山梨学院パブリシティセンター

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●第31回関東大学女子サッカーリーグ戦 第4節
~山学大サッカー部女子、十文字学園女子大に快勝~
~開幕4連勝、暫定1位に浮上。1部昇格に懸ける~

9月3日に開幕した「第31回関東大学女子サッカーリーグ戦2部」は、9月13日リーグ戦中盤第4節が行われた。10チームが加盟する第2部リーグの山梨学院大サッカー部女子は、前節まで3勝0敗0分け。勝ち点9で3大学が並び、得失点差で暫定3位につける。山梨学院は2部リーグ3年目を迎え、今年こそ1部リーグ昇格に燃えている。この日は、山梨学院和戸サッカー場に十文字学園女子大学を迎え、正午、試合は山梨学院大のキックオフで始まった。前半、山梨学院は終始ボールを支配し、主導権を握る。開始6分にFW小山由梨奈(2年)が正面から豪快なミドルシュートで先制。続く21分にも小山が再びミドルシュートを決め2点目、さらに2分後にはMF又吉里奈主将のシュートで3点目を挙げ突き放した。その後も再三チャンスを作るも無得点で前半を終了。後半に入っても山梨学院のペースで展開するも得点には繋がらず、終盤反対に十文字学園にドリブル突破され1点を返された。ロスタイムに入り試合終了間際にコーナーキックを得ると、キッカー又吉主将のボールにDF安東麻耶(3年)が頭で合わせ4点目を挙げ、そのまま試合終了となった。この勝利で山梨学院は開幕から4勝0敗で勝ち点12となり残り5節に1部昇格を懸ける。

山梨学院大サッカー部女子は、今年創部4年目。2014年4月強化育成クラブとして産声を挙げ、この年関東大学女子サッカーリーグ戦3部に加盟。このとき部員は10人しかいなかったが、すぐに結果を出し11月に行われた2部・3部入れ替え戦で勝利して2部に昇格した。関東大学女子リーグ戦は1部から3部でなり、2部・3部ともに1位は自動昇格し、1部9位、2部2位と入れ替え戦を行なう。2部、3部も同様に入れ替え戦を行なう。山梨学院の3年目となる2部リーグ参戦では、今年ようやく4年生から1年生まで全学年が揃い、部員も44人となり充実度が増した体制でリーグ戦に臨む。9月3日に開幕を迎えた大会は、11月12日まで約2ヶ月間、山梨学院大を初め、慶應大、順天堂大、東海大、国士館大、東京女子体育大、尚美学園大など2部に加盟する全10校で総当り9試合を戦う。3度目の挑戦。全勝優勝で1部昇格を勝ち取る。

山梨学院和戸サッカー場に十文字学園女子大学を迎えた第4節。夏の雲と秋の雲が入り混じり、気温30度の夏の日差しが照らす中、試合は正午にプルシアンブルーのユニフォームに身に着けた山梨学院のキックオフで始まった。創部4年目、4年生から1年生まで全学年が揃った山梨学院のスターティングメンバーは4年生2人、3年生5人、2年生2人、1年生2人の布陣。前半からボールを支配する山梨学院は7分、5番DF中西咲(4年 静岡・藤枝順心高)から出たパスを11番FW小山由梨奈(2年 東京・日本体育大附属二階堂高)がペナルティエリアの外中央から豪快に振り抜き、先制点を奪った。主導権を握った山梨学院は再三ゴールに迫り、21分には再び小山が1点目と同じようにエリア外から2点目のミドルシュートを決めた。その僅か2分後には、又吉里奈主将(4年 東京・東村山高)が相手守備の隙を狙い、これまたエリア外から豪快に3点目を挙げた。その後、攻め込むも小康状態が続き、前半を終えた。ハーフタイムには田代久美子監督は「後半も25分までに点を取りに行く。1点目が大事」と選手を送り出した。後半も山梨学院ペースで展開。しかし、チャンスを作るものの、後一歩得点を奪えず攻めあぐねた。逆に終盤44分、相手の反撃を受け、右サイドからドリブル突破を許し1点を返された。ロスタイムは5分。ハードスケジュールの中戦ってきた山梨学院は最後の力を振り絞り、ゴールを狙う。残り時間は僅か。コーナーキックを得た山梨学院の最後のワンプレー。キッカーは主将の又吉。センターに上げたボールに投入されたばかりの14番DF安東麻耶(3年 東京・十文字高)が頭で合わせゴールを決めた。同時に終了の笛がなり、4ー1で勝利、4勝0敗となり勝ち点を12とした。

平成29年度「第31回関東大学女子サッカーリーグ戦」 第4節
《山梨学院大VS十文字学園女子大》 9/13 山梨学院和戸サッカー場
○ 山梨学院大 4 前半 3-0
後半 1-1
1 十文字学園女子大 ●
得点者=前半:小山由梨奈2、又吉果奈1 後半:安東麻耶1

◆選手交代◆
13番FW三津山美有(3年)→15番FW肝付萌(2年)  
7番MF伊原美波(3年)→9番MF水野すみれ(4年)
15番FW肝付萌(2年)→29番MF広瀬永里香(2年) 
22番FW金子ゆい(3年)→14番DF安東麻耶(3年)

試合後、先制点、2点目を挙げた小山由梨奈選手は「フォワードなのゴールを意識して打とうとプレーしていました。前節は決められなかったのでその分を含めて監督から2点を取るように言われました」と監督の指示を実行した。司令塔の又吉里奈主将は「前半に3点取れたのは大きかったのですが、今までの試合もそうだったのですけど、その後になかなか追加点が取れなく苦しい試合が多く、それが今シーズンの課題かなと思います。選手たちは苦しい中でもしっかりいい準備して試合に臨もうと、気持ち的には上がっています。自分は最後のリーグ戦だし、後輩のためにも絶対全勝して1部に上がろうと思います」と意気込んだ。田代久美子監督は「2週間で4試合あった中で勝ち点12取ることが当面の目標で12取るためのコンディション作りを重点においてやってきました。これから守備面をしっかり修正して残りの試合に向けて準備していきたい」と気を引締める。「チームとして4年生がしっかり成長して軸になってチームをまとめてきたことがある意味この子たちの自信に繋がったと思います。それがこの4試合、決して楽に勝ったこと試合は一試合もないですけど、その中でも勝ち切れたことは、この子たちの成長だと思うし、チームとして軸がしっかりしたと感じています」と今のチームに手応えを感じている。1部昇格への意気込みは「今年は全勝優勝をすることを目標にやっているので、得失点差で暫定3位ですけど、上二つを叩けば何の問題もないので、それを達成するために準備していくことです」と自信を示した。

第3節まで慶應大学と順天堂大、山梨学院大が3勝0敗勝ち点9で並び、山梨学院は得失点差で3位。このうちこの日の第4節で順天堂が敗れ、慶應大の試合が無かったため、勝った山梨学院が勝ち点12、暫定1位に躍り出た。

山梨学院の第5節は皇后杯関東予選大会を挟み、10月8日午後1時から東京女子体育大学と山梨学院和戸サッカー場で対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.9.13