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●秋季関東高校野球山梨県大会 準々決勝
~山梨学院は甲府工業に3対1と競り勝つ~
~垣越9回完投、打線は少ない好機をいかす~

第70回秋季関東高校野球山梨県大会は9月23日、山日YBS球場で準々決勝2試合が行われた。山梨学院高はこの日の第2試合で甲府工業高と対戦。試合は両校無得点で迎えた5回表、山学が2死から2者連続四球や盗塁、相手の牽制ミスでチャンスを作ると、4番・中尾勇介の三塁強襲打で1点を先制。続く5番・相澤利俊の打席でも相手の牽制ミスから1点を追加。さらに山学は5番・相澤の左前適時打で加点し3対0と試合をリード。投げては先発・垣越建伸が打たせて取る投球で5回まで被安打2と好投。途中、四死球などから満塁の場面を作るが仲間の堅守や自身の攻めの投球で得点を与えない。追加点を奪いたい山学打線だったが、相手投手を攻略できず、6回以降無得点。山学先発の 垣越は9回裏に1死から本塁打を打たれたが、続く打者2人を打ち取り試合終了。山学は僅かなチャンスをものにし、3対1と競り勝ち、準決勝進出を決めた。関東大会出場権がかかる準決勝は9月30日の午前9時から山日YBS球場で行われ、山学は帝京第三高と対戦する。

秋季関東高校野球山梨県大会は、来春のセンバツ甲子園に向けた第一関門。県大会上位2校には10月21日に神奈川県で開幕する関東大会の出場権が与えられ、関東大会の結果により、センバツ出場校として選考される。山梨学院は、初戦・2回戦を巨摩高と対戦し、8対1(7回コールド)で勝利、3回戦では、上野原高を7対0(7回コールド)で退け、準々決勝に進出。準々決勝は、今大会ノーシードながらここまで25得点1失点の甲府工業高と対戦した。


試合は4回まで終わり、両校無得点。試合が動いたのは5回表、山学が2死から2者連続四球と盗塁や相手の牽制ミスで二、三塁とチャンスを作ると、4番・中尾勇介(2年)の三塁強襲打が相手内野陣のミスを誘発し山学が1点を先制。続く5番・相澤利俊(1年)の打席で相手の牽制ミスから1点を追加。さらに山学は5番・相澤の左前適時打で加点し試合は3対0に。投げては先発・垣越建伸(2年)が5回まで被安打2と好投。4回と5回に四死球などから満塁の場面を作るも仲間の堅守や自身の攻めの投球で1本を打たせず本塁を踏ませない。追加点を奪いたい山学打線だったが、相手投手を攻略できず、6回以降無得点。山学先発の垣越は打たせて取る投球で得点を与えなかったものの、9 回裏に1死から左越本塁打を打たれ、試合は3対1に。しかし、その後は続く打者二人を内野ゴロに打ち取り試合終了。山学は僅かなチャンスをものにし、3対1と競り勝ち、準決勝進出を決めた。

試合後、吉田洸二監督は「良く守ってくれたと思います。相手を打ち崩すしか勝機がなかったが、1イニングに凝縮してうちの良さが出せた。相手のホームランもあったが運を味方にしながら選手の頑張りが実った両面の勝利だったと思います。相手の方が力は上でしたが、牽制でのアウトは覚悟の上で、ランナーが積極的に動いたことで相手のミスを誘い得点につながった。うちにも表に出てないミスがあったので、1週間で修正して次の試合に臨みたい」と語り、9回完投1失点の垣越建伸投手は「これまで工業には勝てていて、自分たちに負け癖はないので、(気持ちとして)楽に試合に入れました。1週間工業戦に向けてみんなで一つにまとまって相手投手を打ち崩すために練習してきて、結果として少ない点数でも勝てたので良かったです。この1週間、守りも徹底し、打たせて取れるように練習し、今日はエラーがひとつもなかったので野手全員で守って勝った試合だと思います」と試合を振り返った。清水雄登主将は「自分たちは(先輩たちと比べて)弱いと言われているので、個々の力はもちろん、全員の力を結集して試合に臨むことを徹底していて、そこがきょう出来たので良かったです。自分たちのテーマは微差大差で、少しのことの積み重ねが大きな差となって現れるので、これを徹底して日々の生活・練習に臨んでいます」と話し、次戦に向け「帝三はピッチャーが良いので、崩していけるように次の試合までに全員が徹底して練習していきたいです」と語った。

山学は次戦、決勝進出と2年連続8度目の関東大会出場を目指し、準決勝で帝京第三高と対戦する。試合は9月30日に山日YBS球場で9時00分プレイボールで行われる。

文(Y.Y)、カメラ(小池裕太)2017.9.23