●2017全国高校サッカー選手権 開会式
~山学高登録メンバー、一糸乱れぬ堂々の入場行進~
~8大会ぶりの優勝を目指し、明日の初戦に集中~
「第96回全国高等学校サッカー選手権大会」の開会式が12月30日、東京・駒沢陸上競技場で行われた。全国47都道府県から48校(東京は2校)が予選を勝ち抜いて集結した。山梨学院高校は11月の県予選に帝京第三高との決勝戦に4-1で勝利し、2大会連続6度目の全国大会の切符を獲得した。開会式は、前年度優勝の青森山田高校を先頭に北から南の順で入場行進を行い、山梨学院高は16番目に登場。チームは登録メンバー30人が加藤拓己主将を中心に堂々と入場行進を行った。2年連続となる青森山田高校(青森)の選手宣誓は、小山内慎一郎主将が「全国から同じ夢を追いかけ歩んできた48校の道は、ここで一つになりました。支えてくれたすべての方への感謝の気持ちを胸に正々堂々と最後の一分一秒まで戦い抜くことを誓います」と力強く述べた。開会式後の開幕戦は前回大会同様、関東一高(東京B)が佐賀東高(佐賀)との対戦で行われ、熱戦の火蓋が切られた。試合は1月8日まで首都圏の1都3県9つの会場で行われ、1月6日の準決勝戦と8日の決勝戦は埼玉スタジアムで行われる。山梨学院高は明日大晦日、駒沢陸上競技場での一戦目に鳥取県代表の米子北高と対戦する。8大会ぶりの優勝を目指し、まずは初戦をものにする。
清々しいほどに、一点の雲もない青色に染まった東京・駒沢陸上競技場に全国都道府県の予選を勝ち抜いた48チーム(東京は2校)の精鋭が集結した。「第96回全国高校サッカー選手権大会」が12月30日開幕した。12時40分、西武台千葉高校吹奏楽部約80人のマーチングバンドの華やかな演奏で開会式が始まった。前年度優勝校の青森山田高(青森)を先頭に入場行進が行われ、地元チームが入場するたびにスタンドからは大きな歓声と拍手が起こった。山梨学院高は16番目に入場。登録メンバー30人は、爽やかな笑顔で「イチ、ニ、イチ、ニ」と元気な声を出し、手足を高く上げ堂々と行進。メインスタンドには片手を振り声援に応えた。メンバーに入れなかった選手はバックスタンドの観客席で「来年こそは自分の番」と入場行進を見守った。選手宣誓は青森山田高校の小山内慎一郎主将が「決して平坦ではなかった道なき道を歩み続け、私たちに夢と感動を与えてくれた日本代表選手たち。その多くはかつて活躍した舞台である全国高校サッカー選手権大会。私たちもまた、この憧れの舞台を目指し、険しい道のりを歩んできました。全国から同じ夢を追いかけ歩んできた48校の道は、ここで一つになりました。支えてくれたすべての方への感謝の気持ちを胸に正々堂々と最後の一分一秒まで戦い抜くことを誓います」と良く透る声で堂々と宣誓した。
開会式後、FW加藤拓己主将(3年)は「明日は勝つことだけを考えています。スコアと内容はどうでもいいのでとにかく勝つだけです」と短い言葉に強い意志を滲ました。県大会決勝戦で2得点を挙げ、優勝に貢献したMFの天野菖梧選手(3年)は「初戦が大事なので確実に勝ちにいくことと、その中で自分が点を狙いにいくことを意識しています。自分の武器のロングシュートを選手権の舞台で決めたいです」と意気込みを語った。DF森田和樹選手(3年)は「相手はガンガン来るので相手の雰囲気に飲まれないように自分たちのできるサッカーをやっていければ。初戦なので絶対勝ちます」と勝利を誓う。MF平松柚佑選手(1年)は「相手は『堅守速攻』なのでカウンターの対応をしっかりしてまずは無失点に抑え、しっかり点を取って勝てたらいいと思います。球際を絶対に負けないように守備の面、セカンドボールを意識して頑張っていきたいと思います」と語った。
山梨学院の初戦は明日の大晦日、神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場で午後12時05分から8大会連続13回目の出場となる鳥取県・米子北高と対戦。開会式を終えた選手らは早速明日の試合に備え調整練習を行った。
文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.12.30