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●関東大学女子バスケットボールリーグ戦 入替戦 
~“常勝常笑”軍団、創部10年目に悲願ならず~
~4度目の挑戦も1部の厚い壁にはね返される~

平成29年度「第67回関東大学女子バスケットボールリーグ戦」1・2部入替戦が、10月28日、埼玉・戸田市スポーツセンターで行われた。9月2日の開幕したリーグ戦は、10月22日に終了し、山梨学院“常勝常笑軍団”は12勝2敗で2位となり、4度目の1部昇格入替戦の挑戦権を手にした。前3回の入替戦は互角の戦いをしたものの、昇格に至らず1部の壁の厚さにはね返されてきた。創部10年目の節目にして4度目の入替戦に勝利し、1部昇格はチームの悲願。対戦相手は、今年1部に復帰した松蔭大学だが、元々は1部常連校で強豪校。山梨学院は2年、1年生を中心に伸び伸びしたプレーが持ち味の若いチーム。試合前、梅嵜英毅監督は「先行して余裕を持って戦いたい」と挑んだ。午後5時に始まった試合は、第1P(ピリオド)、先制したのは山梨学院。開始早々の先取点で流れを引き寄せることが出来るか期待をされたのも束の間、徐々にリードを許し、第1Pは15-23。第2P、第3Pと点差を広げられ、第4P開始時点で44-66と思いも寄らず点差となった。最終P、最後の力を振り絞り立ち向かうも、この日試合を通してパスミス、シュートミス、リバウンドの支配率、すべてに空回りし58-85と敗れ、“常勝笑格”の横断幕もむなしく、またも1部昇格の壁に涙を飲んだ。

山梨学院大バスケットボール部女子は、2008年創部、強化指定クラブに認定され、僅か3年目の2010年と2014年、2015年と3度の1部入替戦を経験したが、いずれも惜敗に泣き昇格を逸してきた。リーグ戦は昨年から、競技方法が変更になり2部リーグは、1部リーグと同様に2回戦制を導入。AブロックとBブロックに分け、上位チームのAブロックの上位2校が1部・2部の入替戦を行うことができ、また、Aブロックの下位2校と・Bブロックの上位2校が入替戦を行う。このことにより対戦試合の内容の密度を濃くした。今年のAブロックは、山梨学院大を初め、順天堂大、日本女子体育大、江戸川大、関東学園大、青山学院大、日本大、明治大の8校から構成され、9月2日に始まったリーグ戦は、10月22日までの毎週土・日曜日を中心に他7大学と2戦ずつ14試合を戦い、Aブロック1・2位を目指し入替戦に挑んだ。山梨学院のリーグ戦の結果は12勝2敗で日本女子体育大学と勝敗で並んだが、直接対決の得失点率でAブロック優勝は逃したものの、2位となり4度目の入替戦の挑戦権を手にした。創部10年目となる節目の今大会に是が非でも1部昇格を勝ち取る意気込みで大会に挑んだ。

対戦相手は、1部8チーム中7位、今年1部に復帰した松蔭大学だが、元々は1部常連校で強豪チーム。山梨学院はリーグ戦を2年、1年生を中心に戦い結果を残した若いチームで臨んだ。試合前、梅嵜英毅監督は「若いチームだから先行して余裕を持って戦いたい」と挑んだ。午後5時に始まった試合は、第1P(ピリオド)、先制したのは山梨学院。開始早々の先取点で期待したのも束の間、徐々にリードを許し、第1Pは15-23。山梨学院は、10番Gの山本由真(2年 千葉・昭和学院高)を中心にゲームを組み立てるも相手の堅いデフェンスからポイントゲッターの8番F・丸由梨乃(2年 千葉経済大附属高)らの動きを封じ込められるなど、ことごとく相手ペースに焦りを招き、パスミス、シュートミス、リバンドの支配率で後手に回った。追いつきたい山梨学院だが、第2P、第3Pとさらに点差を広げられ、第4P開始時点で44-66と思いも寄らない点差となった。最終P、最後の力を振り絞り立ち向かうも、終了時間が刻々と迫り万事休す。“常勝笑格”の横断幕もむなしく、ついに58-85と敗れ、またも1部昇格の厚い壁に涙を飲んだ。

山梨学院のスターティング5(ファイブ)は、4番F・岩本莉菜、10番G・山本由真、5番C・山本千加、8番F・丸由梨乃(2年)、17番F・大澤来彩(1年)の5人。その他、9番F・坂本コーコ麻世選手(4年)、6番C・後藤裟奈(3年)、7番F・徳原ちひろ(4年)、
11番F・上原ひかり(2年)、12番F・高木志歩(1年)、14番G・木村早帆(4年)、
15番・C石川明日香(1年)、18番G・三上夏侑(4年)が途中交代出場した。

◆1部入替戦《山梨学院大VS松蔭大》 10/28 埼玉・戸田市スポーツセンター
山梨学院大 58 1P 15-23
2P 14-23
3P 15-20
4P 14-19
85 松蔭大 ○

試合後、梅嵜英毅監督は「今まで一番いい準備も出来ていたからいけるかなと思っていましたが、入りが悪かったですね。追いつこうとするとミスから悪い方向、悪い方向に行ってしまいました。イージーミスが多く守れなかったです。また、鍛え直してチャレンジします」と肩を落とした。岩本莉菜主将は「最初から自分たちのデフェンスができていなかったし、そこで自分たちのリズムが作れませんでした。今までゾーンデフェンスにやられてきたのに、この試合もゾーンデフェンス対応ができなかったことが敗因です。最上級生として後輩に1部として戦って欲しかったけど、それが出来なかったことが一番悔しいです」と涙ぐんだ。ゲームキャプテンとしてチームを引っ張った山本由真選手は「外からしか攻められなくて、内に入ってもシュートが入らなかった。相手のボールに対する執着心が自分たちより強かった。最初からきちんとやり直して、1年後にはしっかり戻って、最後勝って終われるように、自分たちが4年生になった時には1部でプレーできるように頑張りたいです」と雪辱を誓った。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.10.28