山梨学院パブリシティセンター

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●夏の全国高校野球山梨県大会壮行会
~山梨学院高全校一丸で応援を誓う~
~8日開幕。メンタル強化で、連覇を狙う~

山梨学院高校は7月5日、「第99回全国高等学校野球選手権山梨県大会」の壮行会を高校体育館で行った。吹奏楽部の演奏に合わせ、全校生徒約1100人が手拍手で迎える中、真っ黒に日に焼けた部員ら69人が壇上に上がった。挨拶で山内紀幸校長は「野球部の健闘を祈るとともに私がお願いしたいのはスタンドにいる皆さんが力の限りエールを送って、野球部がいつも通りのプレーができるようにスタンドからテレビの画面の前から支えてあげて欲しい」と挨拶。生徒を代表して、望月梨生生徒会長は「再び憧れの甲子園の土を踏めるように一戦一戦力の限り戦ってきてください」と激励。続いて生徒全員で折った千羽鶴と花束が栗尾勇摩主将と小林侃汰副主将に贈られ、栗尾勇摩主将が「自分たちの力を初戦からぶつけ一戦一戦全力で勝ちに行き、まずは甲子園への挑戦権を掴み取りたい」と応えた。応援団・チアリーダー部・吹奏楽部を中心に校歌斉唱が行われ、吹奏楽部が演奏する「突撃のテーマ」「ビッグウエーブで」に合わせ全員が手拍子で“甲子園を目指す”野球部を勇気づけ山梨県大会に送り出した。山梨県大会は7月8日に開幕、第1シードの山梨学院は翌日の9日(日)午前9時より山日YBS球場で甲府南高と対戦する。

吹奏楽部の演奏する今年の吹奏楽部コンクールの課題曲「マーチ・シャイニングロード」に合わせ生徒全員と教員の手拍子に迎えられ、栗尾勇摩主将を先頭に砂田球場での練習で真っ黒に日焼けして逞しくなった登録メンバー20人とベンチ入りを果たせなかった選手計63人、マネージャー、吉田洸二監督、松崎将専任教師、吉田健人コーチ、田中信幸育成部長の69人が壇上に上がった。挨拶に立った山内紀幸校長は「人生と同じように野球の試合ほど怖いものはありません。上り坂、下り坂、『まさか』。まさかでいい方向に行く場合もありますが、本当に自分たちの力を出せないという苦い思いを今まで、野球部は積み重ねてきました。勝利とは己に勝つこと。将棋の藤井四段のように戦っている最中の気持ちを、栗尾主将を中心に血の滲むような練習を重ねてきた自信を、日常の砂田球場と同じようなプレーでリラックスしてやってほしい。そのところのコントロールができた時に『まさか』ということが回避できると思います」と全選手を激励した。応援する生徒を代表して生徒会の望月梨生生徒会長は「野球部の皆さんは厳しい冬の練習でひたすら足腰を鍛えたことを自信に変え、再び憧れの甲子園の土を踏めるように一戦一戦力の限り戦ってきてください。また、生徒の皆さんは一生懸命戦う野球部の皆さんとともに声を出し続け、一緒に戦いましょう」と激励と応援を呼びかけた。続いて必勝を祈願して生徒全員で折った千羽鶴と花束が栗尾勇摩主将と小林侃汰副主将に贈られ、それに応えて栗尾勇摩主将は「『今年のチームは全国で勝てるチーム』を目標に新チームがスタートしました。しかし、秋・春と県大会では優勝できたものの、県外試合などで自分たちが練習してきたことが出せない試合が続きました。これは技術ではなくメンタルに問題があると指摘され、春以降は特にメンタルを鍛えてきました。夏は何があるか分かりません。冬連の最終日。全員で乗り越えた100本のインターバルを自信にして相手がどこであろうとも油断をなくして自分たちの力を初戦からぶつけ一戦一戦全力で勝ちに行き、まずは甲子園への挑戦権を掴み取りたいと思います」と健闘を誓った。最後に応援団の田中ともかさん、深澤菜月さんの音頭で、チアリーダー部・吹奏楽部を中心に、生徒全員で校歌斉唱と恒例の『突撃のテーマ』『ビッグウエーブ』の曲で野球部員を勇気づけ、入場曲と同じマーチ曲に合わせ全員の手拍子で、山梨学院高野球部を“甲子園への道”へ送り出した。

また、壮行会の前に行われた応援練習は、一部の生徒を除いた全員が参加。生徒会と野球部が中心となり、応援団、吹奏楽部、チアリーダー部とともに本番に向けて段取りや「ヒット打った時」「得点が入った時」「チャンスの時」など場面ごとの応援方法を念入りに繰り返した。田中ともか応援団長は「昨年甲子園に行ったからといって同じような素敵な応援ができるかというと代が変わったのでできるか分からないですが、一体感がないと盛り上がらないと思うので自分たちの代らしく率先して野球部の応援団組、生徒会、チア、吹奏楽部と一緒に作り上げたいと思います」。深澤菜月副団長は「野球部の3年生にとっては最後の夏だし、自分たち3年生にとっても野球応援は最後の夏なので選手の皆のことを自分たちが後押しできるように応援をしていきたいです」と語った。

大会は、7月8日開幕。甲子園出場を懸け36校が山日YBS球場、富士北麓球場で熱戦を繰り広げる。山梨県大会3季連続優勝の山梨学院高の初戦は、7月9日(日)午前9時から山日YBS球場で第1試合目に甲府南高と対戦する。冬の猛練習と春からのメンタル強化を自信に変え、2年連続夏の甲子園出場への挑戦が始まる。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.7.5