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●竹端ゼミ生が児童養護施設へ寄付品募集活動
~「あなたにもできる社会貢献」善意の寄付品~
~学生・教職員から多くの善意が寄せられる~

山梨学院大法学部政治行政学科・竹端寛教授のゼミ生が年末年始にかけて児童養護施設に寄付品を届けるための募集活動を行った。募集活動は、昨年の12月18日から22日までの5日間と2018年1月10日から12日までの3日間、計8日間行われた。活動の中心は竹端ゼミの荻野亮太さん(2年)と佐藤健也さん(2年)の二人がチームを作り、FM甲府の前で12時10分から1時までの昼休みを利用して行った。8日間で集まった品は、教職員から子供服やおもちゃ、お米やカップ麺、お菓子などの長期保存が可能な食料品、サッカーボール、ジャージーなど段ボールで7箱分の寄付があり、学生からは衣料品が主で段ボール3箱分、45リットル袋2個が集まった。善意の寄付品は、翌週に二人が施設へ直接届けるという。

児童養護施設は、保護者のいない児童、虐待を受けている児童、家庭環境や様々な事情により家庭での養育が難しい児童を入所させて養護を行うが、施設の運営に人、物、資金が乏しいという現状がある。荻野、佐藤さんの二人は知人にその現状を聞き、企画を立てた。竹端ゼミでは、2学年に対し自発性を高めるために一人1企画を立てプレゼンし、採用された企画にチーム全員が参加し実行するプロジェクトを行っている。今回二人の企画以外に4つの企画が進行中で17日に結果発表する。荻野・佐藤二人が立てた企画の目的を荻野亮太さんは「自分と他の人たちとでフードバンクを企画したのですけど、フードバンクですと他の団体に寄付して送る活動なんですが、自分たちが手で直接渡して、どういう人たちがどのように使ってもらえるかを確かめたいと思い企画しました。児童養護施設ですと自分たちと年代が近い人たちもいるし、入所者数も多いので決めました」と説明。佐藤健也さんは「自らやることで現状も分かってくるし、自分たちの社会対する経験にもなります。集めたものを自分たちで渡しに行くということはなかなか経験できるものではありませんので」と企画の意義を話した。準備を進めるうちに不安が湧いたという。荻野さんは「最初正直そんなに集まらないかなと思っていたのですけど、初日は全然人が来なくて、2日目からその活動しているのを見て、持ってきてくれる人が増えました。思ったより来てくれカップ麺などはわざわざ買って持ってきてくれたり、人の温かさと善意を感じました」。寄付品は教職員からはお米や長期保存ができる食料品、子供服、サッカーボール、ジャージー、ゲームなど、児童養護施設に入所している幅広い年齢層に見合った寄付品が段ボールにして7箱分が集まった。学生からは、衣料品が主で段ボール3箱分と45リットル袋2個が寄せられた。二人は、寄付品を「どういう反応されるかはわからないですけど、少しでも足しになれば」と届けるのを楽しみにしている。二人が寄付品を届けるのは甲斐市にある「児童養護施設明生学園」で幼児から高校生までの児童が男子16人、女子11人計27人(平成30年1月1日現在)がいる。善意が人と人との心を結ぶ。

文/カメラ(K.F) 2018.1.12
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