山梨学院パブリシティセンター

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●2018東京都大学サッカーリーグ1部 第2節
~山学、昨年1部1位の明治学院に悔いの残る敗戦~
~悲願の参入戦進出、関東リーグ2部昇格を懸ける~

2018年度「東京都大学サッカーリーグ戦1部」は4月22日に開幕、山梨学院大学サッカー部男子は第1節、東京経済大学に勝利し、幸先の良いスタートを切った。4月29日、明治学院大学へボンフィールドで行われた第2節、明治学院大学と対戦した。昨年、5位の山梨学院は1位の明治学院に1敗1分けと競い負けしており、早い時期に雪辱を果たしておきたいところ。試合は、明治学院大のキックオフで始まった。前半、風下の山梨学院はロングボールを前線に送る明治学院の攻撃に受け身になり、11分相手右CKのセットプレーのこぼれ球を押し込まれ1点を先制された。山梨学院もMFの田口俊(4年)と高野陽貴(4年)を起点にゴール前にパスを送るも相手DFに阻止されチャンスをつくれない。一方、明治学院は風上の有利さでロングパスをドリブル突破などでつなぎ再三、山梨学院ゴールを脅かす。前半終了間際、最後の攻撃を仕掛けた山梨学院のFW宇佐美佑樹(4年)がペナルティエリアで倒されPKを得ると、FW田中海帆(4年)が右足を振りぬき同点に追いついた。後半、風上に立った山梨学院は、5分田中からのペナルティエリアへのパスをDF多田倫浩(4年)が左ゴール隅に蹴り込み逆転した。その後、一進一退が続く中、12分、相手FWがドリブルでゴール前に攻め込み、ディフェンスした山学DFの連係ミスから不運にもボールがゴールに転がり再び同点に追いつかれた。山梨学院もロングボールを前線に送り攻め込むも、なかなか主導権が奪えぬまま中盤24分、明治学院は右サイドのドリブル突破からクロスを中央へ送り込みFWが右足で合わせ逆転した。何とか追いつきたい山梨学院も必死にゴールを目指すが相手DF陣の堅い守備を崩せず敗退した。

東京都大学サッカーリーグ(都リーグ)は東京都と山梨県の男子大学サッカー部で構成され、1部は10校の2回総当たり方式で争われる。シーズン終了後に上位2校(年により変動)は関東大学サッカーリーグ(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・北関東の各都県リーグで構成)の2部参入戦として関東大学サッカー大会の出場権を与えられる。山梨学院大はこれまで2011年(2位)、2013年(優勝)で2度参入戦に出場しているものの、いずれも昇格を逃している。それ以降、4位・5位と参入戦進出に手が届いていない。今シーズンこそは、参入戦進出・関東昇格を目指し、この日大事な一戦を迎えた。4つのカテゴリーに分かれ活動している山梨学院大サッカー部は、そのうち東京都サッカーリーグに参戦しているのはトップチームのブレーブス(愛称)。カテゴリー上位の意地を見せ、威風堂々戦いに臨む。

雲一つない真っ青な空に、濃い緑の人工芝とのコントラストがまぶしいピッチに両チームが対峙した。午前11時、明治学院大のキックオフで試合は始まった。蹴られたボールを追う、えんじと青の上下、えんじのストッキングのユニフォームに身を包んだ山梨学院イレブンが躍動する。最初にシュートを打ったのは山梨学院。風が強い状況に風下の山梨学院は主導権を握ろうとドリブルとパスで前線を目指す。それに対する明治学院は風上からロングボールを前線に送る攻撃で対抗。山学は徐々に攻め込まれ、11分相手にCKを与え、最初のピンチを迎えた。右CKから中央に放されたセットプレーのこぼれ球を押し込まれ1点を先制された。山梨学院も8番MF田口俊(4年)と7番MF高野陽貴(4年)を起点に「ボールを支配し、機動力を生かす」山学スタイルでゴール前にパスを送るも相手DF陣に阻止されチャンスをつくれない。一方、明治学院は風上の有利さで優勢に試合を進め、ロングパスから前線ドリブル突破、積極的なミドルシュートなど再三、山梨学院ゴールを脅かした。前半終了間際アディショナルタイム、最後の攻撃を仕掛けた山梨学院の11番FW宇佐美佑樹(4年)がペナルティエリアで倒されPKを得ると、10番FW田中海帆(4年)が右足を振りぬき同点に追いついた。

