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●インターハイに懸ける!2017 第3回
~ホッケー部、ベスト3の壁を破り優勝を目指す~
~テニス女子、過去最高のベスト8以上を狙う~

平成29年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)「はばたけ世界へ 南東北総体2017」が『繋がる絆 魅せよう僕らの若き力』のスローガンのもと7月28日から8月20日にかけて山形県を中心に南東北地方(山形、宮城、福島、和歌山《平成36年まで固定開催=ヨット》)を舞台にして開催。インターハイは高校野球の「夏の甲子園」に例えられるように、高校スポーツの祭典で最大のビッグイベント。全国から約3万人の高校生トップアスリートが集結。山梨県からは28競技、約610人の高校生アスリートが夏の酷暑に立ち向かい、全国の精鋭たちに決戦を挑む。山梨学院高校からはホッケー部男子、テニス部女子の2団体と陸上・空手道・テニス、水泳競技(24日に出場者決定)に個人38人(重複選手あり)の生徒が出場する。山梨学院ニュースファイルでは3回に分け、インターハイに懸ける出場選手の意気込みを伝える。第3回目は、ホッケー部男子、テニス部女子団体、女子テニス個人を紹介する。連日30度を越える暑さの中、選手たちは本番の日に照準を合わせ、最後の調整に打ち込んでいる。
※(末尾に山梨学院水泳競技者のインターハイ出場者を併記)

◆ホッケー部男子
団体競技ホッケー部男子は、前回大会ベスト8に終わり、最高順位3位の壁を破れず涙を飲んだ。新チームは決意新たに、12月の全国高校チャンピオンズカップでは待望の初の全国大会優勝を果たした。3月の全国高校選抜ホッケーでは天理高と熱戦を演じるも惜しくも準優勝。6月の関東大会では9年連続のインターハイ出場を決めたものの、こちらも準優勝に終わった。山梨学院は常に上位を窺える実力がありながら、インターハイでは2度の3位が最高。今年こそ頂点を狙うべく熱く燃えている。部員たちは、夏休みに入りさらに練習の質を高め、悲願のインターハイ優勝を目標にフィールドで汗を流し調整を続けている。高橋勇介主将は「私たちの代で山梨学院での1番良い記録(優勝)を残したい」と決意を述べた。そのためには、スタミナの強化、安定した守備力に加え、チーム全体の決定力やPC(ペナルティコーナー)の決定力を挙げた。さらに戦略的な変化も見逃せない。「フォーメーションを変えてボール回しなど上手くなってきているので自信はあります。十分優勝が狙えるレベルまできています」と手応えを口にする。「自分の役割は、チームが劣勢に立っているときに皆を鼓舞して大きな声を出してまとめることです。狙うは優勝です」と闘志を燃やしている。主将とともにチームを支える加藤雄太副主将(3年)は「大事になってくるのは3回戦の準々決勝になるので1,2回戦はしっかり確認をしつつ、勝ち切れるようにして決勝までいきたい」と慎重に経緯を見極める。「関東大会ではWヘッターということもあってスタミナ不足が原因でミスが多く、それを改善するために大会が終わってから走りこみや体幹トレーニングなどを増やしてきたので夏はしっかり走れると思います」と準備は抜かりない。
登録選手15人は、7月29日、山形県米沢市米沢商業ホッケー場(人工芝)で福島県立修明高校と対戦する。8月2日に決勝戦が行われる。

