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●高円宮牌2018ホッケー日本リーグ女子 第3節 
~山学、天理に先制されるも逆転、勝敗を五分に戻す~
~勝ちにこだわり、昨年の3位を上回る結果を目指す~

「高円宮牌2018ホッケー日本リーグ女子」第3節2試合が4月21日、山梨学院ホッケースタジアムで行われた。4月7日に開幕したホッケー日本リーグ女子は、10チームが参加して1回戦総当りで行われる。4月の第1節から6月までのファーストステージ、10月、11月でセカンドステージを戦い、12月23日の最終節決勝までリーグ優勝を懸けて熱戦が繰り広げられる。山梨学院CROWNING GLORIESは、昨年初の決勝を目前に準決勝で敗れ、3位決定戦に回り3位で終わった。山梨学院は前に出るホッケーで相手にプレッシャーを与えるプレースタイルで昨年を上回る結果を目標にする。今シーズンこれまでの山梨学院は、4試合を戦い1勝2敗1分けで勝ち点4の6位と出遅れている。この日は、昨年7位の天理大学ベアーズと対戦。これまで2勝1敗1分け勝ち点7の4位につけている。試合は第1Q(クオーター)、天理に先制点を許すも終盤にFW今尾明穂(4年)が同点ゴールを決め振り出しに戻した。第2、第3Qは互いに激しい攻防を続け山梨学院が優位に進めるが、後1点を奪えず、最終第4Qに入った。開始6分に小林久留海(1年)が待望の追加点を奪いリードした。終盤にも高島瑠唯(1年)が追加点を入れ1年生の活躍で天理を突き放し、そのまま終了。対戦成績を2勝2敗1分けとし勝敗を五分に戻した。明日の第3節2戦目は山梨学院ホッケースタジアムで駿河台大と対戦する。

ホッケー日本リーグ女子は、10チームで構成され1回戦総当たりで行われ開催年により順位決定方式が異なる。4月7日に開幕したリーグ戦は、6月10日までのファーストステージで上位6チームと下位4チーム分けを行い、10月13日より21日にかけて行われるセカンドステージⅠはファーストステージ上位6チームで戦い、上位4チームがファイナルステージに進出、セカンドステージの順位に応じて、1位と4位、2位と3位で試合を行い、勝ちチームは決勝戦、負けチームは3位決定戦を行う。

昨年3位だった山梨学院CROWNING GLORIESは、開幕戦のグラクソスミスクラインに2-0、2戦目のコカ・コーラウエストに1-0で敗れ、社会人チームに後れをとった。第2節3戦目には、聖泉大学に4-0と快勝。4戦目の東海学院大学とは2-2で引き分け、これまで1勝2敗1分け勝ち点4で7位につけている。ホームに戻った第3節5戦目は、天理大を迎えた。天理大は現在、2勝1敗1分勝ち点7で4位。山梨学院はまずは、この試合に勝利して五分に持ち込み、勢いに乗りたいところ。山梨学院CROWNING GLORIESは、昨年3位に終わった悔しさをバネに今シーズンを迎えた。今年のチームテーマに「GROW~チームのために~」を掲げた。チームとしても人としても成長し続けていきたいとの思いが込められた。昨年を上回る結果を目標に山梨学院のプレースタイル、前に出るホッケーで戦い抜き、勝ちにこだわり試合に臨む。

山梨学院は第3節のホーム開催1戦目を天理大ベアーズと対戦した。天理は、昨年7位という結果で終わったが、日本リーグ通算6度の優勝を誇る強豪。試合は午後2時、雲一つない快晴の下、白いユニフォームの天理のセンターパスで始まった。第1Q(クオーター)、序盤からプリシアンブルーのユニフォームの山学ペースで進むも、12分にパスカットから招いたPC(ペナルティコーナー)でヒットシュートを決められ先制された。その後、山梨学院は15分に天理ゴール前の混戦にこぼれたボールを#9FW今尾明穂(4年 岐阜・各務野高)が押し込み同点に追いつき1-1で終了。第2Qも山梨学院の攻撃陣は、前にボールを繰り出し、サークル内に積極的に仕掛けるプレースタイルで相手を脅かし得点のチャンスはつくるも、追加点が遠い。7分には、天理も反撃に転じカウンターを仕掛けるが、山梨学院は#16GKの田中秋桜(3年 福井・丹生高)やディフェンス陣の堅い守備で攻撃を凌ぎ、攻守にわたりチームの結束で優位に立つも、山梨学院は攻めきれずこのクオーターを0-0で折り返した。第3Qは、山梨学院のセンターパスで始まった。序盤互いに激しくボールを奪い合うも、山梨学院の攻撃力が勝り天理ゴールに迫り得点チャンスを何度も演出した。しかし、天理のディフェンス陣も強固な布陣で得点を許さず、このクオーターも互いに無得点。最終第4Qに突入した。均衡を破ったチームが断然有利になる状況に開始1分、攻撃の要#9FW今尾が右ふくらはぎを負傷退場した。代わりに入った#21FW小林久留海(1年 福井・丹生高)は6分、右サイドからのサークル内に入ったパスにヒットシュートを決め、待望の1点を加えた。山梨学院は12分にも#23FW高島瑠唯(1年 富山・石動高)がリバースシュートを決めダメ押し点を奪った。試合は3-1となりそのまま終了。山梨学院は2勝目を挙げ、勝敗を五分に戻し勝ち点7、順位を6位に上げた。

高円宮牌2018ホッケー日本リーグ女子 第3節第1回戦
山梨学院VS天理大(4/21) 山梨学院ホッケースタジアム
1Q=15分 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
山梨学院CROWNING GLORIES 1 0 0 2 3
天理大学ベアーズ 1 0 0 0 1
得点者・山梨学院:15′今尾明穂 51′小林久留海 58′高島瑠唯  
天理大 : 12′吉原紗羅


試合後、ジョン・シアン監督は「天理大は、コカ・コーラに勝利しているし、ソニーともいいゲームをしていたと聞いているし、そこから3点取れ、70分同じホッケーができたので一歩前進かなと思います。今までの試合の中ではベストゲームです。次の試合に勝てるように頑張ります」と語った。白石莉奈子主将(4年 岡山・瀬戸高)は「最初から全員が勝ちたいという強い気持ちを持ち1試合を通してプレーできたことが良かったです」と安堵の表情を浮かべた。「あと残っている学生の試合は絶対に落とせないのと、南都さん、ソニーさんにしっかり勝ちきれるように頑張りたい」と意気込んだ。負傷退場をしたものの、同点のゴールを決め勝利に貢献した今尾明穂選手(4年 岐阜・各務野高)は「1点取られた後、絶対1クオーター目で同点に追いついておかないと相手に流れが行ってしまうと思ったので、攻めている分しっかりこのクオーターに追いつこうと思って、いつも課題に挙げられている得点力というところで今日は一人ひとりが結果にこだわって執着心を持ってできたゲームでした」と振り返り、右ふくらはぎの故障は軽傷だという。1年生でリーグ戦初得点、決勝点をゴールした小林久留海選手は「良いボールが来たので絶対決めようと振り切りました。フォワードとして得点できたのは良かったです」と初々しく話した。

山梨学院CROWNING GLORIESの第3節第2戦目は、明日4月22日(日) 午後1時から山梨学院ホッケースタジアムで駿河台大学LADYBIRDSと対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.4.21

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