山梨学院パブリシティセンター

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●2018関東女子大学ゴルフ秋季Bブロック対抗戦
~山学大3位と健闘するも、上位の壁立ちはだかる~
~若いチームにAブロック参入の手応え感じる~

「関東女子大学ゴルフ秋季Bブロック(2部リーグ)対抗戦」が9月5日・6日の両日、埼玉県本庄市・こだまゴルフクラブで行われた。山梨学院大学ゴルフ部女子は強化育成クラブに昇格した2015年の「関東大学チャレンジカップ」初参戦優勝から2016年の「秋季ブロック対抗戦」にわずか2年でBブロックに順調に昇格したものの、その後今年の春季Bブロック対抗戦まで4季連続でBブロックの壁を破れずにいる。今季の出場選手は、山崎虹歩(4年)と千葉雪乃、原芽ぐみ、荻野晴海の2年生トリオの4人。4人出場中3人のトータルで順位を決める対抗戦1日目は、山崎がリードオフマンとして最初に登場するも、調子が上がらず、3番手の原とともにスコアメイクができなかった。それでも荻野と千葉が手堅いプレーでスコアをまとめ3位の駒澤大に1打差の4位につけた。2日目、山崎と原は安定したドライバーの上に悪かったセカンドやアプローチを修正、1日目の雪辱を果たした。また、荻野と千葉は、それぞれに課題を挙げながらも持ち味を発揮、特に千葉はただ一人、アンダースコアを記録しチームに貢献した。スコアは1位の専修大、2位の早稲田大の壁が立ちはだかるも、駒澤大には7打差をつけ逆転、3位となった。

山梨学院大ゴルフ部は、2007年度準強化育成クラブとして発足、2015年4月に強化育成クラブに昇格した。部員は年々増え、現在、男子40人、女子5人の計45人になった。部員は主に大学の練習施設と中澤プロ企画甲府ゴルフセンターで練習している。関東大学女子ブロック対抗戦はAからDブロックまであり、AからCは6大学、Dブロックは8大学で構成され、Aは各日5人が出場、上位4人の合計ストローク数により順位を決定。以下B・Cは4人の出場で3人の合計ストローク数、Dは3人が出場、上位2人の合計ストローク数と規定されている。それぞれのブロックの1位が昇格、6位が降格する。山梨学院女子は、強化育成クラブに昇格した2015年の「関東大学チャレンジカップ」初参戦優勝。続いて2016年の「春季Cブロック対抗戦」で優勝。わずか2年でBブロックに順調に昇格したものの、その後、現在女子部員は5人という層の薄さから、今年の春季Bブロック対抗戦まで4季連続でBブロックの壁を破れず足踏みしている。

今年の春季Bブロック対抗戦で5位と下位に低迷した山梨学院女子は、Aブロック昇格を目指して山崎虹歩(4年 新潟・開志学園高)と荻野晴海(2年 山梨学院高)、原芽ぐみ(2年 長野・松商学園高)、千葉雪乃(2年 山梨学院高)の2年生トリオで臨んだ。

大会2日目は、持ち前の明るさで後輩を引っ張るリードオフマンの山崎虹歩は、昨日の不調を修正した。ドライバーショットの調子も良く、前半ハーフを+3で上がる。「終わりの2ホールが攻めきれず悔しい」と話した。河合譲監督は「上がりの2,3ホールをきっちりまとめるのが大事」と手厳しい。後半は、若干のミスはあったものの、上りのホールもパーで決め、前半から1打縮めた。2番手の荻野晴海は、1日目の前後半ともに+1で安定したプレーをするもここまで+2とまずまずのスコアで2日目、前半最終ホールに捕まった。1打目を右に外し池に落とした。ここをWボギーとし、スコアを落とした。後半は、バーディーを取るなど安定したプレーで+1でまとめた。続く、3番手の原芽ぐみは、1日目の調子が嘘のように、ドライバーショット、セカンドショットが良さがパーにつながり+3でホールアウトした。4人目の千葉雪乃は、1日目に+2の74とまずまずのストロークでまとめチームの核となった。2日目、前半1打目、課題の方向性の不正確さから左にずれるも難なくパーでまとめ、その後のホールでも落ち着いたプレーを見せパーでまとめた。後半最終ホール、フェアウエーからの2打目をカップから1mのバーディーチャンスに落とすも3打目をわずかに外し、惜しいパーにした。それでも2日目は山学唯一のアンダーパーとし、2日間を通じてスコア争いに貢献した。