◆テニス女子団体戦
《猪俣莉々花(3年)・狐塚理子(2年)・清水遥(2年)・肥田唯花(1年)・坂詰姫野(1年)》
山梨学院高テニス部女子は、5月に行われたインターハイテニス競技団体戦の山梨県予選で相手を寄せ付けない強さで出場権を獲得。山梨県高校総体ですでに個人戦ダブルス、シングルスの出場権を決めており、3種目全ての出場権を独占した。6月の関東大会の個人戦ダブルスでは狐塚・肥田ペアが準決勝を決め、インターハイでも上位を狙う。3年連続出場の猪俣莉々花選手は、今大会を集大成と位置づけ、意気込む。山梨学院高は昨年のインターハイ団体は2回戦敗退したが、団体戦で5年連続22回目の出場となるインターハイで今年こそ大輪の花を咲かせたい。メンバーは肥田、狐塚、猪俣、坂詰、伊藤(左から)の5人
猪俣莉々花(3年)団体主将は「チームとしては、主力になる1年生二人が入ってきたことで大きく変わりました。昨年よりもチーム力が上がり、全国で上位を目指して戦うことができると思うので、それぞれの力を最大限に発揮できるよう“切磋琢磨”していきます」と意気込む。ただ課題も挙げた。「体力面やなかなか自分たちのプレーが発揮できない場面もあったのでインターハイでは、もっと暑い環境の中でプレーしなければならなく、それに加え長い試合でも粘り強い試合ができれば」と不安も覗かせる。それでも「ベスト4を目指して頑張ります」と力強く明言した。5人のうちサブプレヤーとしてサポートに回る予定の清水遥選手は「チームのメンバーなので、皆の準備が完全な状態で最高なプレーができるようにサポートしていきたい」と話した。

◆《女子個人ダブルス戦(狐塚理子・肥田唯花)》 
ダブルスに出場する狐塚理子選手は、昨年の大会では団体戦、個人戦のダブルスとシングルスの3種目に出場したが、個人戦はともに1回戦敗退の苦い経験をした。1年生の肥田唯花選手と組むダブルス戦に狐塚理子選手は「イージーなミスを減らし、攻撃のパターンを増やす」と課題を挙げ、「関東大会で準優勝をしたことや、県総体のダブルスで優勝したことを自信に変え、1年生を引っ張り自分たちのプレーを出し切り、優勝を狙います」ときっぱり断言する。昨年は自分のプレーを出し切れず1回戦敗退してとても悔しい思いをしたので今年は緊張に負けず、1戦1戦精一杯戦います」と活躍を誓う。目標は優勝。狐塚、肥田ペアの1回戦は北海道・札幌啓成高ペアと対戦する。

◆《女子個人シングルス(猪俣莉々花・坂詰姫野)》
また、シングルスに出場する猪俣莉々花選手は「個人戦では、最後の年にシングルスに出場することができました。個人的にも全国にも行けるような試合ができているので、今まで積み重ねてきたことを出し切り上に行けるよう、一試合一試合大事に戦ってきます」と強い決意を言葉にした。猪俣選手の第1戦は、京都外語大西高校の選手と対戦する。もう一人の坂詰姫野選手は宮崎日大附属高の選手と対戦する。大会は福島県会津若松市・会津総合運動公園テニスコートで8月1日から8日までの期間で行われ、山梨学院の団体初戦は宮崎商業高と近大和歌山高の勝者と2回戦で対戦する。

◆水泳競泳競技
7月22日から24日まで関東高校学校水泳競技が行われ、インターハイに出場選手が決定した。山梨学院からは、5人が出場する。1500m自由形に長田諒(3年)、50m自由形に丸山優汰(3年)が標準記録を突破しインターハイ出場権を獲得した。また、400mリレーでも標準記録を突破し、丸山優汰、石川悠大(3年)、松本幸妃(2年)、依田和樹(2年)のメンバーがインターハイ出場を決めた。競泳競技は8月18日・19日、宮城県利府町セントラルスポーツ宮城G21プールで行われる。

高校生スポーツは、勝っても負けても日々の練習の成果を力の限り出しきる高校生らしいひたむきな姿が感動を呼び起こす。そこに見るものを引き込むスポーツ特有の美しさを感じる。全国から集まった高校生アスリートたちが重ねた努力の後には悔いのない笑顔が弾ける。

文・カメラ(平川大雪 K.F) 2017.7.25