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●平成29年司法試験合格祝賀・激励の会
~教職員らが合格者の新たな門出を祝福~
~合格者が喜びや感謝、今後の抱負を語る~

山梨学院大学法科大学院は9月20日、キャンパス内プルシアンブルーで「平成29年司法試験合格祝賀・激励の会」を開催した。この会は、司法試験の合格者を祝福し、この後に控える司法修習や法曹人生を激励し、さらに来年以降受験する在学生・修了生を激励することを目的に開催。山梨学院大法科大学院は、司法試験制度の環境の変化から昨年度より学生募集を停止。一方で、在学生や修了生には、「学生支援NO.1の法科大学院」として変わらぬ勉学環境の提供、教育支援を継続し、今年の平成29年司法試験では38人が受験し6人が合格、これまでの合格者数は92人となった。この日の「合格祝賀・激励の会」には、古屋忠彦学長、荒牧重人法務研究科長をはじめとする教職員や山梨県弁護士会関係者らが、合格を果たした修了生を祝福し、今後の司法修習や法曹としての活躍を激励。また、合格者一人一人が、感謝の気持ちや今後の抱負などを語り、来年以降受験する在学生・修了生にエールを送った。
 
「平成29年司法試験合格祝賀・激励の会」には、合格者や修了生、教職員、山梨県弁護士会関係者などが出席。古屋忠彦学長は挨拶の中で「好結果を期待していましが、予想を上回る6人の合格者を送り出すことができました。法曹として巣立つまでにはまだ修練は続きますが、そのスタートに立つことができ、本当に喜ばしいことです。卒業生の頑張りは活力として母校に還元されます。合格者6人に改めて祝意を表したいと思います」と合格者を祝福した。法科大学院を代表し荒牧重人法務研究科長は「非常に困難な中でも合格した6人は努力してくれたと思います。しかしまだスタートラインに立ったばかりです。本当の力・資質が試されるのはこれからです。来年受験する修了生は最後まで諦めず覚悟を持って臨んでください。私たちは受験資格があるまで、学習支援や環境整備、奨学金など全面的にサポートをし続けます」と挨拶。また、法科大学院開設以来、実務指導等様々な面で支援している山梨県弁護士会の堀内寿人会長は祝辞の中で「修習期間は法曹としての基礎を育む期間として非常に重要な期間になります。その期間をどう活かすかは皆さん次第です。先輩法曹に食らいついて積極的に取り組んでもらいたいと思います。そして修習後は裁判官・検察官・弁護士として独り立ちして、様々な分野で活躍してもらいたいと思います」と語り、合格者を激励した。また、古屋法律会計事務所の古屋俊仁弁護士は「素晴らしい法曹になるには、人や物事に関心を持てるか。その上で何事にも感動できるか、感謝できるかが心がけとして大切です。ぜひ、素晴らしい法曹になってください」とエールを送った。
 
会では合格者一人一人が喜びや今後の抱負を語った。合格者の一人、平成27年度修了の上島成顕さんは「今でも合格したことが信じられません。自分は優秀というには程遠く、合格できたのは、周りの方の弛まない温かい支援のおかげです。先生方や先輩、後輩、事務室の皆様、家族・・・素晴らしい人たちに囲まれて本当に私は幸せ者だったと思います。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。今年の合格者には山学大法学部の出身者2人も含まれている。平成27年度修了の馬場健治さんは「私は9年間山梨学院にお世話になり、2回目の受験で合格することができました。去年不合格で、辻(千晶)先生からは「先人の知恵を借りなさい」という言葉をかけてもらいました。自分の意見も大切ですが、これまでの色々な人が作ってきた考え方や規範も大切にしなければいけないことを学び、今年の試験では、試験前には必ずこのことに意識して臨みました。司法試験合格の近道はありません。地道にコツコツ続けていくのが一番だと思います」と来年の受験生にメッセージを送った。また、山梨学院高校から山学大法学部、そして山学大法科大学院を平成28年度に修了した梶原諒平さんは「学部の民法の授業で法律の勉強の面白さを知りました。これを職業にしたいと思い、司法試験に挑戦してみようと思いました。一人で勉強することは辛かったですが、ロースクール入学後に同じ道を目指す仲間と勉強することができ、初めて学ぶことが楽しいと思えました」と思い出を語り、「ロースクールに進学するにあたり、両親は自分の意思でやりたいことを見つけたことに凄く喜んでくれて、気持ちよく送り出してくれました。学費や生活費、食事面でも支えてくれ、両親の励ましのおかげでこの場所に立つことができました。今まで支えてくれて本当にありがとう」と会場に駆け付けた両親に感謝を伝えた。さらに梶原さんは「両親をはじめ、色々な人たちの支えでこの場に立つことができました。まだまだ勉強不足な所がありますが、ここで学んだことを社会に還元していけるようにこれからも精一杯全力で学んでいきたいと思います」と今後も抱負を力強く語った。
 
山学大法科大学院は平成29年司法試験において38人が受験し6人(既修2人・未修4人)が合格。合格率は15.79%で私大順位では49校中10位、全体では74校中26位という結果だった。今回、山学大法学部出身の修了生も2人、合格を果たした。山学大法科大学院は開設以来、今回の6人を含めると計92人の修了生が司法試験(新司法試験)に合格。新たな学生募集は停止しているが、今後も在学生や修了生には「学生支援NO.1の法科大学院」としてこれまでと変わらぬ勉学環境の提供、教育支援を継続していく。
文(Y.Y)、カメラ(藤原 稔)2017.9.20