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●関甲新学生野球春季リーグ戦1部第1節2戦目
~山学大、序盤のリードを守れず土壇場で逆転許す~ 
~1勝1敗、後1勝。明日勝ち点を全員で勝ち取る~

昨日開幕した「平成30年度関甲新学生野球春季リーグ戦1部」の第1節2戦目が4月8日に行われた。山梨学院は、第1節を関東学園大学と対戦。群馬県伊勢崎市・上武大学野球場で行われた第1戦に勝利し、8日に2戦目が行われ勝ち点獲得を目指した。試合は、山梨学院が先攻。1回表、先頭島快莉(3年)が三塁手の失策で出塁すると、2つの盗塁で三塁へ陥れ、2番・金城義(4年)が中前適時打で先制点を叩き出した。2回・3回と得点圏に走者を進めるも点に結び付かず、4回に先頭打者の清水寛太(2年)が中前打で出ると、一死二塁に、9番河本賢一(4年)が左中間に二塁打を放ち2点目を挙げた。山梨学院先発の小林永人(2年)は立ち上がりから素晴らしい投球を見せ、途中、ピンチを迎える場面もあったが、8回まで0点に抑える好投を見せた。9回裏、先頭打者を味方守備陣の失策で出塁させると一死後、走者二塁で連続安打を浴び1点を失った。次打者に四球を与え満塁で犠飛を打たれ土壇場で同点に追いつかれ延長戦にもつれ込んだ。10回表、先に得点を挙げ引き離したい山梨学院だが三者三振で嫌な雰囲気の中で相手攻撃を迎えた。10回裏、1戦目で好投した梶尾郁彰(3年)がマウンドに送られた。梶尾は緊張からか制球が定まらず、四球、悪送球、安打で無死満塁にされ、動揺したのか次打者の初球に死球を与え、押し出しであっけなく逆転さよなら負けを喫した。

「関甲信学生野球リーグ」は1部から3部まであり、各部6校から成り立ち春と秋にリーグ戦が行われる。上位リーグの1部は、各チーム総当たりで7節まで行われ、各節相手チームと2戦先勝方式で争われ、勝ったチームに勝ち点が与えられる。最終的に勝ち点が多いチームが上位となり、順位が決められる。各シーズン終了後には各部で入れ替え戦が実施される。

1部リーグに所属する山梨学院は昨日の1戦目で対戦相手の関東学園大に勝利し、2戦目に連勝して勝ち点を獲得するべく試合に臨んだ。試合開始時間午前10時。日差しはあるものの、昨日と同様冷たい風が吹き込み非常に寒い日となった。山梨学院のメンバーは、1戦目を逆転で勝利したことで勢いがみなぎる表情でグランドに整列した。先攻は山梨学院。1回表、1番。島快莉(3年 豊川高)は相手三塁手の失策で出塁すると、二盗、三盗を決め、先制点のお膳立てをした。2番・金城義(4年 山梨学院高)は中前適時打で1点を叩き出し期待に応えた。山梨学院先発の小林永人(2年 笛吹高)は1回裏、三者三振の上々の立ち上がり。山梨学院打線は、2,3回にも得点圏に走者を出すも、得点にならず。ようやく4回表、先頭打者7番・清水寛太(2年 甲府工業高)が中前打で出塁。すかさず犠打で送ると9番・主将の河本賢一(4年 東海大相模高)が左中間を割る適時二塁打で1点を加えた。投げる小林は4回裏、四球と2連続安打で満塁のピンチを迎えたものの、次打者の遊撃ライナーをWプレーでピンチを切り抜けた。山梨学院打線は8回まで毎回走者を出したが後、1点が遠い。その8回に四球と安打で満塁のチャンスを迎えたが審判に打球が当たる不運(審判員の立位置がインボールのルールにあたらない)もあり、決定的な得点チャンスを逸した。小林投手は、8回まで直球と変化球を使い分け好投。9回裏、勝利が目の前に来た。関東学園大の先頭打者の打球は何でもないゴロと思われた瞬間、内野手がはじき失策が記録された。一死後、2連続安打を浴び、ついに1点を献上。さらに四球で満塁になり、次の打者の犠飛で1点を追加され土壇場で同点に追いつかれた。10回表、延長戦に入り得点をどうしても欲しい山梨学院打線だが9回に代わった関東学園の救援投手に6連続三振を喫し、その裏を迎えた。山梨学院の二人目は、1戦目で好投し勝利投手になった梶尾郁彰(3年 富山第一高)をマウンドに送った。梶尾は先頭打者にボールが先行し四球。次の打者はすかさず、投手前にバントを決めると、梶尾は二塁送球を焦り送球がそれ、走者一・二塁と一打逆転の場面となった。次の打者にもボールが先行。ファールで粘られた7球目を右翼前に運ばれ、無死満塁の絶対的ピンチに晒された。次打者初球。周りから「あっ!」と嘆声が漏れたボールの行方は、打者への死球となりあっけないサヨナラ負けの決着となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■《第1節第2戦 4月8日 上武大学野球場》

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 合計
山梨学院大学 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2
関東学園大学 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1X 3

山梨学院大 バッテリー:(投手)小林・梶尾 ー (捕手)江川
〔投手〕小林:投球回数9回、打者38、投球数145、安打8、四球3、三振11、
失点2・自責点1、暴投1
梶尾(負け投手):投球回数1回、打者4、投球数14、安打1、四球1、死球1、  失点1・自責点1 
〔打撃〕安打9(二塁打:島、宮下、河本)、四球6、死球1、三振12
〔交代〕砂川(一)→H駒崎真也(一) 

試合後、須田喜照監督は「あのまま2-0で勝っておかなきゃいけなかったです。痛いですね。小林は粘り強く良かったですが、結局最後にあそこで(9回)点とられているわけでそこまでの8回の意味がなくなってしまうのでやはり2-0で完封してくれればチームの弾みがつくのですけど。9回のエラーと10回のバントの処理ミス、そういうところをきっちり取っておかないとこうなります。上にいるチームはそういうところをきっちりできています」と試合を振り返る。河本賢一主将は「得点はしたですが、チャンスが多かった時に取り切れなかったことが多かったので勝たなければいけなかったです。最終回まではいい感じにこれたのですけど自分たちにしても何か後一歩攻めきれてないなということがあったのでそういう部分で最後の逆転につながってしまったのかなと思います。明日はやられたのでやり返します」と前を向いた

明日は、午後12時30分より上武大学野球場で関東学園大を相手に勝ち点を巡り激しい攻防が展開される。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.4.8

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