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●第26回関東学生女子ソフトボール選手権大会
~山学大4年連続7度目の優勝、インカレに弾み~
~中盤打撃が火を噴き逆転。継投の太田が完璧投球~

平成30年度第26回関東学生女子ソフトボール選手権大会兼第53回全日本大学選手権大会(インカレ)関東地区予選が5月19日~21日の3日間、埼玉県戸田市道端グリーンソフトボール場で行われた。東京都を除く関東の大学15チームがトーナメント方式で優勝を競い、さらに先日行われた春季リーグ1位(山梨学院大)・2位(東海大)のチームに与えられたインカレの関東代表出場権の残り4枠をこの大会に懸け熱い戦いが繰り広げられた。21日に行われた決勝戦は、山梨学院大が4連覇7度目の優勝を懸けて東海大との対戦になった。東海大の先攻で始まった試合は、山梨学院の先発信田沙南(3年)が先頭打者にいきなり二塁打を打たれ、犠打と犠飛で1点を先制された。その後、5回表まで互いに無得点のまま、その裏、山梨学院の先頭打者二見亜希(4年)が右前打で出塁、犠打で二塁へ進むと1番久保田莉依(3年)が適時二塁打で同点。さらに二死二塁から3番鈴木結奈(4年)の右中間フェンス直撃の適時二塁打で逆転した。さらに6回裏、二死一塁から8番二見、代打佐藤捺貴(3年)が連続安打で1点を追加、3-1とリードした。5回から救援した太田百香(4年)が完璧な投球で東海大を抑え、山梨学院は4連覇7度目の優勝を飾った。

■《第26回関東学生女子ソフトボール選手権大会 大会2日目》
◆準決勝戦《山梨学院大VS城西大》5/20 埼玉・戸田市道端グリーンソフトボール場

山梨学院は5月5日に行われた「関東学生女子ソフトボール春季1部リーグ」で全勝優勝を果たし、すでに全日本大学選手権(インカレ)関東第一代表の出場権を獲得。この大会では大会2日目の20日、スーパーシードで準決勝から参戦。4連覇7度目の優勝を目指して大会に臨んだ。対戦相手の先攻城西大学に先制されるも、力強いバッティングに改造中の山梨学院は、3番鈴木結奈(4年 神奈川・厚木商高)、4番大参花菜(4年 愛知・東海学園高)の連続本塁打で逆転、1番久保田莉依(3年 静岡・藤枝順心高)のフェンス直撃二塁打の長打で5-2とし城西大を粉砕、決勝に駒を進めた。決勝の対戦相手は春季リーグで2位となり、同じくインカレ出場権を獲得している東海大となった。

  1 2 3 4 5 6 7 合計
城西大 0 1 0 0 0 0 1 2
山梨学院大 0 0 3 0 2 0 × 5

〔山梨学院大バッテリー〕
投手:信田→天野桃花(4年 山梨・甲府城西高)→高橋美絵(4年 茨城・明秀日立高)→太田 捕手:菊池朋美(2年 岩手・花巻東高)

■《第26回関東学生女子ソフトボール選手権大会 大会最終日》
◆決勝戦《山梨学院大VS東海大》 5/21 埼玉・戸田市道端グルーンソフトボール場

決勝の対戦相手は春季リーグで2位となり、同じくインカレ出場権を獲得している東海大。
夏を思わせる日差しの下、正午丁度。赤いユニフォームの山梨学院大ナインは颯爽と守備位置に散った。先攻の東海大に対し山梨学院の先発は、前日の準決勝城西大戦でも先発を務めた信田沙南(3年 埼玉・星野高)。初回、先頭打者が打ち上げた浅い中堅前のフライを取り切れず二塁打とするとその後、一死三塁から犠飛で1点を先制された。その裏の山梨学院の攻撃から5回表まで両チームの投手陣の投げ合いで無得点が続いた。5回裏、山梨学院の攻撃。先頭打者8番の二見亜希(4年 群馬・太田高)が右前打。一死二塁、1番久保田莉依が右中間に適時二塁打で1点を返し同点に追いついた。さらに二死二塁から3番鈴木結奈が右中間フェンス直撃の適時二塁打で逆転した。6回裏には6番菊池朋美(2年 岩手・花巻東高)、8番二見の安打で二死二塁一塁に代打佐藤捺貴(3年 岩手・一関第一高)の右前適時打で1点を加え3-1とリードした。5回から信田を継投した太田百香(4年 静岡・桐陽高)は、重い直球と変化球で緩急つけた投球で相手打線を完璧に封じ込め勝利に導いた。山梨学院は4連覇7度目の優勝を飾り、夏のインカレに挑む。


 

 

 

 

 

 

 

 


  1 2 3 4 5 6 7 合計
東海大 1 0 0 0 0 0 0 1
山梨学院大 0 0 0 0 2 1 × 3

[山梨学院バッテリー] 投手:信田→太田 捕手:菊池

清水正監督は「初回にあんな形で点を取られ、非常に重苦しい雰囲気の中で逆転してくれて良く勝ちました。太田も良く投げ主力がよく打ってくれました」と選手を称えた。「リーグ戦を終えてこの大会に向け、バッティングを全国大会仕様に変えてきました。3か月あるので走者をため打って点を取るというチームにもう一度作り直していきたい」とインカレに向け抱負を語った。大参花菜主将は「1年生、2年生は先輩が優勝させてくれたので今回はキャプテンとして優勝できたので素直にうれしい。リーグ戦が終わってから取り組んだバッティングなどがしっかり出せたので今後につながる良い大会でした」と手ごたえを口にした。同点打を打った久保田莉依選手は「絶対にランナーを返そうと思い打席に立ちました。高めだったですけど抜けてくれて良かったです。インカレに向けしっかり勝てるように頑張っていきたい」と意気込んだ。逆転打を打った鈴木結奈選手は「みんなの力で獲れた優勝なのでうれしいです。それまで全く打てていなかったのですけどみんなの声も聞こえ、思いきり打とうと奮起しました。ホームランになると思ったんですけど入れたかったです」と笑顔を見せた。「インカレは最後になりますけど楽しく全員総力でやっていけたらと思います」と力強く語った。5回からテンポのある投球で勝利を呼び込んだ太田百香投手は「自分の持ち味は速球なのでそれを活かすしかないと思い、コントロールはいいので『押していけー』と投げました。今年から出させてもらえるようになって貢献できればいいなと思っていました」と期待に応えた。

8月30日から9月2日まで石川県金沢市で行われる「第53回全日本大学ソフトボール大会」には春季リーグ戦ですでに出場権を獲得している山梨学院大学、東海大学。この大会から3位となった城西大学、4位の淑徳大学、そして白鷗大学、東京国際大学の6校が関東代表として出場する。(東京都は除く)

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.5.21

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