山梨学院のキックオフで始まった後半、開始早々山梨学院陣内の密集で一瞬相手がフリーとなり、すかさずシュート打つもボールはゴールバーの上に外れ、事なきを得た。転じて間もない5分、右サイドからのパスをFW田中が展開、ペナルティエリア左へのパスを6番DF多田倫浩(4年)が切り返し左ゴール隅に蹴り込み逆転した。風上に立った山梨学院も前線にパスを送るも相手DFの堅い守りに決定的なチャンスがつくれず一進一退が続いた12分、
相手FWが左サイドからドリブルでゴール前に攻め込みディフェンスについた二人の山学DFが互いにゆずる形で隙ができ、軽く触れたボールが不運にも12番GK中村一貴(2年)の股間を抜け、同点ゴールとなった。山梨学院もロングボールを前線に送り攻め込むが、なかなか主導権が奪えぬまま、明治学院の再三のカウンター攻撃でCKを与えピンチを迎えた。そこをDF陣が何とか凌いだものの、中盤24分、明治学院は右サイドのドリブル突破からクロスボールを中央へ送り込みFWが右足で合わせ2-3と逆転した。何とか追いつきたい山梨学院も必死にゴールを目指し、残り僅かの時間帯に味方がペナルティエリアの外で倒されFKを得、途中交代の5番DF横山英雄(4年)が右足を振り抜くも、相手の壁に当たり得点できず、その後の攻撃も相手DFを崩せず終了の笛が鳴った。

2018年度第51回東京都大学サッカーリーグ戦 第2節
山梨学院大学VS明治学院大学 4/29 明治学院大学へボンフィールド
● 山梨学院大 2 前半 1-1
後半 1-2
3 明治学院大 ○
山梨学院大得点 前半◆田中海帆 後半◆多田倫浩

◆スターティングメンバー
12番GK中村一貴(2年 栃木・佐野日大高)8番MF田口 駿(4年 山梨学院高)
13番DF桃井伸伍(4年 富山国際大付高) 7番MF高野陽貴(4年 山梨・帝京第三高)
 4番DF小俣優人(4年 山梨・白根高) 24番MF大熊啓太(2年 栃木・佐野日大高)
36番DF西 雅人(2年 山梨学院高)  11番FW宇佐美佑樹(4年 山梨学院高)
15番DF飯田蒼史(3年 千葉・柏日体高) 10番FW田中海帆(4年 千葉・柏日体高)
6番MF多田倫浩(4年 山梨学院高)  

◆途中交代 
24番MF大熊→19番FW逢坂平翔(3年 山梨学院高) 
11番FW宇佐美→40番FW遠藤大生(4年 千葉・柏日体高)
15番MF飯田→5番FW横山英雄(4年 大阪桐蔭高)

試合後、守備の要の小俣優人ゲームキャプテンは「明治学院は今年も力があるチームだと感じました。前半終わりに、PKで何とか追いついて後半の最初までいいリズムで持って行けたのですけど、攻めている時のバランスが悪かったです。そこは後ろの自分が声を出しながらやっていかなければいけないことだと思います」と反省。「今日の負けは仕方がないことですし、練習していることが試合に出ると思うので練習からしっかり切り替えて来週は勝ちにいきます」と前を向いた。塚田雄二監督は「前半は最初、相手は勢いで来ると分かっていながら、風の影響もあり、予想以上にはね返された感じでしたけれど、何とか凌ぎながら前半追いついたことが非常に良くて、後半の入りも良く勢いづくと思ったのですけど、ただ残念なのはちょっとしたコミュニケーション不足で失点が続いたのが、まあ、もったいない試合でした」と残念がった。

2013年以来、関東大学サッカー大会参入戦進出を逃している山梨学院にとって、5年ぶりの参入戦進出とその結果の関東大学リーグ2部初昇格は悲願。リーグ戦はまだ始まったばかり。サッカー部の今年のスローガンは「前に~ゴールに向かう~」。練習してきたすべてをゴールへの執着を持って向かえば必ずや結果はついてくる。

第3節は、5月6日午後1時30分より創価大学ビクトリーグラウンドで学習院大学と対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.4.30

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