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●2017関東大学女子バスケットボールリーグ戦 
~“常勝常笑”軍団、1部昇格へ4度目の挑戦~
~1・2年生中心のチームで青山学院との激戦を制す~

平成29年度「第67回関東大学女子バスケットボールリーグ戦」が9月2日開幕した。山梨学院大が加盟する2部リーグは昨年から1部リーグと同様に2回戦制となり、Aブロック、Bブロックに分かれ各大学14試合を行う。山梨学院大学バスケットボール部女子“常勝常笑”軍団は、Aブロックに属し、入れ替え戦には3度挑戦し、いずれも後一歩のところで1部昇格を逸している。昨年は7勝7敗と五分で3位となり、一部との入れ替え戦に臨めなかった。創部10年目となる節目の今大会に是が非でも1部昇格を勝ち取る意気込みで大会に挑む。山梨学院の開幕戦初戦の対戦相手は日本大学。1回戦は93-77、2回戦102-58の大差で勝利。9月6日に行われた3回戦は、青山学院大との対戦となった。前大会は同じく3・4回戦で当たり1勝1敗。序盤に1敗を喫したことが後に響いた。この日、山梨学院は1・2年生中心にオーダーを組み、若い力で試合に挑んだ。試合は第1ピリオド序盤、青山学院にリードを許すが、F・丸由梨乃(2年)の4連続ポイントなどで逆転。第3ピリオドに入ると、ゲームキャプテンのG・山本由真(2年)の3ポイントシュート(3P)とF・高木志歩(1年)が3本の3ポイントシュートを決め11点の差をつけ、勝利を目前にした。しかし、第4ピリオドには、パスを簡単に通されるなどディフェンスの甘さなどが重なり、一時同点に詰め寄られる展開にも山本(由)が起死回生の2連続3Pを決め突き放す。その後も激しい攻防を繰り広げたが、最後は70-65で逃げ切り激戦を制した。“常勝常笑”軍団、1部昇格へ4度目の挑戦。今年こそ悲願達成なるか。次の試合は9月9日、青山学院大との2戦目の対戦となる。

山梨学院大バスケットボール部女子“常勝常笑”軍団の4度目の1部昇格への挑戦が始まった。山梨学院は創部3年目の2010年と2014年、2015年と3度の1部入れ替え戦を経験したが、いずれも惜敗に泣き昇格を逸してきた。リーグ戦は昨年から、競技方法が変更になり2部リーグは、1部リーグと同様に2回戦制を導入。AブロックとBブロックに分け、上位チームのAブロックの上位2校が1部・2部の入れ替え戦を行うことができ、また、Aブロックの下位2校と・Bブロックの上位2校が入れ替え戦を行う。このことにより対戦試合の内容の密度を濃くした。今年のAブロックは、山梨学院大を初め、順天堂大、日本女子体育大、江戸川大、関東学園大、青山学院大、日本大、明治大の8校から構成され、山梨学院は10月22日までの毎週土・日曜日を中心に他7大学と2戦ずつ14試合を戦い、Aブロック1・2位を目指し入れ替え戦に挑む。

開幕戦となった9月2日・3日に日本大と対戦、2勝0敗と好スタートを切った。続く9月6日、3戦目に青山学院大と対戦した。

試合は、東京・三鷹市日本女子体育大体育館で第2試合目、午後12時40分に開始された。第1ピリオド開始早々、青山学院に先制ゴールを決められ、中盤まで追う展開となったが、ポイントゲッター8番F・丸由梨乃(2年 千葉経済大附属高)の切り込みシュートやポストプレーで4連続得点、ゲームキャプテンの山本由真(2年 千葉・昭和学院高)の3ポイントシュート(3P)など19-15とリードした。第2ピリオドも丸の鋭い突破で加点するも、青山学院の攻撃をディフェンス陣が凌ぎ切れず、一進一退の攻防が続き32-29で終了。ハーフタイムを挟んで第3ピリオドでは、山梨学院が攻撃に転じ、早々ゴール下の5番山本千加(2年愛知・中部大一高)のゴール下のポストプレーが決まり、さらに12番F・高木志歩(1年 福岡・東筑紫学園高)の3Pでリードするも、再三の守備の甘さから1点差まで詰め寄られる。終盤、山本(由)と高木の踏ん張りで一気に10点を奪い、この日最大の11点差をつけた。第4最終ピリオドに入ると青山学院の攻勢が強まり、瞬く間に同点に追いつかれるピンチに。そこを救ったのがやはりゲームキャプテンの山本(由)。2連続して起死回生の3Pを決め突き放すも、相手も必死に食い下がる激闘が繰り広げられた。残り時間が僅かになり、チームメイトの声援を背に15番の石川明日香(1年 山梨・韮崎高)が連続得点で3点差。残り30秒、パスを受けた丸がダメ押しのシュート。70-65で逃げ切り、昨年1敗を喫した青山学院との接戦を制した。

スターティング5(ファイブ)は、10番G・山本由真、5番C・山本千加、8番F・丸由梨乃、15番・C石川明日香、17番F・大澤来彩(1年 北海道・帯広南商高)の5人。その他、9番F・坂本コーコ麻世選手(4年 神奈川・旭高)、6番C・後藤裟奈(3年 山形商高)、7番F・黒山佳奈(徳島・聖カタリナ学園高)、11番F・上原ひかり(2年 沖縄・前原高)、12番高木志歩、13番G・島立瑛子(3年 山梨・韮崎高)、14番G・西山茉優(1年 静岡・駿河総合高)が途中交代出場した。

◆第3戦《山梨学院大VS青山学院大》 9/6 日本女子体育大学体育館
○ 山梨学院大 70 1P 19-15
2P 13-14
3P 23-15
4P 15-21
65 青山学院大 ●

試合後、梅嵜英毅監督は「チームが若いからどうなるか生きた心地がしませんでした。3戦目でこういう接戦になると思いませんでしたが、若いチームだから勝ち切ったことは大きいです。負けていたらショックでしょうが勝ったことは1・2年生にとって収穫でした。こういう状況はいつか来ると思っていたので早く来たのでもう大丈夫です」と若いチームに手応えを感じていた。ゲームキャプテンとしてチームを引っ張った山本由真選手は「自分たちの流れが良かった時にもう一歩離せたのですけど、自分のミスとか簡単なシュートミスが多かったので、そこの詰めが弱かったかなと思います。次の試合は(青山学院)、本当は30点ぐらい離して勝てるチームだったと思うので出足から自分たちがしっかりやることをやって、もっと点差を広げれば全員ゲームに出られたと思うので、やることをしっかりやって勝ちたいと思います」と意欲を示した。インサイドプレーで22得点を挙げた丸由梨乃選手は「苦しい時に自分で攻められなくて、自分が止められた時に合わせのプレーができなかったので、そういうときに流れを変えられる選手になれるようにすることや、チーム的には点差を広げられた時にさらに広げられるよう、根気強くやることが必要と感じました」と反省をするとともに課題を挙げた。

今日の試合では、4年生、3年生の主力選手の出場は温存したが、1・2年生の台頭で選手層が厚くなり部内競争は熾烈になった。1部昇格にはチーム一丸、一人ひとりの最良の力が必要になる。青山学院大との2戦目は9月9日(土)、午後12時40分、埼玉・新座市民総合体育館で行われる。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.9.6