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●『インターハイに懸ける!2018』 第1回
~目指せ!ホッケー初の決勝、ソフト女子ベスト8越え~
~初出場ボクシング・ピン級小林、優勝も夢ではない~

高校生最大のスポーツの祭典「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)『2018彩る感動 東海総体』」が7月26日、三重を中心に東海4県(三重、愛知、静岡、岐阜)を舞台に開幕する。《平成36年までヨットは和歌山権固定開催》。都道府県予選を勝ち抜いた約3万人の高校生アスリートたちが「翔べ誰よりも高く東海の空へ」のスローガンのもと、30競技で日本一を懸けて争う。インターハイは高校野球の「夏の甲子園」に匹敵する高校スポーツの祭典で最大のビッグイベント。この大会に向け、全国の各種目のアスリートたちは、日々の苦しい練習を乗り越え、その成果を最大限にぶつける。山梨県からは29競技、450人(引率者、監督など含まず)の高校生アスリートが夏の猛暑に立ち向かい、全国の精鋭たちに決戦を挑む。山梨学院高校は、全国高校野球山梨大会3連覇の興奮冷めやらぬなか、男子ホッケー部、サッカー部、女子ソフトボール部、テニス部の4団体と陸上・テニス、体操、ボクシングの延べ57人(複数種目出場選手含む)の生徒が出場する。(なお、水泳競技は、7月21~22日の関東大会終了後に出場者が決定する。競技は8月17日~20日)。山梨学院ニュースファイルでは3回に分け、インターハイに懸ける出場選手の意気込みを伝える。第1回目は、ホッケー部男子、ソフトボール部女子、ボクシングを紹介する。

◆ホッケー部男子
ホッケー部男子は、6月の関東大会で10度目のインターハイ出場を決め、決勝は荒天の関係で中止となり関東の強豪栃木・今市高校と優勝を分かち合った。全国チャンピオンカップの優勝や全国高校選抜大会準優勝など、常にトップを狙える位置にいながら、インターハイでは、2度の3位が最高と決勝進出には至っておらず、昨年は1回戦敗退の憂き目を見ている。夏休みに入り連日猛暑日の中、選手たちは最後の仕上げに汗を流す。南アルプス市出身の相原佑吏主将は「1年前、2年前にも実力はあったものの悔しい思いをしました。そんな先輩方の思いを受け継ぎ、今大会では何としても決勝進出を果たしたい」と決意を語った。飯田裕一郎監督は関東大会後に何が足りないか話した。「いざという時にどうにかする力。勇気を持つ人間力を養う」。本来の持ち味、最後まで走り切るハードワークを徹底的に身体に覚え込ませ、勇気を持って縦への突破力の質を上げ、チームの攻撃力を磨く。櫻本大雅副主将は「最近の大会で優勝することができなかったのでその負けを糧にチーム全体で練習の成果を発揮できるように頑張ります」と初の決勝に思いのたけをぶつける。大会は28日開幕、8月1日に決勝。山梨学院の初戦は28日、岐阜県・川崎重工ホッケースタジアムで鳥取県代表の八頭高校と対戦する。

◆ソフトボール部女子
山梨学院高校は、3年生のいない2年生・1年生のチーム編成で山梨県高校総体に優勝、山梨県第一代表として関東大会に臨み、大会では並み居る強豪校と相まみえ、3位に入る健闘を見せた。1週間後に行われたインター予選の決勝で優勝候補の一角、甲斐清和高に快勝、2年ぶり19回目の出場権を獲得した。インターハイではベスト8が最高。若いチームの山梨学院ソフトボール部は、力強さはないものの、まとまりのあるチームプレーが特長。暑さがこもるグランドでの厳しい練習にも笑顔で溌剌したプレーを見せていた。南アルプス市出身の中込向日葵主将は父親の影響でソフトボールを始めたという。「暑さに負けずに、メンタルを強く立ち向かいます。試合までに全体的なレベルアップを図ります」とスイングのスピードアップや内野での連係プレーに打ち込む。投打で活躍を期待される眞篠里音選手は「インターハイでは強豪チームと戦うので自分ができることをしっかりやることに徹底して試合に臨みます。全員で協力して上に行けるように頑張ります」と気を引き締める。投手としては球威のなさを変化球に磨きを掛け、相手の打ち損じを狙う。中込主将は「初戦から物おじせず思い切って挑戦します。順位に関係なく一戦一戦全員で頑張ります」と笑顔で意気込みを語った。ソフトボール女子は三重県熊野市各会場で8月3日から6日の日程で行われる。

◆ボクシング・ピン級 小林優樹(2年) 石和中学校卒
小林がボクシングを始めたのは中学2年の時、テレビで世界バンタム級チャンピオン山中慎介選手の試合を見て、格好良さに憧れた。本格的には山梨学院高に入って始めた。小林は46㎏以下のピン級に所属する。昨年のインターハイには出られず今回の出場が初めて。今年から練習環境を変え、個人的なコーチを付けるなどして、めきめき腕を上げた。5月の山梨県総体ピン級で優勝し、6月に行われた強豪が集まる関東大会では、優勝した選手に1回戦で対戦、「勝ったと思った。負けたとは思っていない」。僅差の判定で敗れた。指導する平井健一さんは「僅差の判定は難しいです。身体能力に優れ、自分が見た中では一番の逸材」と評価する。高校生の試合は、精神力8、技術が2の世界。強い精神力とスタミナが重要となる。小林は「相手のペースに巻き込まれないことスタミナに少し課題があるが、技術的には負けていない。右ストレートと左からのワン・ツーが得意」と自信をみなぎらせる。ボクシングの魅力について、小林優樹選手は「勝った時も負けた時も課題がしっかり見える。練習で克服し試合で成果が出た時に達成感を感じる」と言う。「初めてのインターハイなので楽しみながら結果にこだわりたい。優勝」と力強く語った。近くで見守る平井コーチも「優勝も夢ではない」と期待する。大会は岐阜市・OKBぎふ清流アリーナで8月2日より7日まで行われる。

文(K.F) カメラ(平川大雪 K.F) 2018.7.24

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