●子育て支援事業「幼稚園であそぼう」
~未就園児が幼稚園での遊びや給食を体験~
~幼稚園の日常の保育に参加し在園児と交流~
山梨学院幼稚園は、子育て支援事業(親子体験講座)として未就園児とその保護者を対象に「幼稚園であそぼう」を開催した。この催しは、就園前の子どもと保護者が実際に幼稚園での生活や遊びを体験し、「幼稚園」について知ってもらうことを目的に実施。今年度も幼稚園での遊びや給食など一日の流れを体験する“給食体験Day”と年齢の枠を超え在園児と一緒に幼稚園での遊びを体験する“園児との交流Day”を企画。5月19日に実施された“給食体験Day”では、実際の幼稚園の一日に倣い、園庭での固定遊具や砂遊び、シャボン玉などの自由遊びや保育室で歌や手遊びなどのクラス活動を体験。さらに、併設のクッキングハウスで調理された作り立ての温かい給食を親子で喫食。一方、5月22・24日の“園児との交流Day”では、実際の保育が行われている日常に触れ、在園児と一緒に様々な遊びを体験。在園児が、参加した子どもたちと積極的に交流する様子も見られ、保護者らは実際の幼稚園生活をイメージしていた。
山梨学院幼稚園では、山梨学院子育て支援センター「アルテア子ども館」と連携し、子育て支援事業(親子体験講座、施設開放・地域交流事業)として親子リズム表現や親子クッキングなどの各種事業を開催。5月19日、22・24日には未就園の子どもと保護者を対象に「幼稚園」について知ってもらう「幼稚園であそぼう」を開催した。「幼稚園であそぼう」では、幼稚園の一日に倣い、登園から自由遊び、クラス活動、給食、降園までを体験する“給食体験Day”と在園する園児たちと遊びを通じて交流する“園児との交流Day” が企画・実施された。
■給食体験Day(5/19)
保護者と登園後、子どもたちは、思い思いに自由遊びを体験。園庭の固定遊具や砂遊び、シャボン玉、保育室では工作やままごとなどを各自が興味・関心のある遊びを行った。クラス活動では、保育室で歌や手遊びなどを行い、集団生活についても体験。また、お昼の時間には、実際に山梨学院幼稚園で提供される給食を親子で喫食。給食は、幼稚園園舎に併設されたクッキングハウス(給食施設)で調理され、子どもたちは作り立ての温かい給食を食べることができる。この日に提供された給食のメニューは、在園児に人気のある「さけわかめご飯・とりの唐揚げ・チーズサラダ・キャベツとたけのこの味噌汁・星のフルーツゼリー・牛乳」の6品。昼食中、献立や調理を担当する管理栄養士らが各教室を回り、山梨学院幼稚園の給食や幼児期の食事について説明を行ったほか、保護者からの相談にも応じていた。山梨学院幼稚園(山梨学院クッキングハウス)では専任の管理栄養士を置き、食品製造における管理手法であるHACCPを導入し、安心・安全な給食を調理。2013年には、適切な栄養管理、アレルギーへの細かな対応、多様な食育への取組、施設設備の充実などが評価され山梨県知事から「特定給食施設」として表彰された。食材も地産地消や季節を感じる献立が作られ、味付けも素材の味を生かすように配慮がなされている。子どもたちは、「いただきます」の挨拶と同時に保護者やお友達と一緒に作りたての温かい給食を楽しく味わっていた。降園前には紙芝居などを楽しみ、降園の際には、幼稚園バスの見学も行われ、子どもたちは、次々にバスに乗り込んでいた。最初は緊張していた子どもたちも幼稚園での遊びや給食などを通じ、満面の笑みで幼稚園生活を楽しみ、最後は、名残惜しそうな表情で幼稚園を後にした。
■在園児との交流Day(5/22・24)
通常の保育活動が行われている日常に触れ、実際の幼稚園の遊びを在園児と一緒に体験し、交流してもらうことを目的に開催。在園児と一緒に砂遊びやシャボン玉、固定遊具、工作など幼稚園で日常行われている遊びを体験。在園児は、年下の子どもたちに目を配り、参加した子どもたちは在園児と交流しながら楽しそうに幼稚園での遊びを満喫していた。保護者も通常の保育活動に触れ、在園児と交流する事で、幼稚園での生活のイメージ醸成につながり、子どもたち自身も、“幼稚園って楽しいな”という気持ちになり、幼稚園に対する期待や憧れを抱くことができる良い機会となった。
山梨学院幼稚園や子育て支援センター「アルテア子ども館」では、今年度も様々な親子体験講座や子育て支援事業を企画。6月5・14日には山梨学院短大保育科の川上琴美教授(身体表現・運動学)が講師を務める1歳児から3歳児とその保護者を対象とした“親子リズム表現”を企画。7月には「赤ちゃんあつまれ!!(ベビーマッサージ)」、10月には「運動会」、11月には「お父さんと遊ぼう」なども予定され、地域に根差した活動を今年度も積極的に展開していく。
文、カメラ(Y.Y)2018.5.24