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●インターハイに懸ける!2018 第2回
~男女駅伝部飯澤、小笠原高校最後の年に優勝目指す~
~テニス女子団体、過去最高のベスト8以上を狙う~

「平成30年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)『2018彩る感動 東海総体』」が『翔べ誰よりも高く東海の空へ』のスローガンのもと7月26日から8月20日にかけて三重県を中心に東海4県(三重、愛知、静岡、岐阜)を舞台にして開催《平成36年までヨットは和歌山県固定開催》。全国の都道府県予選を勝ち抜いた約3万人の高校生アスリートたちが30競技で日本一を懸けて争う。各種目のアスリートたちは、この大会に向け、日々の苦しい練習を乗り越え、その成果を最大限にぶつける。山梨県からは29競技、450人(引率者、監督など含まず)の高校生アスリートが夏の猛暑に立ち向かい、全国の精鋭たちに決戦を挑む。山梨学院高校は、ホッケー部男子、サッカー部、ソフトボール部女子、テニス部の4団体と陸上・テニス、体操、ボクシングの延べ57人(複数種目出場選手含む)の生徒が出場する。山梨学院ニュースファイルでは3回に分け、インターハイに懸ける出場選手の意気込みを伝える。第2回目は、男女陸上駅伝部、テニス部女子団体、女子テニス個人を紹介する。連日35度を越える猛暑日の中、選手たちは本番の日に照準を合わせ、最後の調整に打ち込む。

◆陸上男子1500m・5000m出場
飯澤千翔(いざわ・かずと 3年 神奈川・伊勢原中学校) 男子陸上駅伝部。
もともと走ることが好きだった飯澤は中学校の陸上部に入り本格に走り始めた。山梨学院入学後、1年生の山梨県総体1500mでいきなり優勝を飾ったが、関東大会では「壁の高さを感じ」予選敗退インターハイ出場はならなかった。その雪辱を胸に臨んだ昨年の関東大会1500mでは3位となり初のインターハイの切符を手にしたものの課題が残り、レース展開の見直しを初め、体力強化を図り臨んだ。レースは、スタートから3、4番あたりで周りをうかがい前に出るタイミングを見計う作戦。残り1周で先頭に出ると一気にスパート。そのまま1位でゴールし優勝。2年連続のインターハイ切符を手に入れた。大会も迫り、最後の調整を続ける飯澤千翔選手は「集中力を高め、ラスト100mでのスパートの切れの強化を磨く」。インターハイでは「1位を狙える力はあると言われているのでベスト記録更新の3分45秒切りで1位を狙う。」と頼もしい。関東大会では、もう1種目の5000mでは、中盤に先頭集団から離されるも、ゴール前最後のコーナーでスパート。4位に入り2つ目のインターハイ出場権を獲得した。飯澤は5000mについて、「外人選手もいて苦しい戦いになるが、しっかり粘って順位と記録にこだわりたい。6位入賞、13分台」と目標を掲げた。
男子1500m予選は8月2日、決勝は8月3日、男子5000m予選は8月3日、決勝は5日に三重県伊勢市・スポーツの森伊勢陸上競技場で行われる。

◆陸上女子3000m出場 
小笠原朱里(おがさわら・しゅり 3年 石川・津幡町立津幡南中) 女子陸上駅伝部。 
中学、高校で数々の輝かしい記録を残してきた小笠原朱里は、高校生最後のインターハイに臨む。今年も県高校総体で1500、3000mの2種目に3連覇達成。インターハイを懸けて臨んだ6月の関東大会の1500mでは奇しくも3年連続出場を絶たれた。レースは、いつもの身体の切れがなく、残り1周の鐘で集団がスパート。小笠原はついていけず7位に沈みこの種目でのインターハイ出場を逃した。翌日行われた3000m決勝では、残り1周でロングスパートを掛け、後続を約30m離し優勝、3連覇を飾り3年連続のインターハイ出場権を獲得した。小笠原朱里選手は「走りを大きくすること。プラス思考で心と頭のコントロールをしっかりする」と練習の課題に挙げる。インターハイでの走りを、「高校最後のインターハイということもあり、悔いのない走りができるように頑張りたい。ラストまで黒人選手に食らいつき強さを見せつけたい」と決意を語った。目標を「8分58秒、優勝。少なくとも日本人1位」と上を見据える。
女子1500mは予選8月2日、決勝は8月3日、三重県伊勢市・スポーツの森伊勢陸上競技場で行われる。

◆テニス女子団体・個人戦
団体戦に出場する肥田唯花(2年)・狐塚理子(3年)・清水瑶(3年)・中込笑愛(1年)・坂本千代里(1年)選手の5人(左から)。山梨学院高テニス部女子は、5月に行われた山梨県高校総体団体戦で6連覇を達成。圧倒的な強さを見せた。個人戦シングルスでは準決勝・決勝を山梨学院同士4人で争い肥田唯花(2年)が優勝、中込笑愛(1年)が準優勝し、インターハイの出場権を獲得。また、個人戦ダブルスでは肥田・中込ペアが先輩の清水瑶・狐塚理子を破りこちらもインターハイ出場を決めた。6月に行われたダブルス1組、シングルス2人の団体戦は、ベスト8にとなりインターハイの出場権を獲得、3種目の出場権を独占した。清水瑶主将(竜王北中)は「高校最後のインターハイとなります。高校3年間個人戦に出場することができなく、この悔しい思いを団体戦にぶつけます。ベスト8を目指します」。狐塚里子選手(韮崎西中)は「今大会は自分の進路にも関り、重要な大会になります。練習の成果が試合でたくさん発揮できるように全力で頑張ります。ベスト4以上」。坂本千代里選手(白根御勅使中)は「選ばれた選手として仲間をサポートしながら自分のできることを精一杯やりきり、みんなで勝利をつかみたい」。団体戦と個人戦ダブルス、シングルスに出場する肥田唯花選手(大阪府松原第三中)は「昨年のインターハイは悔しい思いをしたので昨年の経験と学んだことを活かして一つでも多く勝てるように頑張りたい」。初めてのシングルスについては、「悔いが残らないように思いきり戦います」。中込笑愛選手(玉幡中)は「団体戦では3年生と一緒に戦える最後の試合なので、全力を尽くして一つでも多く勝ちに行きます。個人戦では、1年生なのでチャレンジャーだと思い、気持ちを切らさずに1球1球集中していきたい」とそれぞれ抱負を語った。大会は8月2日から8日まで三重県・四日市各会場で行われ、山梨学院の団体戦の初戦は、佐賀県代表の致遠館高と対戦、初のベスト8以上を目指す。

高校生スポーツは、勝っても負けても力の限りを出しきるひたむきな姿が感動を呼び起こす。敗れて空を見上げ涙する。勝利して喜びを爆発させる。軽く手を挙げ控えめな笑顔を向ける。そこに見るものを引き込むスポーツ特有の美しさを感じる。全国から集まった高校生アスリートたちが重ねた努力の後に、悔いのない無垢な笑顔が清々しく光る。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.7.27

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