●Earlham CollegeとiCLAが編入提携を締結
~iCLAで2年間履修後、3年目から編入~
~海外への進学も含め進路選択の幅が広がる~
山梨学院大学国際リベラルアーツ学部(iCLA)は、アメリカ・インディアナ州のリベラルアーツカレッジ「Earlham College」と昨年11月に編入提携を締結。4月2日にはEarlham CollegeのAlan Price学長らが本学を訪問し、iCLAの教育環境などを視察・体験した。当日は、William REED教授が合氣道や書道を、片田貴士専任講師らが空手の体験レッスンを行い、iCLAの教育プログラムや日本文化を紹介。また、今春、山梨学院大学大学院を修了し、在学中に外国人初のプロ棋士となったカロリーナ・ステチェンスカ女流一級と対局するなど、iCLAの教育環境・日本研究プログラムへの理解を深めていた。今回締結した編入提携では、iCLAで2年間履修し、3年目に正規生としてEarlham Collegeに編入。その後は、Earlham Collegeで単位を修得し、Earlham Collegeの学位を得て卒業を迎える。この提携により、iCLAの教育プログラムが本場アメリカのリベラルアーツカレッジと同水準であることが認められ、Earlham Collegeに4年間通うよりも費用面で抑えることができることから、海外のリベラルアーツカレッジへの進学も視野に入れた進路選択の幅が広がった。
Earlham College(アーラムカレッジ)は1847年創立で、アメリカ・インディアナ州のリッチモンドにあるリベラルアーツカレッジ。学生数は約1000人と小規模で、このうち23%はアメリカ国外からの留学生が占めている。日本語や日本文化の教育プログラムが充実しており、アメリカ国内でも同分野での実績に定評がある大学の一つとなっている。iCLAでは、昨年11月にEarlham Collegeと編入提携を締結。iCLAの学生がEarlham Collegeへの編入を想定した場合、学生はiCLAに正規生と入学し、iCLAの教育課程を2年間履修し、単位を修得。編入試験を経て3年目に正規生としてEarlham Collegeに編入。その後は、Earlham Collegeの教育課程の単位を修得し、Earlham Collegeの学位を得て卒業を迎える。この提携により、iCLAでの教育課程(授業内容・修得単位)がEarlham Collegeの卒業単位として認められるため、iCLAの教育プログラムが本場アメリカのリベラルアーツカレッジと同水準であることが保証されただけでなく、Earlham College(授業料:年間約45,000$)に4年間通うよりも費用面で抑えることができることから、日本人だけでなく、海外のリベラルアーツカレッジに進学を希望する海外の高校生や大学生の進路選択の幅も広がった。
4月2日には、Earlham CollegeのAlan Price学長と日本文化研究プログラムのディレクターのDyron Dabney教授が本学を訪問し、iCLAの教育環境や教育プログラムなどを視察・体験した。当日は、古屋忠彦特別顧問や古屋光司学長を表敬訪問し、Michael Lacktorin学部長やWilliam REED教授がiCLAの教育環境や施設などを紹介。REED教授がPrice学長らにiCLAで実際に行っている合氣道や書道の体験レッスンを行ったほか、山学大空手道部監督で元世界チャンピオンの片田貴士専任講師が空手道部の部員とともに空手の指導も行った。また、Price学長らは居合道の見学や茶道も体験し、今春、山梨学院大学大学院を修了し、在学中に外国人初のプロ棋士となったカロリーナ・ステチェンスカ女流一級と対局するなど、日本文化にも触れた。このほか、Earlham Collegeは日本文化の教育プログラムにも力を入れていることから、iCLAの日本研究プログラムディレクターのDarren ASHMORE教授らと意見交換を行うなど議論を深めた。Price学長らは、教育環境の視察や体験レッスンを通じ、充実した教育環境を認識するとともに、iCLAの特色の一つである体験型の日本研究プログラムへの理解を示していた。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)、写真提供(iCLA)2018.4.5