◆《山梨学院大成績結果:Bブロック3位》 埼玉県本庄市・こだまゴルフクラブ

選手名 第1日(9月5日) 第2日(9月6日)

GRAND
TOTAL

  OUT IN TOTAL OUT IN TOTAL 第1日 第2日
山崎虹歩 ④ 41 42 83 38 39 77 234 223
萩野晴海 1 38 39 77 37 40 ※77 457
原芽ぐみ 1 42 42 ※84 38 37 75
千葉雪乃 1 37 37 74 35 36 71

 
※は参考記録 ○囲みは学年  INコース*パー36、OUTコース*パー36 

総合成績は、優勝:専修大学1日目216・2日目219=トータル435、準優勝:早稲田大学1日目222・2日目221=トータル443、3位:山梨学院大学:1日目234・2日目223=トータル464、4位:駒澤大学1日目233・2日目231=トータル464、5位:学習院大学1日目240・2日目243=トータル483、6位:中央学院大学=棄権と続いた。この結果により専修大学はAブロックに昇格。中央学院大学はCブロックに降格。

試合後、河合譲ゴルフ部監督は「1日目は二人が崩れてどうなるかなと思いましたが、今日は4人ともそれなりに上げてきてくれてほっとしています。今、世代交代で来年は新しい選手も2人入ってきますのでその子たちがどの位機能してくれるかですが、少なくてもレベルアップは期待できます。来年の春はAに向けて十分に戦えると思います」と来季に期待する。最後の関東ブロック対抗戦となった4年生の山﨑虹歩選手は「昨日は何をやってもうまくいかなく耐えるゴルフだったんですけど耐えきれなくてスコアを落としました。今日は、後半にダボが一つあったんですけどそれ以外はパーをキープし、ドライバーキープ率も高かったですし、昨日が悪かったので今日は割と上出来かなと思っています。良い引退を迎えることができます。来年は部員も増えますし、メンバー争いもありますので危機感を持ってAに上がって欲しい」と後輩に後を託した。荻野晴海選手は「今日前半は、ティーショットは狭いホールで緊張してしまってダボに繋がってしまったのですけど、後半は、真ん中しか見ずに思い切ってドライバーを振り切っていきました。2日間ネガティブにならずに考えることができて、昨年とは変わったなと思います。春はAに行けるようにさらに練習量を増やしていきたい」と振り返った。3番手の原芽ぐみ選手は「昨日は、ティーショット以外はすべてに悪くスコアをまとめられませんでしたが、今日は引き続きティーも良く、セカンドも乗り、パーも危なげなくたくさん拾えてまとまりました。2日間安定してイーブンで回れるようにアプローチが上手くなれたら良いかな」と最後は課題を挙げた。2日目、唯一アンダーパーで回った千葉雪乃選手は2日間を通じて、「あまり良くなかったです。昨日はパターが良くて、今日はショットが悪くてと噛み合わなくて。ラッキーなプレーもいくつかあって助けられました。ティーの方向性を修正しなくては」と反省した。Aに昇格するには「『もったいない』が多く、これをなくせばかなりいいところへ行けると思います。ひとり一人思うところはあると思うので」と飛躍を誓う。伸び盛りの2年生3人、今年有望な1年生一人が加入。さらに来年度は二人の1年生が加わり、若いチーム6人でAブロック昇格を狙う。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.9.6

 

| アルバム山崎選手 | アルバム千葉選手 | アルバム原選手 | アルバム荻野選手 |