賞・望月優花(2年)、銅賞はパティシエコース1年生が製作した大型工芸菓子に贈られた。メーカー賞には、伊藤彩音さん、清水佳菜さん、石川美玖さん(各2年)の3人が受賞。また、卒業生も上位入賞を果たし、洋菓子技術の高さを証明した。恒例となったケーキショーは休日とあって、例年同様若者、家族連れで賑わいを見せ、色鮮やかでオリジナリティと可愛らしさが溢れる作品に来場者は眼を輝かせ見入っていた。
山梨学院短大の食物栄養科フードクリエイトコースは、今年の1年生からパティシエコースに名称を変更した。従来どおり「洋菓子」「和菓子」「製パン」の3分野と、レストランサービス分野のプロフェッショナルを目指す人のために、7年間の実績にさらにカリキュラムの充実を図り、社会で活躍できる人材の育成に努めていく。学生の実習を指導する講師陣は、いずれも長年その道で活躍してきたプロ。それぞれ第一線で培ってきたノウハウと経験に裏付けされた知識・技術を学生たちに伝えている。
山学短大の学生たちは、「山梨県ケーキショー」に8年連続して参加しており、今回、パティシエコース1年生は入学2ヶ月余りではあるが、「製菓基礎実習」で学んだ洋菓子技術をもとに、全員で2週間かけて大型工芸菓子「アイシングクッキー『ひろがり』」の製作に挑んだ。会場入口に飾られた作品は、ウエディングケーキをイメージ、先端上部には、山梨学院クリスタルタワー東側に設置されているモニュメント「ひろがり」をモチーフにしている。ひときわ大きな作品は会場を引き立て、誘客にも一役買っていた。ジャパンケーキショーにのっとった作品コンテストには、パティシエや専門学校、山梨学院短大生など力作が33点が出品された。山梨学院短大食物栄養科の2年生(フードクリエイトコース)は「製菓基礎実習(1年次)・製菓専門実習」で学んできた技術で、マジパン仕上げの創作ケーキ18作品を出品した。審査結果は、山梨学院短大からは、山梨県洋菓子協会ジュニア部門で石原清華さん(作品)が金賞を受賞。銀賞には望月優花さん(作品)、銅賞には1年生のパティシエコースの「アイシング『ひろがり』(作品)が受賞。金・銀・銅を獲得した。メーカー賞にも、伊藤彩音、清水佳菜、石川美玖(各2年)の3人の作品が受賞した。受賞作品以外にも山梨学院短大生13作品がケーキショーを彩った。また、ジュニア部門の最高賞、山梨県洋菓子協会長に輝いたのは今年3月本学を卒業した小池桃奈さんと、一般部門の、平成28年度卒業生小川美咲さん(左から)が日本洋菓子協会連合会長賞を受賞した。山学短大生の洋菓子技術の高さを証明した。
2日間開催された「山梨ケーキショー2017」には、多くの来場者が詰め掛け関心の高さを見せていた。フードクリエイト、パティシエコースの2・1年生が交代でコーナーを担当し、作品の説明や来場者からの質問に丁寧に答えていた。また、2日間にわたり、ロールケーキ作りやマジパン細工の体験教室が開かれ、子どもたちは、真剣な表情でマジパンを使い動物や果物など思い思いの作品作りに、学生たちはにこやかに対応していた。
※(マジパン=アーモンドと砂糖を練ったものでケーキなどのデコレーションに使われる)
文(K.F) 写真提供(山梨学院短期大学) 2017.6.22