山梨学院パブリシティセンター

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●春季関東高等学校野球山梨県大会 3日目
~山学高初戦、山梨高校にコールド勝ち好発進~
~3継投、投手陣に吉田監督大きな手応え感じる~

4月15日、「第70回春季関東高校野球山梨県大会」の3日目が山日YBS球場、富士北麓公園野球場で行われた。シード校の山梨学院は、山日YBS球場の第1試合で山梨高校と対戦した。昨日夜から降った雨は、試合開始予定の午前9時を過ぎても降りやまず、結局、3時間遅れの正午丁度に始まった。先攻の山梨学院は、1回表、1番・2番打者が連続安打と盗塁でチャンスをつくると、4番打者が投手前にバントで転がし手堅く1点を先制した。二死後、四球を挟んで6番・7番・8番が2本の長打と単打で4点を加え、この回一気に5点を入れ優位に立った。2回にも先頭2番打者が三塁打と犠飛で難なく1点を加えた。山梨学院の先発は、星野健太。星野は1回、2回で5三振を奪う力投を見せ、3回から2番手の鈴木博之(3年)にマウンドを譲った。鈴木も5回まで安打一本で抑える好投を見せた。山梨学院は、3回以降5回まで山梨高校二番手の投手を打ちあぐね、追加点を奪えずにいたが、6回、内野安打、盗塁、相手守備の乱れで1点を加えると、さらに次打者が左中間に適時二塁打を放ち1点を追加、8-0とした。6回裏からマウンドに上がった垣越建伸(3年)は、最高143キロの速球で5連続三振を奪うなど7回コールド勝ち、きっちりと試合を締めた。山梨学院の次の試合は、4月28日(土)午前9時より山日YBS球場で富士北稜高校と対戦する。

山梨学院は、昨年4季連続で出場を果たした秋の関東大会に1回戦で敗退。精神面の弱さが課題となった。昨年暮れ、吉田洸二監督は選手を引き連れ、かつて自ら率いて春の選抜甲子園で優勝に導いた長崎清峰高校に赴いた。練習では基礎体力の向上と精神面の強化が図られた。部員たちは清峰高校の近くにある低山をひたすら一気に駆け上った。涙が出るほどの厳しい練習は部員たちに“これを耐えきれば”、“やればできる”と達成感を植え付けた。山梨での練習は、山梨学院砂田球場が改修のため使えず、室内練習場での基本練習、恒例の丸太を使用しての体力強化、遠征練習試合など、地道な努力でチームの再生を図った。今チームは昨年のチームの荒さはないものの、まとまりのあるチームに仕上がった。

4月15日、昨夜から降り続いた雨が朝まで残り試合決行が危ぶまれたが、天気が急速に回復するとの判断で時間を繰り下げて行われた。山梨学院高校は、第1試合で山梨高校と対戦。午前9時開始予定が、断続的な降雨とグランド整備で正午丁度に開始された。先攻は山梨学院。1回表、相手投手の緩い変化球を狙い打ち、1番・中尾勇介(3年)、2番・清水雄登(3年)の連続安打と盗塁でチャンスをつくると、一死二・三塁で4番・相澤利俊(2年)が投手前にバントで転がし1点を先制した。二死後、四球を挟んで6番・菅野秀斗(2年)が左中間を抜く適時二塁打で2点、7番・長谷川学(3年)が右中間フェンス直撃の三塁打でさらに1点、次の8番・中込陽翔(2年)も適時安打で1点を追加、この回5点を入れ優位に立った。2回にも先頭打者2番・清水(雄)の三塁打に3番・星野健太(3年)の犠飛で三塁走者がタッチアップ、1点を加えた。山梨学院の先発は、星野健太。星野は、1回、2回を140キロ近い球速で5三振を奪い、3回に2番手の鈴木博之(3年)にマウンドを譲った。鈴木も5回まで安打一本で抑える好投を見せた。山梨学院は、3回以降5回まで山梨高校二番手の投手を打ちあぐね追加点を奪えずにいたが、6回、内野安打、盗塁、相手守備の乱れで1点を加えると、さらに途中出場の久保秀太(3年)が左中間に適時二塁打を放ち1点を追加、8-0とした。6回裏からマウンドに上がったエース垣越建伸(3年)は、最高143キロの速球で5連続三振を奪うなどきっちりと試合を締め、山梨学院は初戦をコールド勝ちで収めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆《2回戦 山梨学院高VS山梨高校 4/15 山日YBS球場

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
山梨学院高 5 1 0 0 0 2 0     8
山梨高校 0 0 0 0 0 0 0     0

※規定により7回コールド

【山梨学院バッテリー】(投手)星野健太→鈴木博之→垣越建伸ー(捕手)中込陽翔→栗田雄雅
〔投手〕星野(勝利投手):投球回数2、投球数26、安打1、四球0、三振5、失点0
鈴木:投球回数3、投球数22、安打1、四死球0、三振1、失点0
    垣越:投球回数2、投球数25、安打1、四死球0、三振5、失点0 
〔打撃〕安打14(三塁打:長谷川 二塁打:菅野・清水(雄)・中尾・久保)
〔交代〕星野(投)→清水陸→(H)鶴口珠生→久保(右) 清水雄(右)→鈴木(投)
鈴木→(H)小澤陸→(R)白川寛太 菅野(二)→(H)近藤涼太→北村開(二)

試合後、吉田洸二監督は「トレーニングや練習試合を厳しくやってきたので、あまりミスとかこじんまりしないで思い切ってやろうと言いました。いろいろなトレーニングの成果がでています。投手陣は良く伸びました。昨年よりは良いと自信を持っています。昔の私の青峰が勝っていたときの伸び方になってきたのでうれしかったです。野球は投手が良くないと話にならないので、投手力が良くなっている他に攻撃力、守備力含めてレベルアップすれば今年の夏も期待できるチームになれると思います」と手ごたえを口にした。143キロの球速を記録し、調子の良さをうかがわせた垣越建伸投手は「最近練習していることができているので良かったです。今までの自分に比べると軽く投げても良い球がいくという感じです」と自信をのぞかせる。今後の投げる試合について、「試合の展開にもよりますけど、短いイニング投げるのでしたら今日みたいにすべて全力で、先発で長いイニングでしたら、メリハリをつける投球を心掛けようと思っています。」と意気込みを語った。清水雄登主将は「初戦でしたので部員には高ぶるところを抑えて、しっかりまず勝たないと次に進めないので今日の1勝を大切にしていこうと言って試合に臨みました」と次戦に備える。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.4.15

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