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●2017日本学生ゴルフ選手権競技
~山学大男子、関東の難関を突破し3選手が出場~
~2日間の予選ラウンドに臨むも、決勝ラウンドならず~

2017年度「第71回日本学生ゴルフ選手権競技」が8月22日から25日の日程で三重県・四日市カンツリー倶楽部で開かれている。この大会は、日本学生ゴルフ連盟から推薦された各地区大会を勝ち抜いた98人の精鋭が4日間72ホールストロークプレーで優勝を争う。22日の第1ラウンド、23日第2ラウンドの予選ラウンドの50位までが24日・25日の決勝ラウンドに進む。山梨学院大からは、8月中旬に行われた関東学生ゴルフ選手権で4日間総合36位の大久保克海(2年)、総合40位の池田佑甫(4年)、総合43位の森田匠海(2年)の3人が激戦地区を勝ち抜け出場権を獲得した。22日に行われた第1ラウンドに大久保克海選手は、ひとつのボギー以外は全てパーの堅実なゴルフで通算73の1オーバーにまとめ44位タイにつけた。森田匠海選手は、前半の3オーバーを後半のイーグルで挽回。同じく1オーバー44位タイで締めた。池田佑甫選手は、前半はパーでまとめたが後半、ダブルボギーが響き、3オーバーの65位と出遅れた。23日の第2ラウンドは、大久保選手が前半にトリプルボギーをたたく不運があったものの、前後半イーブンパーにまとめ2日間通算1オーバーで52位タイとなり惜しくも3日目・4日目の決勝ラウンド進出を逃した。森田選手は、前半初めのホールをバーディでスタートしたものの、前後半で5つのボギーをたたき4オーバーとスコアを落とし、70位タイ。池田選手は前半をイーブンパーでまとめたが、後半4オーバーと崩れ77位でともに決勝ラウンドに進出はならなかった。

山梨学院大ゴルフ部は、2007年度準強化育成クラブとして発足、2015年4月に強化育成クラブに昇格した。部員は年々増え、現在は男子36人、女子6人の42人となった。強化育成クラブに格上げされると男女とも個人、団体戦でめきめき実績を上げ、男子は全国の地区大会のなかでも頂点に位置する関東大学ゴルフブロック対抗戦のAブロックに加盟している。女子もAブロックに後一歩の位置に付けるまで成長している。今回の日本学生ゴルフ選手権競技に出場している3選手は、関東ブロック対抗戦でもチームに貢献する活躍を見せ、特に池田選手は春季対抗戦で最優秀選手賞に輝いている。

日本学生ゴルフ選手権競技は今年で第71回を数える伝統の学生ゴルフ個人戦の最高峰。全国地区大会で優秀な成績を残した精鋭が結集する。歴代の優勝者には丸山茂樹、池田勇太、松山英樹など名プレイヤーを輩出している。今年の大会会場の四日市カンツリー倶楽部は2度の日本オープンゴルフ選手権が開催されている名門コース。林間コースの景観の素晴らしさと大きなうねりのある豪快な本格派コースは難コースとして知られる。

◆大会1日目第1ラウンド
22日に行われた第1ラウンドに山梨学院勢の大久保克海選手(2年 長野・鹿島学園高)は、後半に1ボギーをたたいたが残り全てパーにまとめ通算73の1オーバーで44位タイにつけた。森田匠海選手(2年 富山・富山国際大付高)は、前半ボギーが先行し3オーバーとスコアメイクに苦労したが、後半初めのホールをイーグルでスタートすると後半をアンダーで締めトータル1オーバー、同じく44位タイとなった。池田佑甫選手(4年 宮城・仙台育英学園高)は、前半はパーでまとめたが後半、ダブルボギーが響き、3オーバーの65位と出遅れた。

◆大会2日目第2ラウンド
第2ラウンドが行われた23日は、明け方に雨が降り、プレーが開始される午前7時には陽が容赦なく降り注ぎ、熱が肌にまつわりつく蒸し暑さの中でのスタートとなった。山梨学院勢での一番スタートは大久保選手。前半3ホール連続バーディを取る快調な出足となったが、8ホール目に落とし穴が待っていた。打ったボールが電線に当たる不運に見舞われ、結局トリプルボギーとスコアを落とした。それでもイーブンパーでまとめた大久保克海選手は「感触は結構良かったですけど、前半最後のバーディで流れが良くなったのでここから巻き返します」と前を向いた。後半もイーブンパーでまとめる勝負強さを見せたが、最終結果は2日間通算1オーバーとなり、52位。ホールアウト後、大久保選手は「グリーンも柔らかいので簡単だったのでスコア出したかったですけど、トリプルボギーだけが悔しいです。今日はもったいない試合でした。予選通るといいのですが、ぎりぎりの線だと思います」と話したが、結果は50位に僅かに届かず決勝ラウンドに進めなかった。 前半初めのホールをバーディでスタートしたものの、森田匠海選手は「バーディでスタートしたのですが、2番でミスして150ヤードぐらいしか飛ばなくすぐにボギーにしてしまいました。バーディ取って余裕が出るかなと思ったらすぐにボギーで余裕がなくなりました。もうひとつ7番で林に打ち込んでボギーにしてしまったのが・・・」と悔やんだ。それでも1オーバーで後半に折り返したが3つのボギーをたたき今日だけで4オーバーと決勝ラウンド圏内から大きく脱落した。森田選手は「ティーショットも曲がって、セカンドもあまり乗せられなくアプローチも寄らなく、乗った時もチャンスをものにできなかったので全然駄目でした。実力不足でした」と反省しきり。2日間の結果は通算5オ-バー70位タイ。決勝ラウンドに進出はならなかった。 山梨学院勢最後にスタートした池田選手は淡々とした表情で「緊張感はありません」と答えていた。前半最終ホールをパーで上がってきた池田佑甫選手は「イーブンパーです。アンダーパー目指しているのですけど、正直このままだと予選通らないので良くないですね。パターが悪いです。後半頑張ります」と後がない緊張感で後半に懸けていた。結果は、後半ダブルボギー含め、4つスコアを落とし、通算7オーバーの77位タイとなり敗退した。試合後、再び池田選手は「伸ばさなければいけないのにパターが入らなくバーディを取れず、そのままボギーが来てあれよあれよという感じです。ショットも良くなく、2日間通してもったいないプレーが多く、大きい大会は最後だったので悔しいです」と振り返った。この大会2日間とも本来のプレーができずに悔いを残したが、次の秋の関東ブロック対抗戦に気持ちを切り替えていた。

選手名 1日目第1R (8月22日) 2日目第2R (8月23日)  
OUT IN 1R 順位 OUT IN 2R TOTAL 総合
大久保克海② 36 37 73 44位 36 36 72 145 52位
森田匠海② 35 38 73 44位 37 39 76 149 70位
池田佑輔④ 36 39 75 65位 40 36 76 151 77位

 
○囲みは学年  INコース=パー36、OUTコース=パー36 

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.8.23