●山梨学院スチューデンツ オブ ザ イヤー賞表彰式
~山梨学院の名を高めた個人17人、1団体表彰~
~創立者賞は木下・河村・カロリーナさんの3人が受賞~
山梨学院「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」の表彰式が3月14日、キャンパスセンター2階のシーズシアターで行われた。「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」は、正課及び課外活動で特にすぐれた実績を挙げ、山梨学院の名声を高めた個人や団体を表彰し、その活動をより一層奨励することを目的とする制度で平成9年度に創設された。学術、文化芸術、スポーツ、資格、社会活動などの部門に分かれ、今年度は大学院から2人、大学から14人、短期大学から1人、1団体が選ばれた。国際大会、ユニバーシアード、インカレなど国内外の大会で優れた成績を挙げた学生や修士・卒業論文優秀者、学科の特性を活かした社会活動、団体活動などで優れた実績を残した学生やグループが表彰された。表彰式では、大学・大学院は日高昭夫副学長、短大は山内淳子学長から受賞者一人ひとりに賞状と記念品が授与された。また、この日は「創立者古屋賞」の受賞者も紹介もされ、今年度はレスリング部の木下貴輪(法学科4年)、ホッケー部女子・河村元美(現代ビジネス学部4年)、女流棋士のカロリーナ・クリスティナ・ステチェンスカ(大学院社会科学研究科2年)の3人が選出され、翌日の卒業式において表彰される。
「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」の表彰式は、受賞者や指導教員や恩師、保護者などが出席し行われた。この賞を主管する学生センターの込山芳行センター長は「今年受賞した17人と1団体の皆さんの活躍は、山梨学院の学生として模範的な成果であり、皆に夢と希望を与えたことは間違いありません。社会に出てからこの賞にふさわしい活躍を期待しています」と述べ、選考過程と選考基準を説明した。た。また、「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」の表彰に併せて「創立者古屋賞」三人の受賞者の紹介も行われた。
「創立者古屋賞」は、当該年度の卒業生の内、学術・文化芸術・スポーツ・資格・社会活動、その他の分野において他の学生の範となる顕著な成果を挙げ、山梨学院の名声を高めた学生に授与する制度。今年度は、レスリングの全日本大学選手権大会に2度優勝、全日本大学選手権個人3連覇、東日本レスリングリーグ戦5連覇に主将として輝かしい実績で貢献した木下貴輪さんと一昨年のリオ五輪の女子ホッケー日本代表に最年少での出場や同年の全日本学生ホッケー選手権に優勝、最優秀選手賞を獲得した河村元美さん。そして2015年10月、初めての外国人プロ棋士誕生が大きな話題になり、現在女流1級で初段を狙うカロリーナ・クリスティナ・ステチェンスカさんが翌日の卒業式において表彰されることが紹介された。
続いて「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」の表彰式に移り、受賞者はそれぞれ、呼名・受賞内容を紹介され、大学院・大学の受賞者14人には日高昭夫大学副学長より、短大の受賞者1人と1団体には山内淳子短大学長より、一人ひとり表彰状と記念品が授与された。続いて日高昭夫大学副学長が創立者古屋賞とスチューデンツ オブ ザ イヤー賞の受賞者に向け、「君たちにお願いしたいことは、職場とか大学や地域社会などいろいろなところや山梨、日本、世界でさまざまな分野で盛り上げていく中心的な役割になってほしい。君たちが持ち場で一生懸命皆を引っ張ってリーダーとして活躍することによって活力ある日本になってくると思うので、そういう意味でこういう機会に改めて自分は中心的な存在なのだと認識して力を注いでいただきたい」と激励の言葉を述べた。それに応えて、「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」、「創立者古屋賞」の受賞者を代表して修士論文で受賞した酒向裕一さん(大学院社会科学研究科2年)は「私は長野県で会計事務所で働きながら大学院に2年間通いました。近くで学ぶ環境があったことに感謝しています。これからは大学院で学んだことを活かして近い将来、税理士登録を目指して社会に貢献していきたいと思います」と抱負を語った。
表彰式後、場所をカフェテリア・プリシアンブルーに移して受賞祝賀パーティーが行われ、指導教員や恩師、監督、コーチ、保護者などと喜びを分かち合った。冒頭、山内淳子短期大学長が「山梨学院の4000人の学生の中から皆さんが数少ない受賞者として選ばれました。本当に立派な成果を挙げられました。皆さんに共通していることは、目の前にあることに本当に真摯に向き合ってより良いものや、より高き自分をと、向上心意欲を持って、惜しみない努力をなされる方々だと思います。学生時代にそうした時を過ごされたことは生涯の宝ですのでこれから先、苦しいことがあってもあんなに一心に頑張れた自分がいたんだと思い出して頑張っていただきたい」と挨拶した。祝賀会では受賞者が一人ずつ受賞の言葉を述べ、その内、「創立者古屋賞」を受賞したレスリング部の木下貴輪さんは「このような賞をいただけたのも監督やコーチなど周りの支えがあったおかげです。卒業後は企業に所属しますが、練習は大学を拠点に続けていきますのでよろしくお願いします」と述べ、「スチューデンツ オブ ザ イヤー賞」では、全日本学生ホッケー選手権3連覇に貢献し、現在、日本代表選手の山﨑晃嗣さん(法学科4年)は「私の夢である世界一のホッケー選手になること。東京五輪で金メダルを取ることを目標にやっていますので、その夢を叶えるために日々努力して頑張っていきます」と挨拶した。また、文化芸術部門で受賞した早川丈さん(政治行政学科4年)は「大学に来たからには爪痕を残していきたいなと思っていたのですが、小菅先生に出会ったことにより、『山梨学院歌舞伎酒折座』の旗揚げの活動など範囲が広がり、このような賞までいただけたのでうれしく思います」と述べ、牛乳料理コンテスト関東大会で最優秀賞を獲得した三人のグループ(右から鶴味佑佳子・河手怜奈・藏部友希さん)の内、鶴味さん(食物栄養科栄養士コース2年)は「今まで2年間頑張ってきた成果が出たのかなと思います。難しかったですけど、基礎から自分で献立を立てたり、楽しく料理を作ることを学べました。賞はうれしいです」と語った。
文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.3.14
創立者古屋賞・スチューデンツオブザイヤー賞受賞者一覧