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●秋季関東高校野球山梨県大会 準決勝
~山学は投打が絡み、帝三に7対0で勝利~
~中尾勇介の公式戦初本塁打でチームに活気~

第70回秋季関東高校野球山梨県大会は9月29日、山日YBS球場で準決勝2試合が行われた。山梨学院高はこの日の第1試合で帝京第三高と対戦。試合は山学先発の垣越建伸が1回に先頭打者に右前安打を許したものの、以降は打たせて取る投球で7回を投げて被安打2と好投。一方の打線は3回裏に1番・久保秀太が死球で出塁すると2死二三塁の場面で、5番・中尾勇介の中越えのランニングホームランで3対0と先制。6回裏には先頭の4番・相澤利俊が右前安打と5番・中尾の右中間を破る適時二塁打で1点を追加。さらに、1死三塁で9番・北村開のスクイズで5点目をあげ、帝三を一気に突き放す。山学は、7回には四死球から1死満塁の場面で、4番・相澤のスクイズと相手の敵失で試合を7対0とし、コールドゲーム成立。山学は県内公式戦連勝記録を24に伸ばし、2年連続8度目の関東大会出場を決めた。県大会決勝は、10月1日午前 11時から山日YBS球場で山学対東海大甲府高で行われる。

来春のセンバツ甲子園の選考材料となる関東大会は10月21日に神奈川県で開幕。今年の関東大会へは山梨県からは、この日の準決勝で勝利した2校が出場する。山梨学院はここまで、初戦・2回戦を巨摩高と対戦し、8対1(7回コールド)、3回戦は、上野原高を7対0(7回コールド)で勝利。準々決勝では 投手戦となり甲府工業高に3対1で競り勝ち、準決勝進出を決めた。山学はこの日の第1試合で準々決勝で日川高を8対0(7回コールド)で退けた帝京第三高と対戦した。


試合は山学先発の垣越建伸(2年)が1回に先頭打者に右前安打を許したものの、以降は打たせて取る投球で7回を投げて被安打2と好投。垣越の好投を援護したい打線は3回に1番・久保秀太(2年)が死球で出塁すると2番・清水雄登(2年)が左前安打で続き、3番・小澤陸(2年)の犠打で2死二三塁とすると、5番・中尾勇介(2年)の中越えのランニングホームランで久保・清水が生還し、3対0とし、チームに勢いを与えた。味方の援護をもらった垣越だったが、6回に投球が乱れ、四球などで2死満塁のピンチを背負う。しかし、落ち着いた投球で次打者を中飛に打ち取り無得点に抑える。ピンチを切り抜けた山学ナインはその裏、さらに得点を重ねる。先頭の4番・相澤利俊(1年) が右前安打で出塁すると続く5番・中尾の右中間を破る適時二塁打で1点を追加。その後、1死三塁で9番・北村開(2年)のスクイズで5点目をあげ、帝三を一気に突き放す。山学は、7回には四死球から1死満塁の場面で、4番・相澤のスクイズが決まり、相手の敵失が絡み2点が入り、7対0に。大会規定でコールドゲーム成立となり、山学は7対0で帝三に勝利。先発・垣越は、仲間の堅守にも支えられ、7回を被安打2、7奪三振と完投。打線も中尾の長打をはじめ、盗塁や犠打等の足を絡めた機動力で勝利に貢献し、山学は投打がかみ合い、県内公式戦連勝記録を24に伸ばし、決勝進出と2年連続8度目の関東大会出場を決めた。

試合後、高校通算10本目、公式戦初本塁打を放ち、この日3打数2安打4打点の中尾勇介選手は「1打席目の教訓をいかして、球種をストレートにはって打席に立ちました。打った球は高めのストレートで、センターに取られるかなと思いましたが、運よく越えてくれて、コーチャーを信じて本塁まで走りました。この1週間打つことを意識しすぎると打てなくなるので、自分の良い時のビデオを見直して、同じようなスイングができるように準備してきました。あの1本が出たことで、3打席目からは気楽に打席に立てました」と試合を振り返った。吉田洸二監督は「(関東大会への)代表決定戦ということで、選手は硬くなってしまうが、気負い過ぎないように気をつけて戦いました。(本塁打を放った中尾は)技術も高く、責任感も強いが、硬くなりやすいこともあり、あそこで1本が出たことで、次の打席にもつながったと思います。ベース1周はチームでも速いほうなので、センターの頭を越えた時点で狙っていました。3塁コーチャーも狙っていて、練習したことが出せたかなと思います」と話し、決勝に向け「対戦相手がどちらになるか分かりませんが、球速が10~15kmはあがるので、この後の練習で対策して、明日は足を絡めながらチャンスで1本は出れば良いと思います」と語った。

山学は次戦、県大会5季連続優勝をかけ、この日の第2試合で駿台甲府高を4対3で破った東海大甲府高と対戦する。試合は10月1日に山日YBS球場で11時00分プレイボールで行われる。
文(Y.Y)、カメラ(藤原 勇)2017.9.30