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●全国高校総合文化祭「2018信州総文祭」
~もう一つのインターハイ「高校生文化部の祭典」~
~写真部門に鎌田さん。囲碁に2年連続野本さん出場~

第42回全国高等学校総合文化祭「2018信州総文祭」が8月7日から8月11日までの5日間、長野市を中心に長野県17市町で開催される。未来を担う高校生による芸術文化活動の祭典で「文化部のインターハイ」と呼ばれる。総文祭は昭和52年から毎年8月に各都道府県高校生代表により開催され42回目を数える。今年は、「みすずから信濃に若木は競い森を深める山脈渡る風に種子を拡げて」のスローガンの下、芸術文化活動に取り組む全国の高校生約2万人が参加。日頃の活動の成果を発表し、技能を競い、多くの仲間と交流し、創造性に満ちた芸術文化活動を展開する「高校生最大の文化の祭典」。演劇、合唱、郷土芸能、日本音楽、小倉百人一首かるたなど大会規定の19部門と特別支援学校、ボランティア、軽音楽、ダンス、産業(4部門)、人形劇の9部門を加えた28部門の中から山梨学院高は、初めての出場となる写真部門(8月7日~11日、安曇野市)に鎌田乃絵さん(3年)と囲碁部門女子個人(8月7日・8月8日、大町市)に野本千秋さん(2年)が2年連続出場する。

◆《写真部門 出場1人 鎌田乃絵さん(特進コース3年 グローバル系列)》
写真に興味を持つようになったのは高校1年の時、部活動として写真同好会に入ってから。それまでは記念写真を撮る程度だった。同好会に入り、デジタル一眼レフカメラを持ち街に出かけるうちに「その場限りの一瞬を切り取ることが魅力で、その場の風景に居合わせた人物を撮るのが好き(スナップ)」になったと鎌田乃絵さん。山梨学院高写真同好会の部員は20人。全員で活動するのは、学園祭や野球、サッカー応援など学校行事の時だけ。普段は、各部員が好きなジャンルに被写体を決め、年3回行われる審査会に作品を応募して評価を受けることが主な活動となっている。県下の高校写真部の約1500枚の作品が寄せられる審査会に、鎌田さんは高校1年の学園祭のオープニングに大太鼓の上でバチを振る生徒に焦点を当てた作品を応募、入選した。「『太鼓への思い』と題した作品ですが、太鼓にスポットライトが当たり、無我の境地で太鼓を叩く生徒の姿に思わずカメラを向けた」。その作品は、秋の山梨県芸術文化祭でも優秀賞を受賞。それが今年の全国総文祭出場につながった。総文祭では全国の優秀な作品40点が選ばれ表彰される。「自信はないですけど、写真は続けていきます。いろいろな写真に挑戦したい」と目を輝かせる。

◆《囲碁部門個人戦 出場1人 野本千秋さん(特進コース2年 グローバル系列)》
野本さんは、山梨学院高囲碁部の存続の危機を救った。昨年1年生の時、上級生が卒業し、野本さん1人になった部を同級生と部員を勧誘し男女3人ずつ6人の部員を募った。今年は、3人で構成する団体戦に男女で出場し、女子は関東大会まで進んだ。部員が強くなることで部員増を期待する。野本さんは、今年5月に行われた高等学校囲碁選手権大会山梨県女子個人戦で優勝し、昨年に続き、8月7日から11日まで長野県で開催される全国高校総合文化祭囲碁部門個人戦に山梨県代表として2年連続出場する。野本千秋さんは「昨年の総文祭は約50人中の21位でした。初めての全国大会で頭が真っ白になってしまい、まともに考えられないまま終わってしまいました。今回は落ち着いてリベンジしたい」と静かに闘志を燃やす。野本さんが囲碁を本格的に始めたのは小学校4年の時、祖父の影響と漫画「ヒカルの碁」に影響を受けた母親から勧められたと言う。そこから囲碁教室に中学校までは週4日通い腕を磨いた。現在は、勉強などに忙しく週2回、3回のペースに落ちたが、他に部活とインターネットで対局している。2度目の大会に向けて、「昨年は全国大会に2度、関東大会に1回出場しているので、その経験を活かし落ち着いて集中力を途切れさせずに臨みたい。昨年の大会では、5分5分位の勝敗だったので、今年は勝ち越してベスト16には入りたい。また、卒業するまでにはベスト8、ベスト4を狙いたい」と意気込む。囲碁部門は8月7日・8日の2日間、長野県大町市で行われる。

7月26日から、高校スポーツの祭典「全国高校総合体育大会」(インターハイ)も三重県を中心に東海4県で開幕し、第100回全国高校野球選手権記念大会は8月5日から甲子園で行われる。スポーツ、文化・芸能に高校生が主役の熱い夏に注目する。

文・カメラ(K.F) 2018.8.1