山梨学院パブリシティセンター

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●山学高野球部の新富士見寮と砂田球場改良竣工式
~“甲子園優勝へ”選手・指導者・県民の夢、実現へ~
~石川・星稜高を招待して竣工記念試合~

学校法人山梨学院は6月5日、「山梨学院砂田新富士見寮新築工事」及び「山梨学院砂田グラウンド改良工事」の竣工式を挙行した。当日は、完成した新富士見寮に法人職員、学校関係者、工事関係者約60人の列席のもと施設の完成を祝った。神事は酒折宮の飯田直樹宮司によって執り行われ、古屋光司理事長や古屋忠彦特別顧問、山内紀幸高校校長、吉田洸二野球部監督、設計施工管理者などが玉串を奉納した。神事の後に行われた直会で古屋光司理事長が工事関係者に新寮新築工事、グラウンド改良工事完成に謝辞を述べ、今回の工事の目的を「選手の夢、指導者の夢、山梨学院の夢、そして山梨県民の夢を実現するため今回の施設建設を行った」と述べ、続いて吉田洸二野球部監督は甲子園優勝への決意を述べた。また、9日には砂田野球グラウンド竣工記念招待試合を強豪校の石川県星稜高校を招いて行った。試合前には、関係者を集め記念式典が挙行され、グラウンド開きを祝った。始球式は山梨学院高・山内紀幸校長が務め、試合は、星稜高校が3回、5回、6回に得点を重ね、山梨学院高を零封した。

現在の砂田野球グラウンドは、1985年に完成、山梨県の都市道路計画に伴い改良が行われ1998年3月に富士見寮が完成、翌年の1999年4月に竣工した。新富士見寮は、従来の富士見寮の南西に近接し、昨年11月15日に地鎮祭を行い12月より工事が進められてきた。完成した新冨士見寮は、3階建て、寮生室8室・選手32人とコーチ室2室・2人が収容でき、ラウンジやトレーニングルーム、医務室、学習室、ラウンドリー、シャワー室などを備えている。使用開始(運用)は6月下旬から1年生10人が入寮する予定。食事は旧富士見寮において部員全員でとるという。また、砂田グラウンドの改良工事は外野部の人工芝化を中心にバックネット前、ダッグアウト前にも人工芝を敷設。また、外野部クッションウオールの更新、内野部の土の入れ替えなどが行われ、安全で水はけの良いグラウンドに生まれ変わった。

■6月5日「山梨学院砂田新富士見寮新築工事」及び「山梨学院砂田球場グラウンド改良工事」竣工式

竣工式の神事の後に行われた「直会」で挨拶に立った学校法人山梨学院・古屋光司理事長は「甲子園で優勝することを期待しています。甲子園で優勝するために一番重要なことは指導者であると思っています。今回の施設の充実に当たっては、指導者が本当に甲子園での優勝を実現する熱い意欲を持っているかを判断要素にしました。現代に生きる我々が本当に自分は心からこれをやりたいんだ。実現したいんだ。解決したいんだ。という目標や夢、課題に向けて、今を一生懸命生きているかどうかを問いかけ続けることが教育機関には必要であって、甲子園での優勝という一つのきっかけで、そういった問いを山梨県に投げかけることができればいいなと考えていますので、この投資の成果は山梨学院だけ享受するのではなくて、山梨県全体で享受したい成果だと考えています。皆でこの夢に乗っていただいて、いつか成果が返ってくることを期待してワクワクした毎日を一緒に送っていただけたらなと思っています」と熱い気持ちを述べた。それに応えて吉田洸二監督は「私たちは2年連続で甲子園に出ていますが、これから3年、4年、5年と出ていく中で本当の地力をつけて優勝できればと思っています。高校野球の旗には、Fのマークがあるのですが、フェアプレイ、フレンドシップ、ファイティングスピリッツを表しています。友だちを大事にしながらルールを守り、強い気持ちで戦うことが高校野球の精神です。その枠のなかで精一杯個性のあるチームをつくれたらと思っています。施設は私学らしい素晴しい環境を整備していただきました。今も個性的で厳しい練習を行っています。後は、成績で個性的な結果を出せたらと思っています。私たちは将来ある若い生徒を預かっていることを大前提にしながら強い個性的なチームをつくっていければ」と述べた。

式典後、選手を代表して参列した清水雄登主将は「すごく良い施設をつくってもらったので、後は自分たちがどれだけ頑張れるかだと思うので施設に甘えず、自分たちもしっかり日々努力していきたい。今年の甲子園は100回大会なのでそれに自分たちも呼んでもらえるように、野球の神様が勝たしてくれるように一生懸命頑張っていきます」。中尾勇介副将は「施設も良いので、選手も比例して同じように成長していかないといけないと思うので、次は選手の頑張りがキーになると思っています。自分たちは秋に負けてから一生懸命練習してきて春山梨1位獲って、甲子園に行けないと意味がないので夏に懸ける思いは強いです」とそれぞれ決意を語った。

■6月9日「砂田野球グラウンド竣工記念招待試合」山梨学院高VS石川県星稜高

6月9日、「砂田野球グラウンド竣工記念招待試合」が行われた。試合に先立って竣工式典が山梨学院高吹奏楽部の演奏に合わせ、チアリーダー部の晴れ晴れしい演舞で始まった。初めに学校法人山梨学院・川手佳彦理事が出張中の古屋光司理事長に代わり挨拶した。川手理事は最初にかつて自身の星稜高との関りについて思い出を話し、さらに「高校野球というものはただ、勝って甲子園に出場すればいいというものではありません。教育の場としてその精神を植え付けなければいけません。高校野球は精神とかあるいは人格形成、社会に出た時に率先して社会のために役立つ人材を育てることが高校野球だろうと思っています。これから両校の試合が進行していくわけですが、ぜひともまた、甲子園で両チームが対戦できればうれしいと思っています。今日は遠路はるばるお越しいただいたことに感謝いたします」と述べた。続いて来賓を代表して山梨県高野連・油井壮介会長が「甲子園出場はもとより、その先の本県勢の悲願である真紅の優勝旗も期待されています。多くの県民、高校野球ファンの期待に応えるため、この砂田球場で精進してほしいと思います」と挨拶した。式典後、山梨学院高・山内紀幸校長の始球式で石川県星稜高校との招待試合が行われた。星稜高校は、夏の甲子園18回、選抜甲子園12回出場を誇る強豪校。グラウンド開きにふさわしい対戦相手である。試合は、先攻の山梨学院先頭打者・中尾勇介(3年)がいきなり右中間を破る三塁打で先制の好機を掴むも後続が打ち取られ無得点。先発の星野健太(3年)は3回、4安打で2点を失い、4回二死から救援した垣越建伸(3年)が5回、2本の二塁打と1単打で3点を奪われ、さらに2点本塁打を浴びこの回5失点。6回にも3点を追加され0-10の6回コールド負けした。

山梨学院高野球部は今回の敗北を教訓に、7月7日から始まる「第100回全国高校野球選手権記念山梨大会」に向け、気持ちを新たに練習に取り組まねばならない。あと1か月。まずは3年連続甲子園出場を目指す。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.6.9

| アルバム1 | アルバム2 | アルバム3 | アルバム4 | アルバム5 |