山梨学院パブリシティセンター

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●第32回関東大学女子サッカーリーグ1部 開幕
~山学大健闘。強豪早稲田大と引き分け貴重な勝ち点~
~前半先制するも同点に追いつかれ、後半耐え凌ぐ~

第32回関東大学女子サッカーリーグ1部開幕戦が8月26日に各大学グラウンドで行われた。山梨学院大学女子は、昨年の2部リーグ戦で全勝優勝を飾り、創部4年目で悲願の1部昇格を果たし開幕戦を迎えた。試合は早稲田大学東伏見グラウンドで1部リーグの古豪、早稲田大学との対戦になった。昨年度準優勝の早稲田大学は、6度のリーグ戦制覇を誇り、インカレで昨年度3連覇を成し遂げている強豪。試合は前半序盤、山梨学院は緊張からか早稲田に攻め込まれる場面もあったが9分、DF金子ゆい(4年)のFKをゴール前のFW小山由梨奈(3年)が頭で合わせ先制した。その後、一進一退が続いた35分、早稲田の右CKが直接ゴールに決まり同点とされた。後半は早稲田に主導権を握られたが、DF陣の懸命な守備とGKの大城聖奈(2年)の再三にわたる好セーブもあり無得点に抑え1-1の同点で終了。1部昇格初戦で貴重な勝ち点1を挙げ、これからの試合に期待をもたせた。

関東大学女子サッカーリーグは1部から3部まであり、1部は10校(日本体育大、早稲田大、東洋大、帝京平成大、神奈川大、大東文化大、東京国際大、武蔵丘短大、山梨学院大、慶應義塾大=昨年度の順位)から構成され、8月26日の開幕戦から11月11日まで1回総当たりで順位を争う。山梨学院大サッカー部女子は、2014年創部。12人の部員でリーグ3部から始動した。田代久美子監督のもと、1年目で2部に昇格。2年目・3年目と1部昇格に挑戦してきた。創部4年目の昨年は、初戦から9節までの全節に勝利し、2部初優勝を成し遂げ悲願の1部昇格を果たした。

開幕戦は、東京・早稲田大学東伏見グラウンドで1部リーグの強豪、早稲田大学と対戦した。15時から行われた試合は、37℃の炎天下、早稲田大のキックオフで始まった。序盤、早稲田大に続けてゴール前を攻められるも、手堅い守備で凌ぐ。一方、山梨学院は7分、11番FW小山由梨奈(3年 東京・日本女子体育大附属二階堂高)の右サイドからのクロスを7番MF井原美波(4年 千葉・八千代松陰高)がDFを振り切りGKと1対1になる決定機を逸した。山梨学院のボール支配率が高くなった9分、FKを得た22番DF金子ゆい(4年 神奈川・湘南学院高)のゴール前へ上げたボールを小山がヘディングで押し込み先制点を挙げた。中盤になると早稲田の猛攻が続き、35分右CKが直接ゴールに決まり同点にされた。1-1で折り返した後半、早稲田はゴールポストに当たるシュートやロングボールで前線につないで好機をつくる攻撃で主導権を握った。それに対して山梨学院は足を使う守備と暑さで体力を疲弊させられ劣勢に立ったが、DFの懸命な守備や12番GK大城聖奈(2年 沖縄・名護高)の再三の好セーブでピンチをしのぎ、早稲田を無得点に抑えた。山梨学院は1部リーグ初戦を昨年度準優勝の早稲田大と引き分け貴重な勝ち点1を獲得した。

2018年度第32回関東大学サッカー女子リーグ戦1部 開幕戦
山梨学院大学VS早稲田大学 8/26 早稲田大学東伏見グラウンド
山梨学院大 1 前半1-1
後半0-0
1 早稲田大
得点◆山梨学院大:小山由梨奈(前半9分) ◆早稲田大:安部由希子(前半35分)

◆スターティングメンバー
7番MF井原美波(4年) 10番MF岩下胡桃(1年) 11番FW小山由梨奈(3年)
12番GK大城聖奈(1年) 14番DF安東麻耶(4年)  15番DF肝付 萌(3年)
17番DF和田華穂(4年) 22番DF金子ゆい(4年) 27番FW生沼奈央(3年)
35番MF鈴木日奈子(2年) 36番MF長江花音(1年 )  

◆途中交代 
27番MF生沼→8番FW吉間かれん(1年) 15番FW肝付→4番FW濱名花子(1年) 
10番MF岩下→24番MF水野あやめ(2年)

試合後、田代久美子監督は「うちはチャレンジャーなのでプレッシャーは感じてなかったです。自分たちがやれることを精一杯やろうと送り出しました。早い時間に点を取れたことが良かったなと思います。その後の戦いぶりは、相手に動かされこの暑さの中で体力を消耗し、トータル90分を見たら苦しかったなと感じます。そこが課題です」と振り返った。これからの展望について、「開幕の4試合が上位と当たるので、目標としてはこの4試合で勝ち点4を積み上げられるか。今日手堅く勝ち点1を取ることができたので合格点です」と話した。ゲームキャプテンとして皆を鼓舞してきた井原美波選手は「1部でできることで不安よりワクワク感が大きかったです。相手は上手いことは分かっているので思いきりやるだけでした。試合の入り方が良く、先制点を取れたことが大きかったです」と開幕戦に及第点をつけた。さらに「今日みたいな試合が続けられたら結果はついてくると思うので、どんな相手にも自分たちらしいプレーができたらいいなと思います」と前を向いた。先制点を挙げた小山由梨奈選手は「早稲田は強いし、優勝候補だと聞いていたので自分たちのペースではできないだろうと思っていました。自分のミスも多く、皆に助けられた部分もたくさんありました。点が欲しい時に慌てて蹴ってしまうことが多いので次の試合では後ろにつなげて展開ができたらいいなと思います」と反省した。「初の1部で戦って戸惑うこともありましたけど、挑戦者として頑張ります。手応えは感じました」と好感触を口にした。再三の好セーブでチームに貢献した大城聖奈選手は「今年の5月ぐらいからスタメンで起用されるようになり、初めて上のレベルで戦うこともあって、緊張するかなと思っていたんですけど、さほど緊張しませんでした。自分の長所の背後のスペースのケアが思い切ってできたので初戦のプレーとしては良かったです」と大舞台にも落ち着いていた。「初戦に勝ち点を取れたことに大きい意味があるので良い雰囲気でいい流れでこのまま行けると思うので次の試合も最低でも勝ち点1を目指していきたい」と意気込む。

山梨学院の第2節の試合は9月1日(土)、昨年度の優勝校で18回の優勝を誇る日本体育大学と神奈川・ノジマフットボールパークで対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.8.27     

 

| アルバム1 | アルバム2 |