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●2017女子ホッケー日本リーグ 1位決定戦
~山学女子、準決勝でコカ・コーラに惜敗~
~立命館に競り勝ち3位も最高位の更新ならず~

「高円宮牌2017女子ホッケー日本リーグ」最終節は、10月14日・15日の両日、岐阜・川崎重工ホッケースタジアムで行われた。山梨学院CROWNING GLORIESは、4月22日に始まったリーグ戦、9月3日前期終了時点7勝1敗1分けで2位につけ、最終節10月14日・15日に上位4チームによる年間1位決定戦が行われた。山梨学院は10月14日の準決勝で予選リーグ3位のコカ・コーラウエストレッドスパークと対戦した。リーグ戦での直接対決に唯一敗れている相手。試合は、第3Q(クオーター)に山梨学院が先制したが、第4Q残り1分に1-1の同点とされ勝負を決めるSO(ショートアウト)戦にもつれ込みSO2-3で惜敗した。決勝進出はならず3位決定戦に回った。15日に3位決定戦が行われ、リーグ戦4位の立命館ホリーズと対戦した。小雨降る中、試合は立命館のセンターパスで開始まった。第1Q中盤に先制され、その後は互いに激しく攻め合うもこう着状態が続き、最終第4Q、残り3分に得たPC(ペナルティコーナー)のこぼれ球に鈴木美結(1年)が反応。2試合連続の得点を挙げ土壇場で1-1の同点に追いついた。SOでは2-2の同点から5人目の小林葉月(4年)が決め、3-2で山梨学院は競い勝ち3位となった。女子日本リーグでの3位は4度目。最高位の更新はならなかった。 ※SO(シュートアウト)サッカーのペナルティーキックと同様、シューターとキーパーがペナルティーサークル内で対峙し攻防する。

現在、女子ホッケー日本リーグは社会人4チーム、大学チーム6チームの10チームで構成する国内トップリーグ。女子は1997年に創設され山梨学院CROWNING GLORIESは、創設時から加盟し今日に至っている。女子リーグは2007年からこれまで社会人が圧倒的な強さで10年連続賜杯を手にし続けている。山梨学院は学生ホッケー界ではすでに優勝の栄冠に何度も輝いているものの、日本リーグでは3位が3度の最高位に甘んじている。今シーズンは10月14日の最終節を迎えるまで7勝1敗1分けで1位のソニーHC BRAVIA Ladiesに次ぐ2位につけ、初優勝に期待が懸かっている。

◆《10月14日 準決勝 山梨学院CROWNING GLORIES VS コカ・コーラウエストレッドスパーク》

10月14日、岐阜・川崎重工ホッケースタジアムで準決勝2試合が行われ、予選リーグ2位の山梨学院CROWNING GLORIESは予選リーグ3位のコカ・コーラウエストレッドスパークと対戦した。予選リーグでは山梨学院が唯一敗れているチーム。この試合勝って初の決勝進出に王手を懸けたいところ。山梨学院が序盤から一進一退の攻防が続く中、第3Q中盤にFB鈴木美結(1年)がシュートを決め先制。しかし第4Q残り1分に同点に追いつかれ、SO戦に入った。SOでは2-3で敗れ初の決勝が懸かった大事な試合を落とし3位決勝戦に回った。

2017女子ホッケー日本リーグ最終節 準決勝 10/14 
岐阜・川崎重工ホッケースタジアム

山梨学院
CROWNING
GLORIES
第1Q 0-0
第2Q 0-0
第3Q 1-0
第4Q 0-1
SO戦 2-3


コカ・コーラ
ウエストレッドスパーク

山梨学院:得点 鈴木美結

◆《10月15日 3位決定戦 山梨学院CROWNING GLORIES VS 立命館ホリーズ》

昨日、勝てば初優勝も夢ではなかった試合に惜敗し3位決定戦に回った山梨学院CROWNING GLORIESは、予選リーグ戦1位のソニーに敗れた4位の立命館ホリーズと対戦した。山梨学院はいつものレギュラーメンバーを何人か入れ替え試合に臨んだ。ジョン・シアン監督は「今年のチームに関しては勝っているところで最後に追いつかれるというのがリーグを通して何度もあり、それを打開するためいつものメンバーに刺激を与えようと変えた」。小雨降る中、試合は立命館のセンターパスで始まった。第1Q、立ち上がりやや動きが堅い山梨学院に対して立命館は、山学サークル内に攻め込み、7分にPCを得ると、これをきっちり決め先制した。その後、山梨学院も前線を押し上げゴールを目指したが点を奪えないまま最終第4Qを迎えた。終盤まで互いに激しく攻め合うもこう着状態が続き、山学は残り3分に得たPC(ペナルティコーナー)のこぼれ球に鈴木美結(1年 岐阜・各務野高)が反応。2試合連続の得点を挙げ土壇場で1-1の同点に追いついた。SOでは2-2の同点から5人目の小林葉月(4年 福井・丹生高)がトリッキーな個人技でキーパーをかわしシュートを決め、これが決勝点になり3-2で山梨学院は競い勝ち3位となった。女子日本リーグでの3位は4度目。今シーズン悲願の優勝を目指したが、準決勝の敗戦が惜しまれる。

2017女子ホッケー日本リーグ最終節 3位決定戦 10/15 
岐阜・川崎重工ホッケースタジアム

山梨学院
CROWNING
GLORIES
第1Q 0-1
第2Q 0-0
第3Q 0-0
第4Q 1-0
SO 3-2

立命館ホリーズ
山梨学院:得点 鈴木美結(PC)

試合後、ジョン・シアン監督は「今年の中で山学らしい一番いいゲームが出来ました。内容や前に出る戦う姿勢は、上手いから強いのではなく、とにかく勝ってやるという気持ちを今日のメンバーから強く感じました」と選手たちを称えた。今季日本リーグ戦のポスターモデルになり、大会のPRに一役を担い、最終戦ゲームキャプテンを務めた岩館聖菜選手(4年)は「今日は、4年生が3人しか入ってない慣れないメンバーで不安な面もあったのですが、チーム一丸となり勝ちきることが出来てうれしいです。最初は自分たちの流れを作れなくて苦戦しましたが、ハーフタイムを挟み第3、第4になるにつれ、勢いのある山学らしい前に出るプレーがしっかり出来て気持ちで追いつきました」と笑顔で話した。最終節2試合連続で得点を挙げた鈴木美結選手は「チーム全員で諦めずにボールを追った結果が得点に繋がったと思います。インカレこそ王座取れなかったので絶対取りたいです」と話した。SOで貴重な決勝点シュートを決めた小林葉月選手は「緊張したんですけど絶対に決めるという気持ちで決めきれて良かったです。昨日負けたのは悔しかったですけど。気持ちを切り替えて3位を確実に取るということを意識して勝ちにこだわりました」と話し、中込汐莉主将(4年)は「後輩たちが頑張っているのを見て、改めてレギュラーとして試合に出させてもらっている重みを感じてこれからのインカレや最後の試合に向けて一人ひとり気持ちを高めて、頑張っていきたい」と気を引締めた。

高円宮牌2017女子ホッケー日本リーグは優勝:ソニーHC BRAVIA Ladies、2位:コカ・コーラウエストレッドスパーク、3位:山梨学院CROWNING GLORIES、4位:立命館ホリーズとなった。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.10.15