●子育て支援事業「お父さんとあそぼう」
~家庭にある材料を使い造形活動を楽しむ~
~親子が協力しオリジナルの飛行機を制作~
山梨学院幼稚園子育て支援センターは11月18日、親子体験講座として子育て支援事業「お父さんとあそぼう」を山梨学院幼稚園で開催した。この講座は、平成18年から始まり、子育て支援事業の一環として日頃忙しい父親と休日のひとときを子どもと一緒に楽しむことを目的に実施されている。今年は、41組の親子が参加し、トイレットペーパーの芯やストローなど家庭にあるものを素材に造形活動を楽しみ、オリジナルの飛行機を制作した。講師は、山梨学院短期大学保育科の伊藤美輝教授が務め、保育科や保育専攻科で学ぶ学生も制作補助として親子をサポート。今回制作する飛行機は機体の重心や翼の角度等の「調節」が上手く飛ぶポイントとなり、保護者は童心に帰り真剣な眼差して組み立て、子どもたちは翼や機体にマジックでデザインを施し、親子は協力して世界に一つだけのオリジナル飛行機を完成させた。完成後は実際に飛ばして遊び、上手く飛ばない時は、翼の仰角や飛ばす角度を調節するなど、親子が一緒に試行錯誤し、休日のひとときを楽しんでいた。
山梨学院幼稚園子育て支援センターでは、山梨学院短期大学地域連携研究センターと連携し、子育て支援事業として「親子リズム表現」や「親子でクッキング」など様々な体験講座を設けている。「お父さんとあそぼう」は10年以上続く人気講座の一つで、毎年参加するリピーターも多く、今年は41組の親子が参加。今年は家庭にあるトイレットペーパーの芯やストロー、輪ゴム、クリップなどを使ってオリジナルの飛行機を制作した。講師は、山梨学院短大保育科の伊藤美輝教授が務め、保育科や保育専攻科で学ぶ学生がサポートスタッフを務めた。講座の冒頭では、伊藤教授が作り方や組み立てる上での注意点などの実際の手順をスクリーンに投影し説明。その中で伊藤教授は「このおもちゃは調節しないと良く飛びません。今のおもちゃは電池を入れたりスイッチを入れればすぐに動いて遊べます。調節をして良く飛ぶためにはどうしたら良いかを考えることが凄く大事で、この過程で子どもたちに科学の目が芽生えてきます。また、子どもと一緒に考えると新たな発見・提案が子どもからあるかもしれません。子どもと一緒になって考える過程も楽しんでください」と保護者に語りかけた。説明後は親子で制作に取り掛かった。機体の重心を取ったり、翼の位置を調整したり細かいパーツの組み立ては保護者が行い、子どもたちは主翼や尾翼、機体にマジックで好きな絵や模様を描き入れ、世界に一つだけの飛行機をデザインした。ストローを材料とした飛行機の動力は輪ゴムを用いており、お父さんの中には子どもの頃に駄菓子屋などで販売していたゴムを動力とした組み立て式の模型飛行機で遊んだ経験を思い出し、子どもたち以上に真剣な眼差して制作に没頭していた。1時間ほどで飛行機は完成し、完成後はスカイホールで実際に飛ばして出来栄えを確認。上手に飛ばないときには主翼の仰角を調整したり、飛ばす角度を変えてみたり親子で試行錯誤しながら遊び、休日のひとときを楽しんでいた。
文(Y.Y)・カメラ(Y.Y、山梨学院幼稚園)2017.11.21