山梨学院パブリシティセンター

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●2017秋季関東地区高校野球山梨県大会 3回戦
~雨中での戦い。山学、上野原高を7回コールド~
~先発垣越、初戦に続き好投。7回を3安打完封~

2017年度「第70回秋季関東地区高校野球山梨県大会」、5日目3回戦3試合が9月16日、甲府・山日YBS球場で行われた。山梨学院は新チームでの2戦目、第3試合で上野原高と対戦した。台風18号と秋雨前線の影響を受け、雨中での戦いとなった。試合は、山梨学院高の先攻で始まった。一回表一死後、四球と相手内野の守備の乱れにスクイズで先制点を奪うと、さらに相手投手の制球難から得た満塁の好機に7番北村開(2年)が三塁強襲安打で1点を加え、初回2点を先行した。二回には先頭打者、先発の垣越健伸(2年)が初球を右翼席に本塁打を打ち込み引き離す。四回には安打と犠打、相手投手の投球の乱れで走者を進めると、打線が繋ぎ1点を追加。さらに四球、2点適時二塁打でこの回3点を奪い突き放した。五回にも相手の失策に乗じ、犠打、盗塁と相手守備を撹乱し、無安打で1点を加えた。初戦を完投した先発垣越は一回裏、先頭打者に安打と死球で走者を背負ったが、後続を抑えると二回以降は、力みがない余裕の投球で上野原打線を封じ込めた。五回には初めて3塁に走者を出したが、これも後続をきっちり仕留め完封した。山梨学院は2戦連続で7回コールド勝ちを収め、ベスト8に名乗りを挙げた。次回の準々決勝は9月23日(土)に行われる。

5日目3回戦は、台風18号と秋雨前線の影響で第1試合から試合運営が危ぶまれたが、第1、第2試合とも小雨程度で試合は行われた。山梨学院の試合は午後2時からの第3試合。
試合が始まる頃には雨は多少粒が多くなりだしたものの、グランドの状態には問題ないことから決行されることになった。試合は、山梨学院の先攻。一回表一死後、四球と相手内野守備の乱れに、先の甲子園出場に唯一1年生でベンチ入りを果たした相澤和俊(1年)がスクイズを決めて先制点を奪うと、さらに連続四球で満塁の好機に7番北村開(2年)の三塁強襲安打で1点を加え、2点を先行した。二回には先頭打者、先発投手の垣越健伸(2年)が初球を右翼席に打ち込み1点を加え引き離す。垣越は1回裏、先頭打者安打と四球で走者を背負ったが後続を断ち切った。二回・三回は完璧な投球を見せ相手打線を寄せ付けない。山梨学院打線はその好投に応えるように、四回表、先頭打者・北村が中前打で塁に出ると、犠打と相手投手の乱れで三塁に進塁。二死後に1番久保秀太(2年)が粘って7球目を中前に弾き返し1点を追加。さらに四球を挟んで走者二塁、一塁に3番星野健太(2年)が中堅越え2点二塁打でさらに6-0と突き放した。山梨学院は五回にも相手の失策に乗じ、犠打、盗塁と相手守備を乱し、無安打で手堅く1点を追加した。雨が降り続く中、快調に飛ばす垣越は、五回裏に2安打を打たれこの日初めて三塁を踏まれたが、力みの無い余裕の投球で後続をきっちり抑え、7回を3安打無得点に抑える好投を見せ、初戦に続き7回完投で連勝した。山梨学院はベスト8進出。来年の春季大会のシード権を獲得し、9月23日(土)の準々決勝に駒を進めた。山梨県大会5季連続優勝、関東大会出場を狙う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆山梨学院高VS上野原高 9/16(土) 山日YBS球場

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
山梨学院 2 1 0 3 1 0 0     7
上野原高 0 0 0 0 0 0 0     0

※7回コールド

◆山梨学院高 バッテリー=投手:垣越→捕手:中込陽翔(1年)
[投手]垣越7回 投球数79 安打3 三振8 四死球2  
[交代] 星野(右)→(右)長谷川学(2年) 
 
試合後、2戦続けて投打で活躍した垣越建伸投手は「前は、1回、2回しか投げなかったので、思い切り投げていけたのですけど、先発の今は冷静に抑えて行くという投球が大事だと思っているので、しっかりコースを突いて要所をしっかり抑えられたことが良かったです」と話した。出場の機会がなかった清水雄登主将は「今日の勝利は、練習していることが試合に出ている成果と思います。自分たちの代は、打線はあまり期待できないので守備や走塁で補うことが自分たちの持ち味なので、打線が今日は良かったではなく、もっと守備、走塁に目を向けてやっていきたい。一人ひとりが力を出して全員でやっていくことが大事です」とチームワークの力を強調した。吉田洸二監督は「現状でやれることはできました。単安打と足とバントで繋ぎ6安打で7点は良かったです。次も一戦一戦戦うだけです」と話した。吉田監督は、夏の甲子園初戦で敗れた日に、新チームチーム作りについて、「いいところは継承して、駄目なところはしっかり受け止めて改善するべきことはきっちり行い、チームとして進化していけるように、こういうことを繰り返しながら成熟していかねばならない」と話していた。新チームが始動して約1ヶ月。吉田監督の思い描く設計図には、まだまだ補強を要する部分が多いのだろう。骨組みを支える潜在能力を秘めた選手たちの力をいかに引き出すか。秋季大会を経て春の選抜、夏の甲子園に立ち向う力を養い、震度7、8にも耐えられるような強固なチームを構築する信念。指揮官吉田洸二監督の手腕に期待が懸かる。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.9.16