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●第100回高校野球選手権記念山梨大会 準々決勝戦
~山学高、都留高に先行されるも逆転、準決勝へ~
~またも主軸が活躍。清水雄が同点、中尾が逆転打~

「第100回全国高校野球選手権記念山梨大会」の9日目準々決勝戦2試合が7月18日、山日YBS球場で行われた。山梨学院高校は第1試合で都留高校とベスト4を懸けて戦った。
この日の甲府の最高気温は37度と予想され、5日連続の猛暑日となった。試合開始の午前8時30分に都留高の先攻で試合は開始された。山梨学院の先発は、前回立ち上がりに失点を喫した星野健太(3年)が雪辱を期して再びマウンドに上った。しかし1回表、星野は先頭打者を安打で出塁させると一死後、失策、四球で満塁のピンチを迎え二死を取るも、6番打者に走者一掃の3点適時二塁打を浴び、この試合も初回に先制を許した。山梨学院の攻撃は、3回裏、一死二塁一塁に3番清水雄登(3年)が左前適時打で1点を返し、続いて4番中尾勇介(3年)の内野ゴロの間に1点を追加し、2-3と詰め寄った。5回裏には一死後3連続安打で同点。続く4番中尾の左線適時二塁打で逆転、さらに相手投手のワイルドピッチで1点を重ね、5-3となった。5回からマウンドに上がった鈴木博之(3年)は1点を失ったものの、3回を無難に切り抜けた。山梨学院打線は、7回、8回にも加点し、8回からエースの垣越建伸(3年)を投入。2回を6三振と完璧に抑え8-4で勝利、ベスト4に進出した。山梨学院の準決勝は、7月21日(土)午前8時30分より山日YBS球場で甲府工業高と対戦する。

7月18日午前8時30分、山梨学院高校は、準々決勝に都留高校と対戦した。初戦、2戦をコールド勝ちし、打線好調な山梨学院は、2戦目と同様に星野健太を先発のマウンドに送った。星野は、14日の日大明誠高に先発、立ち上がりが悪く先制されるも、その後打線が爆発し勝利を得たが、不安が残る投球だった。山梨学院ベンチは、立ち直りを見るべく再び先発を託した。先攻の都留高は、先頭打者がいきなり安打で出塁。一死後、味方失策と四球
でいやな空気が流れる。二死満塁、高めに浮いたボールを左中間二塁打とされ、走者一掃の3点を奪われた。山梨学院の攻撃は、3回裏、2四死球で一死二塁一塁、3番清水雄登が左前適時打で1点を返し、続く4番中尾勇介の内野ゴロの間に1点を追加した。5回には、一死後から内野安打、盗塁、安打で得点の好機をつくると、3番清水の中前適時打で同点に追いついた。続く4番中尾の左翼線二塁打で4-3逆転、さらに相手投手のワイルドピッチで1点を追加した。先発の星野は初回の失点以降は、立ち直りを見せ5回表から鈴木博之にマウンドを譲った。鈴木は6回に1点を失い1点差に詰められたが、山梨学院は7回に二死後から相手投手の制球の乱れと安打で二死満塁に途中出場の栗田勇雅(1年)の左前適時打で2点を追加、都留高を突き放した。8回にも先頭打者の代打小吹悠人(1年)の死球を相澤利俊(2年)が犠打できっちり送り、二死後に相手投手ワイルドピッチが絡み、途中出場の北村開(3年)が中前適時打でしっかり仕事をし、得点差を広げた。8回から継投したエース垣越建伸は、味方失策で走者を出すも、2回を6者三振と完璧な投球で試合を締めた。山梨学院は、2戦目に続き相手に先制点を許したものの、落ち着いた攻撃で地力を発揮、8-4で勝利し準々決勝に駒を進めた。3年連続甲子園出場まで残り2試合、気を引き締め自分たちの野球を信じて臨む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆《準々決勝戦 山梨学院高VS都留高 7/18 山日YBS球場

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
都留高 3 0 0 0 0 1 0 0 0 4
山梨学院高 0 0 2 0 3 0 2 1 × 8

【山梨学院バッテリー】(投手)星野健太→鈴木博之→垣越建伸ー(捕手)中込陽翔→栗田雄雅
〔投手〕星野:投球回数4、投球数68、安打3、四球2、三振3、失点3 
鈴木:投球回数3、投球数51、安打2、四球1、三振3、失点1
垣越:投球回数2、投球数20、安打0、四球0、三振6、失点0
〔打撃〕安打10(二塁打:中尾1・清水(雄)1)四死球6、三振3
〔交代〕星野(投)→(H)久保→鈴木(投) 中込(捕)→(H)相澤利俊→栗田(捕) 
小澤(一)→相澤(一) 鈴木→(H)長谷川→垣越(投) 野村(左)→清水陸(左) 
藤本(遊)→(H)小吹悠人(遊) 菅野(二)→北村(二)

試合後、吉田洸二監督は2度目の先発の星野投手の立ち上がりについて、「ボールが高い。守備の乱れもあったですけど、味方がエラーした時こそしっかりピッチャーがカバーしてあげるのが良いピッチャー。エラーの流れそのままに行ってしまいました」と手厳しい。打つ、打たないのは相手投手で変わります。でもどんな精神状態で打席に入るかは相手投手関係なく本人の問題で、みんなすごく落ち着いていて良かったです。良く追いついたと思います」と打線を称えた。最後に「あと2つなのでシャカリキになって戦います」と気持ちを奮い立たせた。打撃好調の中尾勇介選手は「最近、自分のスイングができていると思います。良いピッチャーだったのでしっかり甘い球を逃さないことを意識して打席に立ちました」。次戦に向けては、「変わらず足を使って、足を使って勝つことが自分たちの勢いにもなるので、一本欲しい時に必ず一本を出す戦いをしていきたい」と意気込む。この日もチームを引っ張る活躍をした清水雄登主将は「いい相手だったので、このような展開になってもおかしくはなかったです。低めに丁寧に投げていたので自分たちの打ち気を逸らすというかボールを使って投げて来ていたので良いピッチャーだと思います。」と相手を褒めた。同点の敵打について、「つないでくれたので気持ちで打ったという感じです」。あと2戦。「相手ではなくて自分たちの野球ができるかできないかで変わってくると思うので相手をしっかり見ながら自分たちのベストができるように頑張ります」と闘志を燃やす。

準々決勝に進出した山梨学院の試合日程は7月21日(土)午前8時30分から山日YBS球場で甲府工高と対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.7.18

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