山梨学院パブリシティセンター

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●平成30年度関東高校女子ソフトボール大会 準決勝
~連投の小沢、5回春日部東に攻略され、一挙8失点~
~若いチームが大健闘3位。全学年が揃う来季に期待~

「平成30年度第68回関東高校女子ソフトボール大会」は3日、笛吹市春日居スポーツ広場で準決勝2試合と決勝が行われた。大会は、1都7県の各地区大会で上位2校(開催県の山梨は4校)18校が参加、トーナメント方式で関東一を懸けて2日間の熱い戦いが繰り広げられた。山梨学院高は昨日の大会1日目初戦に優勝経験のある神奈川・県立厚木商業高と対戦し勝利。2戦目は昨年の優勝校、茨城・県立水戸商業高には接戦をものにし、準決勝に進出した。大会2日目、準決勝の対戦相手は埼玉県代表の県立春日部東高校。後攻、山梨学院先発の小沢由実(2年)は昨日2戦目から連投でマウンドに立った。小沢は4回までピンチを背負うも要所を締め無得点に抑えた。5回表、春日部の猛打が爆発。5本の長短打と味方の失策も絡み一挙大量8点を失った。その裏山梨学院は先頭打者8番今野陽加里(2年)の二塁打、9番新田愛実(1年)の適時打で1点を返したが後続が続かず、規定により1-8の5回コールドで敗退した。山梨学院は1年・2年生のチームで準決勝まで勝ち上がり3位となり大健闘した。

■《第68回関東高校女子ソフトボール大会 大会2日目 準決勝》
◆《山梨学院高VS埼玉・春日部東高》6/3 山梨・笛吹市春日居スポーツ広場

若い山梨学院高校のチームは、3年生のいない2年生・1年生のチームでありながら大きな躍動を見せた。大会1日目初戦で優勝経験のある神奈川県立厚木商業高相手に眞篠里音(2年)が散発3安打の完封勝利を挙げ、2戦目では昨年度優勝校の茨城県立水戸商業高に後半追いつめられるも、先発の小沢由実が粘りの投球で逃げ切り準決勝に勝ち上がった。

大会2日目、会場の笛吹市春日居スポーツ広場は朝から雲一つなく晴れあがった。試合開始は午前9時15分。審判のプレーボールの声で試合は始まった。1回表、先発の小沢由実は昨日2戦目に引き続き連投のマウンドに登った。対する相手は、打撃の良い埼玉県代表の県立春日部東高。小沢は先頭打者に粘られ8球目を中前に運ばれた。犠打で送られ一死後、3番打者の右前打で一死三塁一塁、一打先制点を許すピンチを迎えたが、後続を落ち着いて抑え切り抜けた。後攻の山梨学院は3回、四球と9番新田愛実の安打で一死三塁一塁の好機を作るも後続が続かず無得点に終わった。先取点がほしい山梨学院は4回にも二死から四球と安打で三塁二塁と得点圏に進めたがあと一本が遠かった。先発小沢は、走者を出すも、要所でコーナーを突く絶妙なコントロールで4回まで無失点に抑えた。迎えた5回表、先頭打者、続く打者に2連打を浴びると味方守備の失策も絡み無死満塁になり、次打者の2点右前適時打で先制された。その後も打撃のチームとの評判通り、畳みかける相手の猛攻を抑えられずに力尽きこの回8失点、大量点を奪われた。その裏、山梨学院は先頭の8番今野陽加里(2年)が左翼線に二塁打を放ち、暴投で三塁に進むと9番新田愛実が左前適時打で1点を返すも、このまま終了。1-8となり山梨学院が5回コールド負けを喫した。山梨学院は同率3位となり試合終了直後に表彰式が行われた。

〔山梨学院高バッテリー〕 投手:小沢由実(2年) 捕手:新田愛実(1年)

  1 2 3 4 5 6 7 合計
春日部東高 0 0 0 0 8     8
山梨学院高 0 0 0 0 1     1

※5回コールド

試合後、渡辺努監督は「最後になる試合の勝ち負けはどうであれ良い試合になればと思っていましたが、結果は残念でした。大会を通じてはまだまだ若いチームで足りない部分もたくさんあるので来年、再来年と続いていければ」と飛躍を期待する。いつも笑顔でチームメイトに接していた中込向日葵主将は「最初は緊張感があったのですけど、8点取られてしまって、楽しくやろうと切り替えました」。「強いチーム相手に良い経験ができ、次のインターハイ予選につなげられればと思います」と前を向いた。

若いチームの熱戦は終わった。山梨学院メンバーのピンチにもチャンスにも動じず、笑顔で互いに励まし合い、伸び伸びとプレーする姿が印象的だった。無心に無欲でボールを追った2日間3試合を糧に、本当の強さを身にまとう日は近い。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.6.3 

| アルバム1 | アルバム2 |